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気づくと窓の外が暗くなっており、寝食を忘れていました

  追記:平成27年2015年司法試験合格者の齋藤健博さんです


  第53期(10/9/25~12/4)文演アンケートです。

 Tさんは、2010年、
中大ローと早大ローに合格
しました。

 しかし、2つのローの入学資格を放棄し、国立大ローを受験。結果は、東北大ロー補欠合格はありましたが、残念なものでした。




        Tさんの文演アンケート




  Q.1 当講座をどんな目的で受講しましたか?
  A.1 文章演習講座を受講する目的は、司法試験の論文試験に合格するためです。
 
法科大学院入試や司法試験には必ず論文試験が課されます。ボールペンによる記載が要求されるので、本文の訂正をすると解答用紙が汚くなります。もちろんこれをワープロで訂正することもできなければ、下書きをすることもできません。
 
私の論文は他の受験生より訂正が多くありました。訂正をすると、字がにじみ解読が困難なので正確な知識を書いても点数がもらえないことがあります。見栄えが悪く採点者にストレスをも与えます。公認会計士試験合格者の冨田さんも、具体的数値を用いた上で同様のことを述べておられます。
 
文章作法を身につけることが不可欠であるにも関わらず、どうしたらいいのかわからない。答案を他の受験生に読んでもらっても、受験生は法律知識の評価をすることしかできないので解決できません。闇雲に答案を書き続ける状況が続いている状況から脱却したい、との一心で文演を受講しました。


 
   Q.2 「文演」を受講して文章への印象で変わったことがありますか?
   A.2 文章を書くことは、個人の生き方が反映されると感じます。文章を読むことも、個人の生き方が反映されると感じます。
このように文章への印象が変わり、これまで自分が書いてきた文章を見るのが恐くなりました。ブログに、受講生のIさんも同じことを考えるようになったことを意味する記載があります。
 文演の授業で、
私は、ある作品の文章が正確かつ読みやすい文章だと考えていました。一文を短く区切り、接続詞で繋いでいくことで流れを持たせれば読み手に配慮することになるからです。事実、司法試験の世界ではこのような文章が目につきます。
 
しかし、松田先生は一蹴しました。私はその作品はわかりやすいな、と思っていた矢先だったので驚きました。改善点の指摘が納得させるもので、なおさらのことでした。
 思えば、文演中は無意識的にうなずいたり、なるほど、と独り言をいうことが多かったと思います。
 
これ以降、短文で構成されていることが多いメールのやりとりでも、要点だけをしっかりと伝えるようになりました。


 
   Q.3 宿題の「要約」はどうでしたか?
 A.3-1 「授業前」 宿題はもっと多くてもいいのではないか、と考えていました。やる気のある受講生ばかりである以上なおさらです。このような結論は、浅はかであることがすぐにわかりました。
 
普段私は、朝の5時からクリエイトの最終回に出席するまでが勉強時間です。宿題を始めた日は平素どおり5時に要約作成にあたりました。11月初旬で、外は暗い状態です。午前中には終わるだろう、という気持ちでした。
 気づくと窓の外が暗くなっており、寝食を忘れていました。
 

 A.3-2 「授業後」 
受講生の提出した要約すべてに個性がありました。同じ課題文に向き合っていても、それぞれ個性が強烈にでる印象を受けました。個性を払拭し、情報をつめこむことに終始していた私の要約は、読み手を配慮した文章といえないものでした。
 
松田先生は「●●●●●●●●●●●●●●●●」と眼をみてはっきりおっしゃいました。
 
作成時、忘れていたのはこのような考え方です。熱中すると、大きな目的から離れて独善化してしまうという教訓を得ました。今後の生き方に影響すると思います。



  
Q.4 全体的な感想をお聞かせください。
 A.4 いざ始まってみると教室の雰囲気がよく、居心地がいい空間でした。
 
文演申込時に、桑田先生から「元を取ってくださいね」と言われたことを覚えています。私は初回の授業で元を取ったと感じました。食事代を切り詰めて参加した甲斐があった、と実感できる講座は珍しいです。
 
ブログで紹介されているような意識の高い人と机を並べることができることも魅力的です。受講生のKさんは、新品のノートを持参して、松田先生の一言一句を記録していました。このような姿は大学でも稀です。Yさんは、初回の授業から声をかけてくださいました。とても丁寧で、人見知りの私は上手な返答ができずにいました。公務員の方と聞いて、妙に納得できました。Yさんはイメージ記憶が自分より倍もできるので、羨望の眼差しで見ていると、「シートの記録はTさんにかなわないですよ」などと言ってくれました。速読で顔を合わせてはいるものの、環境や境遇が違う方と意見交換するのは初めてで刺激を受けました。
 
それでも開講まで、クリエイトには優秀な人が多いので不安でした。
 
同時に、文章の勉強すらしたことのない人間がついていけるか不安でした。『文章作法入門』『文章読本』等を読んでも、予習にさえなりませんでした。ブログで、受講生の発言が活発であることを知っていたのでなおさらです。
 
教室では自然と他に気を配った上、高度な議論ができます。
 
二十歳のころ』では「他者を批判しない」と東大生がとりきめていました。しかし現実、議論にあたってこれが実現できるケースは稀だと思います。
 
文演ではこれがあたりまえに実行されていることに魅力を感じる反面、不思議でした。
 
今は、クリエイトは消費者に媚びることがないので生徒が信頼しているからかな、と思います。
 
試験等を受験する目的がなくとも文演を受講していたと思います、というのが「全体的な感想」への端的な回答だと今なら思います。

     「クリエイトは消費者に媚びることがないは、よくわかりませんが、腰低くはなりました。

  むかしは、たまにバトルしていました。

   血の気、多かったです。いまは、とてもとてもそんな元気ありません。気軽に言い合える、いい時代だったのかもしれません。



  
Tさんは、法律を基礎・基本から勉強しなおそうと母校慶大法学部3年に学士入学しました。

  3・4年遠回りするという Tさんの決断には驚きました。

   親御さんからの援助があるわけでなく、自活しての「学問」です。

  

   第53期文演受講のみなさん、これからもクリエイトをどうぞよろしくお願いいたします  
 





            ※クリエイト速読スクールHP            

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