教室のこと・速読のこと・受講生のスコア・SEG講習生のスコア等々について書いています。
クリエイト速読スクールブログ
本を読んでいる実感が欲しかった
追記:平成27年(2015年)司法試験合格者の齋藤健博さんです。
Tさんは、2月16日(火)に体験レッスンを受け、2日後のきのう、木曜3限に入会した大学生です。
体験レッスン受講理由欄には、「本を読んでいる実感が欲しかった。資格試験受験のため」と記入しています。
「Tさんの体験レッスンの主なスコア10/2/16」 たてサッケイド15 数字ランダム17・16 漢数字一行〇→90、三→85、一→90 たて一行ユニット34・29 スピードチェック30(1分)28(1分)ロジカルテストAタイプ12/12(3分)11/12(3分)イメージ記憶12/40(2分)、16/40(2分)初速900字/分
「Tさんの体験レッスンアンケート10/2/18」継続したいと感じた。とくに、集中力を養うには最適だと考えました。また、資格試験勉強に多少の行き詰まりを感じたところだったからです。(20代、男性、慶大総合政策)
Tさんは、この秋、法科大学院を受験します。
入会手続きの後、「いくつか質問したいことがあるんですが……」と、Tさんはスタッフに話しかけてきました。
こちらが、そばにいましたので、『なんでしょうか?』とTさんの話を聴きました。
「入会はしたんですが、不安なんです。本当に入ってよかったと思えるようになるんでしょうか。いままで、速読の本をけっこう読んだんですが別に速くなりはしませんでした。ここで続けるとなんで速くなるのかもまだわからないですし。……いままで、遊ぶということなら誰にも負けないくらい遊びました。これからは、ちょっと勉強に専念したいと思っています。しばらく続けて、成果があがらなければ、頭を剃るつもりでいます」
Tさんとのやり取りで、Tさん発言を要約すると以上のようなものになります。
「体験」のとき、Tさんは、サッケイドなどは気乗り薄な態度で、中盤に入ったら俄然ヤル気になっていったと講師から報告を受けていました。
最初は、なーんだ!? どこにでもある速読じゃないかと感じたのかもしれません。そういうものを、周りの生徒さんたちが素直に受け入れていることへの反発も多少あったかもしれません。しかし、中盤に入った途端、いまのTさんの頭脳ではまったく歯が立たないものが現れ、面くらいながらも、ツイ真剣に向かっていったというところだと想像します。
『ロジカルテスト頑張ってくださいね。イメージ記憶、悪くはないけど普通です。いちばん大変ですけど、ここをよくしていかないと試験関係は大変です。ただ、それらをよくしていくには、カウント呼吸法からたて一行までの序盤です。手を抜かないでくださいねー』
こちらが話したのは、このブログで、3年半書き続けてきたことの繰り返しでした。プラス、講師の活用の仕方です。
Tさんには、その前のコマの2限に入会した東大生の体験レッスンのスコアと、レッスン0のスコアを見てもらいました(当然、「氏名隠し」です)。
「Nさんの体験レッスンの主なスコア10/2/07」 たてサッケイド15 数字ランダム20、19 漢数字一行〇→170、三→121、一→101 たて一行ユニット38、35 スピードチェック33(1分)、35(1分)ロジカルテストAタイプ17/20(3分)16/16(3分)イメージ記憶29/40(2分)、40/40(2分)初速837字/分
「Nさんの体験レッスンアンケート10/2/18」頭をフルに使って、疲れた。色々なトレーニング法があって面白いと思った。自分の視野の狭いことを実感した。
「Nさんのレッスン0の主なスコア10/2/18」 たてサッケイド18 数字ランダム17・16 漢数字一行四→123、一→100、九→83 たて一行ユニット42・42 スピードチェック39(1分)40(55秒)ロジカルテストAタイプ24/24(3分)26/26(3分)イメージ記憶23/40(1分30秒)、38/40(1分30秒)速読読みきり1,636字/分
勉強に慣れている人は、最初からこんなに高いスコアをたたき出します
それでも、東大文Ⅰ生Nさんは「本を読むのが遅くて困っている」と、体験アンケートに書いています。周囲がどれほど高い能力を持っているかを想像させます。
「直近」の記録カードを見てもらって、こんな人たちと競争しなければならないんですよと、多少なりともイメージしてもらえればということだったのですが、役に立ってくれるといいのですが。
Tさんは、きょう4時30分からもきていました。
「遊ぶのは誰にも負けないぐらい遊んできましたから言っちゃいけないんですけど、周りに負けるのは悔しいです」
第1回目のレッスンを受けて、教室を出ていきました。
「悔しい」気持ちをいい方向に向ければ、Tさんは、これからスクスクと伸びていくはずです。「悔しい」は、SEG生によく出てくるワードです。
「きのう帰った後、ブログ読みました。久しぶりにインターネット使いました。自分もブログ書きたくなってきました」とも、言ってました。
斜に構えた人から前向きな人に、自分をよりよく変身させようとしているのが何よりであります。
「本を読んでいる実感が欲しかった」とは、試験勉強の教科書・参考書以外に読んでいないということのようです。手を広げたとしても、試験勉強のハウツー本まで。
読書らしい読書をしていないことに危機感を抱いているから、こちらの話がスルスルと入っていったのかもしれません。
それにしても「本を読んでいる実感が欲しかった」は、Tさんの現状をひと言で表した名台詞です。 真
・Tさんのその後は、こちらから読むことができます。
・2011-04-22「気づくと窓の外が暗くなっており、寝食を忘れていました」の文演アンケートもあります。
※クリエイト速読スクールHP
« 『試験に受か... | SEG’10春期... » |
なっていく姿がいいですね。
それにしても強烈なのはNさんです。
体験レッスンでイメージ記憶パーフェクトなんて。
こちらはパーフェクト達成したことがありません。
情けないものです。
今夜はこのへんで。おやすみなさい。
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