みらいのダ・ヴィンチたちへ

できるかできないか。そんなことは明日に任せて、今このときを一所懸命に「ぼく・わたしは考えたよ。描いたよ。作ったよ。」

新しいスケッチブックだ!うれしいな。

2017年08月30日 21時03分17秒 | 日記

熊野厳蔵くんのスケッチブックが二冊目に新しくなりました。初代と同じ紙質のものが廃番になってしまい、少しだけ平滑に、白色度もありますが、この特異なサイズ(黄金比)がお気に入りなのです。でも店頭では人気がないらしく廃番も遠くないとか。厳蔵くんはそれを見開き(2ページ分68×20cmで描いています。もうこのサイズ比から一生逃げられなくなっています。教室のみんなも「丸い画用紙」を使って天井画を描いたことがありますね。意外と楽しかったでしょ?それと同じでワクワクします。

この夏、毎週日曜日に一枚のペースでスケッチしました。雨の中、蚊の中、おかげで日焼けもしました。そんな中で気づいたことがありました。スケッチは絵になる風景を探してはダメ、構えてもダメ。ゆるい視線でピクッときたら、そこが最高のフレームになると。構図がどうのこうのとか難しいことを考えたりしないこと。そんなのはカメラのする仕事で、スケッチはもっと自由なんだということを楽しまなくっちゃ。だから紙に収まり切れなければ建物だって省略、イラナイ物は樹影で隠します。大きさを間違えても気にしない。だれも文句は言えないから、安心してピクッとした風景にしてしまいましょう。

「厳蔵くんは着色をしないのですか?」本当のことを言います。「苦手なんです~っ。」そんなことでは子どもたちに笑われ軽蔑されてしまいます。そこで一念発起しました!9月から色付きに挑戦します。20色の水性ボールペンを用意しました。これまでの黒い線が色に変わることをイメージすると、少し不安になります。そうなったときは子どもたちの顔を思い浮かべるようにして払いのけることにします。「厳蔵くん、たいしたことないなぁ~」そういわれないように。

教室の皆さんも新しいスケッチブックを手にすることが小さな喜びになることを厳蔵くんになり替わって願うばかりです。


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