パラダイムシフト(paradigm shift)とは、その時代や分野において当然のことと考えられていた認識や思想、社会全体の価値観などが革命的にもしくは劇的に変化することを言う。パラダイムチェンジとも言う。(Wikipediaより)
さて、自分の“カップ焼きそば”界のパラダイムには、長らく、『ぺヤングソースやきそば』が君臨しており、その存在は、UFOが来ようが何が来ようが揺らぐ事なく確立していたものの、『俺の塩』に出会って以来は、完全にそちらへシフトして現在に至っています。(ちなみにぺヤングは、関東以外のシェアはかなり低いようなので、ご存知無いかもしれませんが)
俺の塩と自分との出会いは、LA駐在から帰国した後の2002~3年頃になります。茹で時間90秒(現在は60秒まで短縮)という短さが特徴の、細めで歯応えのある麺と、ホタテの風味が効いた爽快な塩味には、例えるなら、太めの縮れ麺に醤油か味噌、ときどき塩の3種類がラーメンの常識と思って育った人間が、博多で初めて、硬めの極細ストレート麺に濃厚な豚骨スープという、異次元の食べ物に出会ったときのような衝撃を受けたものでした。
そしてこの度、その俺の塩の“復刻版”なるものを店頭で見つけ、早速購入して見ました。
実は、俺の塩はいまから15年前の1997年に発売され、今回の復刻版は、そのときの味を再現したとのことです。残念ながら自分は、その年にLAに赴任したため、この初代には出会うことなく、その5年後に改良版に出会うことになるのですが…。
で、その復刻版ですが、茹で時間は普通のカップ焼きそば同様3分、麺は普通よりやや細めであるものの、歯応えにしても塩味にしても、全てが中途半端に感じられるものでした。まあ、俺の塩らしさが無い訳ではありませんが、初代を知らない(特段思い入れの無い)人間にとっては、残念ながら前述した通りの感想となってしまいそうです。
例えるなら、ものすごい衝撃を受けた最初の映画【スターウォーズ】が、実は第4話だと知らせれて、後から前半を見せられても、最初程の衝撃は無いのと似ているかもしれません(が、かなり違うような気もしますね)
さて、復刻版のお味はともかく、それまでベストと思っていたものが、別次元のものへ置き換えられる事は間々あることで、このブログでも、過去に似たような話を何回かしています。
先日、映画【アーティスト】を観てきましたが、これも同様の話でした。(カップ焼きそばと同列に見るな的なご意見もあるでしょうが…)
これは他人事ではありません、いや、いままで話してきたような、自社で開発している商品の市場性の話で無く、雇われデザイナーとしての自分の立場においても、クリエイションにおける世代交代の波には逆らえないという点で、自分の行末を判断する必要に迫られている厳しい現実と、見事にオーバーラップしています。まあ、流されるまま(会社の方針に沿うこと)でも問題は無いのですがね(苦笑)
こうなると、ぺヤングの行末が非常に気がかりです、何かリベンジを仕掛けてくるのか来ないのか? 何十年もソース一筋でやって来た自信や誇りを捨てて、カップ焼きそば界に新たなパラダイムを築くことは出来るのか(余計なお世話)
あ~、自分にも、ジョージの為にミュージカルという新しいパラダイムを持ちこんでくれた、ペピーのような娘が現れないかしら・・・(最後は他人任せ)
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さて、自分の“カップ焼きそば”界のパラダイムには、長らく、『ぺヤングソースやきそば』が君臨しており、その存在は、UFOが来ようが何が来ようが揺らぐ事なく確立していたものの、『俺の塩』に出会って以来は、完全にそちらへシフトして現在に至っています。(ちなみにぺヤングは、関東以外のシェアはかなり低いようなので、ご存知無いかもしれませんが)
俺の塩と自分との出会いは、LA駐在から帰国した後の2002~3年頃になります。茹で時間90秒(現在は60秒まで短縮)という短さが特徴の、細めで歯応えのある麺と、ホタテの風味が効いた爽快な塩味には、例えるなら、太めの縮れ麺に醤油か味噌、ときどき塩の3種類がラーメンの常識と思って育った人間が、博多で初めて、硬めの極細ストレート麺に濃厚な豚骨スープという、異次元の食べ物に出会ったときのような衝撃を受けたものでした。
そしてこの度、その俺の塩の“復刻版”なるものを店頭で見つけ、早速購入して見ました。
実は、俺の塩はいまから15年前の1997年に発売され、今回の復刻版は、そのときの味を再現したとのことです。残念ながら自分は、その年にLAに赴任したため、この初代には出会うことなく、その5年後に改良版に出会うことになるのですが…。
で、その復刻版ですが、茹で時間は普通のカップ焼きそば同様3分、麺は普通よりやや細めであるものの、歯応えにしても塩味にしても、全てが中途半端に感じられるものでした。まあ、俺の塩らしさが無い訳ではありませんが、初代を知らない(特段思い入れの無い)人間にとっては、残念ながら前述した通りの感想となってしまいそうです。
例えるなら、ものすごい衝撃を受けた最初の映画【スターウォーズ】が、実は第4話だと知らせれて、後から前半を見せられても、最初程の衝撃は無いのと似ているかもしれません(が、かなり違うような気もしますね)
さて、復刻版のお味はともかく、それまでベストと思っていたものが、別次元のものへ置き換えられる事は間々あることで、このブログでも、過去に似たような話を何回かしています。
先日、映画【アーティスト】を観てきましたが、これも同様の話でした。(カップ焼きそばと同列に見るな的なご意見もあるでしょうが…)
これは他人事ではありません、いや、いままで話してきたような、自社で開発している商品の市場性の話で無く、雇われデザイナーとしての自分の立場においても、クリエイションにおける世代交代の波には逆らえないという点で、自分の行末を判断する必要に迫られている厳しい現実と、見事にオーバーラップしています。まあ、流されるまま(会社の方針に沿うこと)でも問題は無いのですがね(苦笑)
こうなると、ぺヤングの行末が非常に気がかりです、何かリベンジを仕掛けてくるのか来ないのか? 何十年もソース一筋でやって来た自信や誇りを捨てて、カップ焼きそば界に新たなパラダイムを築くことは出来るのか(余計なお世話)
あ~、自分にも、ジョージの為にミュージカルという新しいパラダイムを持ちこんでくれた、ペピーのような娘が現れないかしら・・・(最後は他人任せ)
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