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思索 電子回路 論評等 byホロン commux@mail.goo.ne.jp

オペアンプ入門④反転増幅回路と応用

2010-02-01 21:53:06 | 電子回路
今度は目標値を0Vに固定して、5kΩの片端からSin波電圧を入力してみます。出力は瞬時に反応し、-入力端が常時0Vを保つように制御電圧を出力します。入力が1Vの時は出力は-2V、入力が0Vの時は出力は0V、入力が-1Vの時は出力は2V、結果として図に見るような出力電圧となります。

入力に対して出力の正負が反転するので、これを反転増幅回路といいます。ゲインは、5kΩをR1、10kΩをR2とすると、ゲイン=-R2 / R1となります。この辺りももう楽勝ですね。
(^^)

[オペアンプ回路の応用]

【加算回路】
入力抵抗を3個付けて、それぞれ図のような電圧を入力しました。さて出力は何Vになるでしょう。結果として、出力は-6Vとなります(正負が反転していることに注!)。何故そうなるかは、順を追って考えて見てください。皆さんにはもう解けるはずです。各入力電圧の加算値が出力されるので、この回路を加算回路といいます。

【引算回路】(差動増幅回路)
この回路は+入力の電圧から-入力の電圧を引き算した結果が出力されます。よって出力電圧は2Vになります。何故そうなるかは、これも順を追って考えて見てください。まず、目標値(+入力端の電圧)が何Vなのかを求めることから始めます。この回路を引算回路、一般的には差動増幅回路といいます。

関連記事:
オペアンプ入門⑤応用2 2010-02-04
オペアンプ入門③非反転増幅回路 2010-01-27

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