文明ロード

開店までの生々しい道のり

Vol.28「少人数で戦う術」

2007年07月03日 | Weblog
 個人経営は、中小企業どころじゃなく、超少人数体制である。
少数派には少数派なりのふさわしい経営方法というものがある。
とても有名な話として、「ランチェスター戦略」というものがある。
もともとは「人数が多いほうが絶対に有利」という発想のことなのだが、
それが転じて、今度は逆に「小が大を打ち負かす方法」みたいなことで、
世のビジネス指南書には出てくる。
 この考えを俺なりに、自分の言葉で述べてみると、 
個人が複数相手に戦わないといけない時、
「戦い」と今言ったけど、本当に言葉どおりに、
「喧嘩」(しかも肉弾戦ね)とかをイメージするといいだろう。
10人の相手と喧嘩しないといけない場合、どういう行動に出るか?

 理想的なのは、一人しか通れない狭さの階段にのぼり、
敵を迎え撃つ。相手は縦に10人。
常に一対一、サシ、対マン(笑)、それでいてその対マンを10回繰り返す。
階段の上っていうのはある意味マウントポジション(まさに)、
個対個ならこっちの戦力が上回るわけだから、
確かに体力的に疲れるし、生易しいもんでもなかろう、
でもこの手法なら勝機は見出せる。

 と、俺なりのランチェスター戦略とはこのようなふうに理解しているが、
なんだか昔のツッパリ学園喧嘩系の漫画みたいな話になってきた・・・。

 何が言いたいかっていうと、
弱小、個人経営の飲食店が心がけないといけないことは、
「狭い階段」を舞台に戦うこと。
つまり商品・メニューをとことん絞り込み、
ターゲットも絞り、
そもそも有利な状況、「階段の上」にいること。
つまり得意分野で勝負すること。
これに尽きる。