文明ロード

開店までの生々しい道のり

Vol.29 「他人の言うことを聴かない努力」

2007年07月04日 | Weblog
前回述べたランチェスター戦略を忘れずに、
我が珈琲文明も珈琲に的を絞って、経営していこうと思う。
今、忘れずに、と言ったが、
いろいろと不安にもなってくるもので、
しかもこういう、不安な状況下になると、
この手法がよくないのではないか?とか、
やはりメニューを増やしたほうが・・・とか、
まさに真逆の発想の誘惑が起こることがある。

 最も厄介なのが、他者からのアドヴァイス。
今どきのカフェならやっぱりフードを充実させなきゃ。
値段をもう少し下げたほうがいいのでは?
モーニングサービスやったほうがいいんじゃない?
主役を珈琲に絞った営業でいこう!と決めたにもかかわらず、
でも必ず浮上するであろう意見、アドヴァイス。

 言ってくる人は、もちろん悪意などなく、
心底、良かれと思って助言してくる。
 
 でも、その店のトータルコンセプトや、戦略、理念、武器、奥義(?)、
本当の意味での弱点、等・・・
これらを部分的にではなく、全体として把握しているのは、
誰が何と言おうが、絶対にその店のオーナーである。

 語弊を承知で言うと、とにかく自分が思い描く重要コンセプトが
変わってしまうような助言や提案は、
歯を食いしばって、受け入れを阻止する必要があると思う。

 そもそもコンセプトそのものに不安になったときに、
相手に意見を求めてはいけない、と思う。
相手は全体を見てるわけではないわけで、
でもそれなりにその店のことを真剣に考えて、意見を言ってくれる。
こういうときの意見っていうのは、
結局、たいがいはコンセプトと真逆方向の意見が浮上することになる。
 これはその意見を言ってくれた人には全く責任はなく、
もちろん感謝はしなければならない。
問題は、そういう意見を乞うことにしたオーナーに責任があるってこと。

 サラリーマン時代(塾時代)、各教室長たちが集まって、
頻繁に会議があった。特に何も無いときにもスケジュールとして会議はあった。
特に繁忙期でもない、比較的余裕がある時期の会議で、
差し迫った案件もない中、
「生徒が来るのを講師は玄関で待ってて、迎えてあげて、
座席まで誘導してあげる」という提案が出た。
素晴らしい、これぞホスピタリティーだ、とかになって、
この案が決定になったことがある。
 俺は自分の教室をかんがみ、通年で?どんな繁忙期も?
遅刻者の存在は?、などなど、複眼的に見るといつかは破綻する企画だと思ったため、
自分の教室では導入しなかった。
ここで迷いが生じ、講師たちに相談をもちかけたりしたら、
我が教室の講師たちはみんな人がいいもんだから、
「いいですね、やりましょう」とか言いそうだったが、
こう言うとき、やはりその行為その部分のみの良し悪しだけじゃなく、
いろんな背景や全体を見ないといけないと思うし、
しかもその判断はそこの責任者が最も出来ると思うのだ。

 話を戻すが、自分が目指す基本コンセプトがブレることに繋がるような、
部分的な提案、アドバイスには、感謝をしながらも、
すぐに受け入れないような努力が必要だと思った。
そう、努力のレベルである。頑張って、受け入れない、という・・・。

 最悪なのは、その助言や提案に従って、しかもやっぱり良い結果にはならず、
「俺はだから嫌だったんだ!ああ、あの時あの意見なんか聴かなければ・・・」
なんて、思った日にゃ、超最悪最低の自己嫌悪にもなろう。
そしてよかれと思って助言をしてくれた人に対し、
これほど失礼な物言いもないもんだ。

 頑固一徹、他人に聞く耳持たないのも良くないが、
本当の基本ライン、生命線とも呼べるコンセプトは、
守り抜くのが経営責任者としての「責任」であろう。
ジャンル:
独立開業起業
キーワード
モーニングサービス ランチェスター戦略
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