美味しいコーヒーが淹れれたらいいだろうなぁとずっと気になっていました。
先日スリービーポッターズにコンガリ舎の個展を見に行った時にちょうどポスターが貼ってあったので、気軽な気持ちで、中川ワニ珈琲の淹れ方教室に申し込み、教室に参加してきました♪
ちなみに手前のムーミンのカップが私のカップ
ARABIA FINLAND製で、今日の記念に準備しました
5人掛けのテーブルが4つで満員でした。参加者はお仕事帰りに見える方がほとんどで、男性は5名ほど。残りは全員女性でした。
マイカップとクロス、愛用のコーヒーポットを持参して、コーヒー豆やその他のものはお店で用意してくれます。
カフェポッターズで用意してくださっていた3種のマカロン!
自分の淹れた不味いコーヒーの後の「救い」ともいえるお菓子でした。いや~ホントに。
最初と半ばで中川先生のお手本を見て味見をして、2時間の間に4回自分で試してドリップをしながら、その都度先生に味見をしていただいて、厳しい感想を賜り(?!)、テーブルのみんなで5人それぞれが淹れた分を全員でまわし飲みして味見をします。
ワタクシも神妙な具合にドリップ
おんなじコーヒー豆でおんなじ水を使って同じ条件で淹れたコーヒーの味が毎回全員違ってそのあまりの違いにびっくりで、やっぱり中川先生が淹れたコーヒーがダントツ一番美味しくて、なんだか納得のいく教室でした。
何が納得かって、『コーヒーを美味しく淹れてやろう』という邪心が一番の問題であったというのがわかったこと。
知らず知らずのうちに自分でコントロールできるものだと思い込んでいたという自分がおこがましいということが、新しい発見でした。コーヒーが何を求めているかなんて考えてみたこともなかったけれど、しっかり寄り添って観察することで相手が自発的に見せてくれる魅力的な瞬間を感じることができるように、そのコーヒーを淹れるという行為とお湯とコーヒー豆の間で起こることが小さな世界が大きな世界の縮図になっていることなんかがものすごく『深い』のです。
ただ単にコーヒーを淹れるというなんてこともない行為がこんなにも私をひきつけている理由はそこだったのだなと、そういうことを納得しました。
ちょっと『禅zen』にも通じますね。宇宙や世界観という点でいくと畑の野菜づくりも通じるところがあるし、パートナーとの暮らしなんかも通じるところがある。
「中川ワニ珈琲」というのは、雑誌なんかでよく見かけていたし、なんでワニでコーヒーなんだろう??という素朴な疑問を持って単に興味本位で参加してみたのですが、先生は人として興味深い魅力的な先生で、私の淹れたコーヒーは4回ともボロカスに酷評されたのですが、相手のキャラクターを見て批評の言葉もちゃんと選んでいるようにも感じられたので、私としてはまあ、そんなもんだな。と妙に納得したものです。
お店の人に撮ってもらいました。
真ん中が中川先生。背が高い!
先生のお話はコーヒーのことよりも人生論みたいなものもあって、みなさんそれぞれに何かを感じて掴んでいるようでしたよ。
また次回福岡で教室があったらちょっとくらい進化が認められるよう再度参加したいものだ。と思いました。
精神鍛錬にもお薦めだと思います(中川先生、ごめんなさい(笑))。
p.s.
家に帰ってここ数日、コーヒーに向き合っております。
中川ワニ仕込のコーヒーを飲ましてもらおうじぁないかい、と私の神妙さをからかう彼曰く、「あっ、いつものよりも美味しい」いただきました(笑)。
というか、コーヒー豆を変えないと教室で観たような感動的な泡との対話ができんっちゃないとぉ?と密かに思っております。豆のグレードアップを計らねば。。
中川先生、同じテーブルのみなさんその節はどうもありがとうございました!