なんとなくクラシテル

獣医という仕事をしている人間の生活の例の一。
ほとんどが(多分)しょーもない話。

鉄瓶

2024年04月11日 | 

を購入。ヤフオクで山ほど売ってますけど、そこから格安(だと思う)で。到着したのを改めたら、どなたさんかの「米寿記念」品との事。あら~~スミマセン、赤の他人のワタクシが使うことになっちゃって・・・・・。貰ったはいいけど、持て余していたのだろうか?

 鉄瓶は錆びるから手入れがめんどい、というが、今のところあまり感じてない。昭和のストーブ暮しには適合していると言えよう。ストーブの上でコンコン沸かしている分には錆びなさそうだし、湯冷ましはドリップポットに移しといて、本体をちょこっと火にかければ、あっという間に熱くなるから、そのまま蓋開けておけば勝手に乾く。

 鉄瓶の水は美味しいという、本当か?疑ってたんですが、確かに茶は美味しくなる、というか渋みがなくなる。多分これは科学的な理由で、渋みの元のタンニンが、鉄瓶水の鉄と反応してタンニン鉄に変化して、渋みを失う、という事じゃないかな。

 成程ねえ、茶道の茶釜、今も必ず鉄製なのは、その効果を狙っての事でしょうね。技術的にはステンだのガラスだのでいくらでもつくれそうなもんなのにない、という事はね。鉄の茶釜で沸かした湯で溶かさないと、抹茶なんか渋くてまずい、ただの青汁になっちゃうものね。そういう事か。

 こんな事をつらつら考えていると、ああ、そういえば、秀吉と利休。秀吉がつくった黄金茶室、確か茶釜も黄金製じゃなかったっけ?これでたてたお茶、くっそまずかったでしょうね・・・・・・。他の武将方はしょうがなく褒めてたんでしょうけど、利休さんは思わず「まっず~~~」くらい言ったかも。それが逆鱗に触れてってありそう。今は、お茶の葉っぱ自体を美味しくなるように品種改良しているんでしょうけど、当時はね。。そんな理由で切腹って、しかしありそうな話だ。秀吉さんからすれば、んなこと言われたら、プライド傷つけられまくりだものね・・。


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