うなぎのねどこ

鰻の寝床で日々オーディオと格闘の記録です。

春休み?の宿題

2017-03-17 17:27:34 | オーディオ
今週になって、ふと、ストラヴィンスキーの「ペトルーシュカ」を
聴いてみようと思い立った。
現在、拙宅にあった音源は以下の4種
①コンドラシン/RCO
②ビシュコフ/パリ管
③ブーレーズ/クリーブランド管
④ケント・ナガノ/LSO
①のみアナログのライブ、それ以外はスタジオのデジタル録音である。順番は録音年代順。

①→②→④→③ の順で毎日聴いてみた。以下感想。
①は聴いた時点では精度もまあまあ、何より音楽に勢いがある。
②は勢いもあるが、あの気分屋のパリ管がここまでちゃんとやるか!!というところがいい。
③は一言で「恐怖」を感じる演奏。はたしてこれが曲本来の曲想とマッチしているのだろうか?
④は細部まで徹底したこだわり、というかオタクっぽさを感じる。練習ぎらいなLSOがよくガマン
できたわな。

不思議なことに、録音が良くなるごと演奏によそよそしさを感じる結果となった。
これは果たして録音ゆえか?それとも演奏精度によるものか?
kazuさん宅訪問以後、セッティングもイコライジングも変更したのだが、結果として
録音されたものの善し悪し、というか性格が一段とはっきりするようになった。
伴って、どうしたらどの音源もより良い状態で再生できるか以前より頭を悩ますことになった。
目下の課題は、左チャンネルに追加で音響対策板を作成して設置することである。
今度は、木製のきちんとしたものを作りたいと思っているのだが、良案が浮かばず思案中。
今週から春休みに入る子供たちに作ってもらえんだろうか、と手抜きも考えている。


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増やして削って

2017-03-05 21:19:32 | オーディオ
昨日のkazuさん邸訪問のあと、いつものごとくジタバタ
した私。今日は午後から部屋に籠って調整に精進。
とりあえず、削ることを前提にグライコの目盛りを全体的
に1db上げ、そこから望む音になるように調整した。
何パターンかを試して、中高域〜中域をなだらかに削り取り
低域は違和感を感じない程度に補強した。それでも耳につく
感じが残るので、さらに山の頂点になっている箇所をなだらか
にし、最終的に落ち着いた。
なんか、仏像でも彫っているような、、、
とりあえず、低域の量感を増やしつつ抜けの良い音を確保する
ことに成功したが、今度は前の音にあった「音の毛」のような
感じが抜け落ちてしまった。
苦行は続く(泣)
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無い物ねだり

2017-03-04 19:37:32 | オーディオ
七味氏と一緒に、久々のkazuさん邸訪問。
ブログを拝見して、セッティングやケーブルなど色々
変化していたのは存じていて、どうなっているかと思い
興味深く聴かせていただいた。

SPの間隔が広めにとってある割に、内振り角が浅いのが
不思議であったが、聴いて納得!!であった。
内振り角については、kazuさんも試行錯誤のうえで現在
の角度に落ち着いたとのことで、何事もカット&トライで
あることに改めて気がついた次第。音像の密度も薄くならず
、定位もはっきりとし、かつSPに音像が張り付くような感じ
も皆無であり、軽くて量の多い良質な低域とあいまって聴き
心地のよい音であった。

比較すると、自宅の音には足りないものも分かり、改めて
精進が必要と感じた次第。
さて、なにから手をつけてみようか?
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廃墟と変容

2017-03-02 20:16:11 | オーディオ
勤務先の新築移転に伴い、同じ敷地内にあった旧建物が取り壊されている。
過去二十数年に渡り勤務してきたビルだけに、解体、というか破壊作業の
現場を日々眺めていると、さすがに心が痛む。

このような風景を眺めると、どうしても頭に浮かぶ曲がある。
リヒャルト・シュトラウス晩年の佳局「メタモルフォーゼン」
言い伝えられるところでは、シュトラウス氏は連合国に蹂躙された
祖国の荒廃した姿に心を痛め、この曲を作ったとのことであるが。
その真偽はさておき、沈痛な表情に始まり、青春の輝かしさとともに
クライマックスを迎えた直後に奈落の底へと落とされるような曲想は
まさに作曲者の心中をそのまま描写(=シュトラウスは表題音楽の達人
であった)しているように聴こえてならない。
エロイカの2楽章を下敷きにして作られたと言われるが、作曲者は副題を
”23人の独奏者のための練習曲”としている。これは真意を隠すため、いや
当時の自分を監視する連合国に対するカモフラージュだったのか。
はてまた、ナポレオンに理想を裏切られたベートーヴェンを、第3帝国の
崩壊とともに栄光を失いつつあった自らに重ねているのか。

数ヶ月前に、車窓から糸魚川市街の火災痕を見たが、もし被災された方で
この曲をご存知の方がいたら、、、またここ数年続く震災や大規模な自然
災害に見舞われた方の中にはもちろんおられたはずであるが、その方々の
胸中に、もしこの曲が鳴ったとしたら、その心中はいくばくであろうか。
想像を絶する。
上記の方々に比べれば、自分の職場のごときでは大したことでもないのに
関わらず、日々通りすがりに廃墟を眺めつつ、つい感傷的になってしまう。

いつか、時がたてば、まるでなかったことのように変わってしまうのだろうか。
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リファレンスレコーディング

2017-02-24 17:51:13 | オーディオ
1ヶ月程前の気まぐれな調整による奇跡的なバランスのおかげで、
ありがたいことに最近は何を聴いていても楽しい。
これまで、なかなか上手く鳴ってくれなかった音源や
耳障りな鳴り方をした音源を聴いても嬉々として鳴っている
(ような気がする。)
ところで、ミスターSことスタニスラフ・スクロバチェフスキ
氏が死去された。93歳だそうで、脳卒中による病死とはいえ
大往生の感がある。手元にある氏の録音は数種類しかないの
だが、その中でいつも敬遠していたDiskがある。
名盤の誉れ高いミネソタ管とのブル9である。
一時期、大植英次とともにミネソタ管はリファレンスレコー
ディングに多数の音源を記録していたが、ハイフィデリティ
との呼び声とは裏腹に、拙宅の装置ではどうやっても高域、
超高域とも「ヒリヒリ」「シャリシャリ」とした聴こえ方に
なってしまい、長時間聴き通すにはなんとも堪え難い音に
感じていた。当時はHRCDとの宣伝文句であったが高域を強調
・拡張しすぎではないのかと思いこんでいた。
久しぶりにミスターSの遺産を聴こうかと思い立ち、選んだのも
聴きやすいDENONでレコーディングしたプロコのロミジュリで
あったが、しばらく聴いて、ふと、あの鬼門にも挑戦してみよう
かと思い再生してみた。
すると、この音源もまた調整の僥倖により素直に聴ける音に
なっていた、いやそればかりではなく、今まではアメリカオケに
ありがちな正確だが線の細い音だと思っていたミネソタ管は
腰の座った剛直な響きを轟かせている。にわかには信じられ
ない感じだったが、やっとミスターSの真意を汲み取れるよう
な鳴り方であり、とても嬉しかった。
でも、このタイミングで気がついてもねえ、、、

同じ日であるが、日本のミスターS?こと往年の大映画監督、
鈴木清順氏も亡くなられたとのこと、奇しくもミスターS
どおし、同じ93歳での没とのこと。
まじめに映像に触れたことはないのだが、鈴木氏は劇中音楽
にクラッシックを効果的に用いていたとのことは生前より
存じていた。こちらもご冥福を祈るばかりである。

さらに同日、追い打ちを掛けるよう夜半に、脳梗塞後遺症で
十数年闘病を続けていた父方の叔母の訃報が届いた。気がか
りであったのだが、こちらも来るべきときがきた感があった。
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