たまには、作曲家の生涯にふれてみてはいかがですか?
今日はウィルヘルム・リヒャルト・ワーグナー(第5話)です。
≪作曲家ゆかりの曲≫
【Wilhelm Richard Wagner】
亡命後も音楽活動を続けるワーグナーですが、彼が再び日の目を浴びることができるのでしょうか?その続きからです。
(第5話)【亡命生活】
スイスのチューリッヒに亡命したワーグナーは論文「オペラとドラマ」を書き上げます。この論文で、旧来からのオペラと自分が作り出す新たな作品の目指すものを模索していきます。
しかし、宮廷音楽家という職を失ったワーグナーは、再び借金生活が始るのでした。その日暮らしが続くワーグナーに、救いの神が表れます。1852年、商人であり大富豪でもあったオットー・ヴェーゼンドンクに出会います。
ヴェーゼンドンクは音楽や芸術をこよなく愛する人物でした。生活に窮するワーグナーを見て、金銭的な援助を始めます。やがて、親交を深める二人は家族ぐるみでのおつきあいになり、ワーグナーの妻ミンナとヴェーゼンドンクの妻マチルデとも親しい付き合いをする事になっていきます。
大都市を離れたワーグナーでしたが、音楽だけは続けていたようです。チューリッヒの地元の劇団を指揮しながら、いつでも復帰できるようにその準備を怠ることは無かったようです。
演奏活動には一定の制限があったようですが、それに対して作曲をするには時間は十分にあったと言えるかもしれません、ワーグナーはアルプス山脈に囲まれた大自然の中で彼の代表作とも言える「ニーベルングの指環」の作曲にとりかかります。
一方、ワーグナーはここで妻ミンナ以外の女性に心を魅かれていきます。それはヴェーゼンドンクの妻マチルデでした。夫ヴェーゼンドンクから援助を受ける中でマチルデと接する機会も多くなったワーグナーは、次第に彼女の魅力に魅かれていきます。
マチルデも、革命に参加し誇り高い理想を持ったワーグナーに魅力を感じていたようです。しかし、二人とも伴侶をもつ身でしたから当然周りにはそれを悟られないようにしていたようですが、「禁断の愛」という緊迫した関係が逆に二人を盛上げていたのかもしれません。(最近じゃあダブル不倫って言うヤツですか?!)
ワーグナーの妻ミンナは女のカンで、ワーグナーの内心をある程度察していたようですが、何も知らないヴェーゼンドンクはワーグナー夫妻のために自宅のすぐそばに、はなれを作り、彼に与えるのでした。
ワーグナーは病気がちだったミンナを郊外の療養所に預けると、ヴェーゼンドンクが商用でアメリカに向かっている隙にマチルデを誘い、1857年、彼女の誕生日に作曲した歌曲をプレゼントすると、夫の留守中に寂しかったマチルデもワーグナーの腕の中に飛び込んでいくのでした。
亡命中も音楽活動に熱心に取り組むワーグナーでしたが、違う方にも熱心だったようです。って、そんなことしてる場合か!?と盛上がってきたところですが、このつづきはまた来週。
【その他の作曲家の生涯はこちら】
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今日はウィルヘルム・リヒャルト・ワーグナー(第5話)です。
≪作曲家ゆかりの曲≫
ワーグナー:ブラス・セッションバイロイト祝祭管弦楽団員, カナディアン・ブラス, ワーグナー, エド・デ・ワールトユニバーサルクラシックこのアイテムの詳細を見る |
亡命後も音楽活動を続けるワーグナーですが、彼が再び日の目を浴びることができるのでしょうか?その続きからです。
(第5話)【亡命生活】
スイスのチューリッヒに亡命したワーグナーは論文「オペラとドラマ」を書き上げます。この論文で、旧来からのオペラと自分が作り出す新たな作品の目指すものを模索していきます。
しかし、宮廷音楽家という職を失ったワーグナーは、再び借金生活が始るのでした。その日暮らしが続くワーグナーに、救いの神が表れます。1852年、商人であり大富豪でもあったオットー・ヴェーゼンドンクに出会います。
ヴェーゼンドンクは音楽や芸術をこよなく愛する人物でした。生活に窮するワーグナーを見て、金銭的な援助を始めます。やがて、親交を深める二人は家族ぐるみでのおつきあいになり、ワーグナーの妻ミンナとヴェーゼンドンクの妻マチルデとも親しい付き合いをする事になっていきます。
大都市を離れたワーグナーでしたが、音楽だけは続けていたようです。チューリッヒの地元の劇団を指揮しながら、いつでも復帰できるようにその準備を怠ることは無かったようです。
演奏活動には一定の制限があったようですが、それに対して作曲をするには時間は十分にあったと言えるかもしれません、ワーグナーはアルプス山脈に囲まれた大自然の中で彼の代表作とも言える「ニーベルングの指環」の作曲にとりかかります。
一方、ワーグナーはここで妻ミンナ以外の女性に心を魅かれていきます。それはヴェーゼンドンクの妻マチルデでした。夫ヴェーゼンドンクから援助を受ける中でマチルデと接する機会も多くなったワーグナーは、次第に彼女の魅力に魅かれていきます。
マチルデも、革命に参加し誇り高い理想を持ったワーグナーに魅力を感じていたようです。しかし、二人とも伴侶をもつ身でしたから当然周りにはそれを悟られないようにしていたようですが、「禁断の愛」という緊迫した関係が逆に二人を盛上げていたのかもしれません。(最近じゃあダブル不倫って言うヤツですか?!)
ワーグナーの妻ミンナは女のカンで、ワーグナーの内心をある程度察していたようですが、何も知らないヴェーゼンドンクはワーグナー夫妻のために自宅のすぐそばに、はなれを作り、彼に与えるのでした。
ワーグナーは病気がちだったミンナを郊外の療養所に預けると、ヴェーゼンドンクが商用でアメリカに向かっている隙にマチルデを誘い、1857年、彼女の誕生日に作曲した歌曲をプレゼントすると、夫の留守中に寂しかったマチルデもワーグナーの腕の中に飛び込んでいくのでした。
亡命中も音楽活動に熱心に取り組むワーグナーでしたが、違う方にも熱心だったようです。って、そんなことしてる場合か!?と盛上がってきたところですが、このつづきはまた来週。
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