たまには、クラシック音楽を聴いてみてはいかがですか?
今日はスメタナ:交響詩「ブラニーク」です。
この曲は、スメタナの全6曲からなる連作交響詩「わが祖国」の中の一曲です。
タイトルの「ブラニーク」はボヘミア地方にある山地の名前のようです。
この山地には守護者や勇者たちが眠っており、祖国に危機が訪れると、彼らが現れて危機から祖国を救うという伝説があるそうです。
全6曲を続けて聴くと最後にあたるこの曲ですが、5曲目の「ターボル」の最後のトランペットとつながって聴こえてきますから、「わが祖国」を全曲聴くと、かなり効果的なはじまり方をしているこの曲です。
6曲中でもトリをつとめるこの曲は、最初は若干険しい始まり方ですが、最後はその総まとめとしてしめくくる豪快なラストを聴かせてくれます。
トランペットの鋭いファンファーレと共にシンバルが力強く打ち
鳴らされます。その後も低音の弦楽器も力強く刻んでいきます。
弦楽器にクラリネットが加わると、多少静かになりテンポよく曲を進めます。
リズミカルな弦楽器に木管楽器が加わりますが、険しいイメージは変わりません。
徐々に静かになると、
やわらかなオーボエの音色が、浮かび上がるように始まり、クラリネットや
ホルンがやさしくそのフレーズを包みます。
フルートの音色が聴こえると、さわやかにふんわりとした雰囲気になります。
再び低音の弦楽器がザックリと刻み始めると、曲調は元に戻り、険しくなります。
大きく盛り上がると、今度は急き立てられるように弦楽器が走りだし、
時折、トライアングルやティンパニ(大太鼓)に背中を押されるように
前に前にと押し出されていくようです。
そこにホルンがゆっくりとひとつ響くと、弦楽器は収まり、
クラリネットが一瞬やわらかく入ります。
弦楽器のリズムは小刻みながらも、曲には心なしか明るい兆しが見えたようにも
聴こえます。
そして、弦楽器が大きく刻み、トロンボーンが高鳴ると、トランペットは更に高く
響き、行進曲風に曲を進めます。
激しく鳴り響いていた弦楽器でしたが、しばらくはゆるやかに、さぐるように
聴かせていきます。
そしていよいよクライマックス!再び弦楽器が盛り上がると、トランペット他
金管楽器を中心に鳴り響き、シンバル、トライアングルを豪快に打ち鳴らすと、
最後は喜びを叫ぶようにトランペットが鳴り、ティンパにもドラムロールで演出し
派手にラストを飾ります。
この曲だけを単独で聴くと、若干険しいイメージがありますが、壮大な印象もかなりあります。「わが祖国」のラストという先入観があるからだと思いますが、それを抜きにしても結構迫力もあって派手な曲なのでガッツリ聴ける曲だと思います。
≪オススメCD≫
クーベリックでどうぞ
【コレってどんな曲】
喜:☆☆★★★
怒:☆☆☆☆★
哀:☆★★★★
楽:☆★★★★
≪おすすめシチュエーション≫
ラストスパート?!
今日はスメタナ:交響詩「ブラニーク」です。
この曲は、スメタナの全6曲からなる連作交響詩「わが祖国」の中の一曲です。
タイトルの「ブラニーク」はボヘミア地方にある山地の名前のようです。
この山地には守護者や勇者たちが眠っており、祖国に危機が訪れると、彼らが現れて危機から祖国を救うという伝説があるそうです。
全6曲を続けて聴くと最後にあたるこの曲ですが、5曲目の「ターボル」の最後のトランペットとつながって聴こえてきますから、「わが祖国」を全曲聴くと、かなり効果的なはじまり方をしているこの曲です。
6曲中でもトリをつとめるこの曲は、最初は若干険しい始まり方ですが、最後はその総まとめとしてしめくくる豪快なラストを聴かせてくれます。
トランペットの鋭いファンファーレと共にシンバルが力強く打ち
鳴らされます。その後も低音の弦楽器も力強く刻んでいきます。
弦楽器にクラリネットが加わると、多少静かになりテンポよく曲を進めます。
リズミカルな弦楽器に木管楽器が加わりますが、険しいイメージは変わりません。
徐々に静かになると、
やわらかなオーボエの音色が、浮かび上がるように始まり、クラリネットや
ホルンがやさしくそのフレーズを包みます。
フルートの音色が聴こえると、さわやかにふんわりとした雰囲気になります。
再び低音の弦楽器がザックリと刻み始めると、曲調は元に戻り、険しくなります。
大きく盛り上がると、今度は急き立てられるように弦楽器が走りだし、
時折、トライアングルやティンパニ(大太鼓)に背中を押されるように
前に前にと押し出されていくようです。
そこにホルンがゆっくりとひとつ響くと、弦楽器は収まり、
クラリネットが一瞬やわらかく入ります。
弦楽器のリズムは小刻みながらも、曲には心なしか明るい兆しが見えたようにも
聴こえます。
そして、弦楽器が大きく刻み、トロンボーンが高鳴ると、トランペットは更に高く
響き、行進曲風に曲を進めます。
激しく鳴り響いていた弦楽器でしたが、しばらくはゆるやかに、さぐるように
聴かせていきます。
そしていよいよクライマックス!再び弦楽器が盛り上がると、トランペット他
金管楽器を中心に鳴り響き、シンバル、トライアングルを豪快に打ち鳴らすと、
最後は喜びを叫ぶようにトランペットが鳴り、ティンパにもドラムロールで演出し
派手にラストを飾ります。
この曲だけを単独で聴くと、若干険しいイメージがありますが、壮大な印象もかなりあります。「わが祖国」のラストという先入観があるからだと思いますが、それを抜きにしても結構迫力もあって派手な曲なのでガッツリ聴ける曲だと思います。
≪オススメCD≫
クーベリックでどうぞ
スメタナ:連作交響詩「わが祖国」ボストン交響楽団 クーベリック(ラファエル)ユニバーサル ミュージック クラシックこのアイテムの詳細を見る |
【コレってどんな曲】
喜:☆☆★★★
怒:☆☆☆☆★
哀:☆★★★★
楽:☆★★★★
≪おすすめシチュエーション≫
ラストスパート?!
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます