たまには、クラシック音楽を聴いてみてはいかがですか?
今日はモーツァルト:ピアノと木管楽器のための五重奏曲です。
この曲はモーツァルトが父親に宛てた手紙の中で「自分のこれまでの作品の中で最高のものだと思っています」と書いている作品なんですね。
あのモーツァルトが自ら最高傑作と評している作品ですが、ただ厳密に言えば、これを作曲した時点では、ピアノ協奏曲は第16番まで、交響曲は第36番「リンツ」までを作曲した頃ですしアイネクライネもまだ作曲していませんから、モーツァルト全作品の中での最高傑作と言うことはできませんが・・・、
それにしても、モーツァルト本人もかなり自信を持って作曲した作品であると言う事はできると思います。そして、ピアノ五重奏というと普通のイメージならピアノと弦楽四重奏を思い浮かべますが、「木管楽器の…」としているように楽器編成も少々変わっています。
編成はピアノに、クラリネット、オーボエ、ファゴット、ホルンの五重奏です。この一風変わった編成からなめらかなハーモニーを感じることのできる一曲です。
第1楽章:管楽器とピアノの和音をひとつ、それを涼しげなピアノのリズムで
つなぎます。
その後はオーボエ、クラリネットが一音ずつを聴かせるように曲を進めます。
そして、ならだかに各楽器がメロディをつないでいきます。
ゆっくりとした前奏(イントロ)が終わると、ピアノの大きな和音を合図に
テンポを少し速めて軽やかなメロディが始ります。
軽やかなピアノの響きに合わせてオーボエ、クラリネットが楽しそうに
やさしいメロディを作り出していきます。
どの楽器も決してでしゃばりすぎる事無く、ピアノを中心にバランスの取れた
音をさわやかに、落ち着いて聴かせてくれる曲です。
第2楽章:オーボエのゆったりとしたメロディをホルンがやわらかく包むように
して始ります。穏やかなピアノのリズムはとても落ち着いた曲調です。
クラリネットの伸びやかなフレーズ、それの響きになめらかに応えるオーボエ、
おおらかに響かせるホルン、やわらかに低音を響かせるファゴット。
全ての楽器をじっくり聴かせながら、お互いの和音をゆっくり堪能できる
しっとりと聴かせる曲調です。
第3楽章:ピアノの明るい響きから始まり、オーボエがカラッとさわやかに
響き渡ります。軽やかなリズムに乗せて、それぞれの楽器が折り重なるように
フレーズをかぶせていきます。
オーボエを中心にクラリネット、ホルンが掛け合いながらやわらかなフレーズ
が絶妙なアンサンブルを生み出していきます。
軽快なリズムで最後まで心地よく聴かせてくれます。
小編成ですが管楽器が入っている事によって、とても深みのある作品になっています。しかも、それでいてサラッと聴けてしまうモーツァルトの魅力が詰まった一曲です。
演奏時間は20分程度と長からず短からず、ちょうど聴きやすい時間だと思います。後半はオーボエが大活躍しますが、2楽章ではその他の楽器の音もしっとりと聴かせてくれます。
≪オススメCD≫
ベートーヴェンの五重奏と一緒に入ってます。
【コレってどんな曲】
喜:☆☆☆★★
怒:★★★★★
哀:☆☆★★★
楽:☆☆☆☆★ →優☆☆☆☆☆
≪おすすめシチュエーション≫
やわらかくゆっくり聴ける一曲です。
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今日はモーツァルト:ピアノと木管楽器のための五重奏曲です。
この曲はモーツァルトが父親に宛てた手紙の中で「自分のこれまでの作品の中で最高のものだと思っています」と書いている作品なんですね。
あのモーツァルトが自ら最高傑作と評している作品ですが、ただ厳密に言えば、これを作曲した時点では、ピアノ協奏曲は第16番まで、交響曲は第36番「リンツ」までを作曲した頃ですしアイネクライネもまだ作曲していませんから、モーツァルト全作品の中での最高傑作と言うことはできませんが・・・、
それにしても、モーツァルト本人もかなり自信を持って作曲した作品であると言う事はできると思います。そして、ピアノ五重奏というと普通のイメージならピアノと弦楽四重奏を思い浮かべますが、「木管楽器の…」としているように楽器編成も少々変わっています。
編成はピアノに、クラリネット、オーボエ、ファゴット、ホルンの五重奏です。この一風変わった編成からなめらかなハーモニーを感じることのできる一曲です。
第1楽章:管楽器とピアノの和音をひとつ、それを涼しげなピアノのリズムで
つなぎます。
その後はオーボエ、クラリネットが一音ずつを聴かせるように曲を進めます。
そして、ならだかに各楽器がメロディをつないでいきます。
ゆっくりとした前奏(イントロ)が終わると、ピアノの大きな和音を合図に
テンポを少し速めて軽やかなメロディが始ります。
軽やかなピアノの響きに合わせてオーボエ、クラリネットが楽しそうに
やさしいメロディを作り出していきます。
どの楽器も決してでしゃばりすぎる事無く、ピアノを中心にバランスの取れた
音をさわやかに、落ち着いて聴かせてくれる曲です。
第2楽章:オーボエのゆったりとしたメロディをホルンがやわらかく包むように
して始ります。穏やかなピアノのリズムはとても落ち着いた曲調です。
クラリネットの伸びやかなフレーズ、それの響きになめらかに応えるオーボエ、
おおらかに響かせるホルン、やわらかに低音を響かせるファゴット。
全ての楽器をじっくり聴かせながら、お互いの和音をゆっくり堪能できる
しっとりと聴かせる曲調です。
第3楽章:ピアノの明るい響きから始まり、オーボエがカラッとさわやかに
響き渡ります。軽やかなリズムに乗せて、それぞれの楽器が折り重なるように
フレーズをかぶせていきます。
オーボエを中心にクラリネット、ホルンが掛け合いながらやわらかなフレーズ
が絶妙なアンサンブルを生み出していきます。
軽快なリズムで最後まで心地よく聴かせてくれます。
小編成ですが管楽器が入っている事によって、とても深みのある作品になっています。しかも、それでいてサラッと聴けてしまうモーツァルトの魅力が詰まった一曲です。
演奏時間は20分程度と長からず短からず、ちょうど聴きやすい時間だと思います。後半はオーボエが大活躍しますが、2楽章ではその他の楽器の音もしっとりと聴かせてくれます。
≪オススメCD≫
ベートーヴェンの五重奏と一緒に入ってます。
モーツァルト:ピアノと管楽器のための五重奏曲変ホ長調,ベートーベン:同変ホ長調ウィーン八重奏団員, パンホーファー(バルター), モーツァルト, ベートーヴェンユニバーサルクラシックこのアイテムの詳細を見る |
【コレってどんな曲】
喜:☆☆☆★★
怒:★★★★★
哀:☆☆★★★
楽:☆☆☆☆★ →優☆☆☆☆☆
≪おすすめシチュエーション≫
やわらかくゆっくり聴ける一曲です。
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