初心者のクラシック

有名な曲からおすすめの曲まで、できるだけ初心者にも分かり易く紹介します。

ピアノ協奏曲第2番

2006年04月23日 | ショパン
たまには、クラシック音楽を聴いてみてはいかがですか?

今日はショパン:ピアノ協奏曲第2番です。

ショパンのピアノ協奏曲は2曲しかないので、以前紹介した第1番とあわせてこれで全部なんですが、残念ですね。もう少したくさん作曲してくれていればいろんな曲が聴けたのに・・・。なんて思ってしまいます。ショパンはピアノ曲をたくさん作っていますけど、協奏曲にはあんまり興味が無かったんでしょうか?

さて今回の第2番ですが、こちらもいいですね。ショパンのピアノの魅力を十分に楽しめる曲ですね。ちなみにこの第2番の方が第1番より先に作曲されていたようですが、当時の楽譜を出版した順番が逆だったために現在もこの順番で番号がついているようです。


 第1楽章:静かな弦楽器の序奏から始まり、少し暗めの雰囲気になっています。若干
 前奏が長くピアノが出て来るまでに時間がありますが、まあ協奏曲なのでそういう事
 もあるでしょう。しかし、いよいよ始まるピアノの第一声は甲高い良く通る高音の音
 ですから、非常にインパクトがあります。その後に続く流れるようなピアノ演奏も、
 今更ですが、さすがショパン!!期待どおりのメロディラインは思わず納得の一曲
 ですね。ピアノの魅力をあますところ無く伝えている曲じゃないでしょうか。

 第2楽章:1楽章が比較的激しい演奏なのに対してやはり2楽章は落ち着きますよね。
 こちらもやはり弦楽器の序奏から始まりますが、すぐにゆっくりとした優しいピアノ
 演奏が入り、高音のトリル(ミファミファミファ~~みたいに、すぐ上下の音を連続
 して弾く演奏)が始まると、もうたまらないですね。至福のひと時を味わえます。
 途中、感情が乱れたかのように、一旦暗い表情になりますが、しばらくすると、また
 あの優しさを取り戻し、高音の魅力的なフレーズでピアノの世界を楽しめます。

 第3楽章:少し悲しげなピアノソロから始まります。その後も少し暗い演奏が続きます
 が見事なピアノのテクニックは圧巻の一言ですね。しばらくすると、少しずつ明るい
 表情も増えてきて、だんだん聴き易くなってきます。ピアノも表情豊かにさまざまな
 演奏を楽しめますし、スピード感たっぷりのピアノは聴いていても飽きないですよね。


幸か不幸かショパンの協奏曲は2曲しかありませんから、CDではたいてい1枚で2曲が同時に録音されているものが、多いようです。せっかくだから聴き比べをしてみても面白いかもしれないですね。かく言うこのブログでも1番を紹介した時の≪オススメCD≫でも2曲が録音されているものですから、下に記事のリンクをつけておきますので、よかったらそちらもどうぞ。

≪オススメCD≫
アラウもいい味出してると思いますよ。

ショパン:ピアノ協奏曲第1番&第2番
アラウ(クラウディオ), ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団, インバル(エリアフ), ショパン
ユニバーサルクラシック

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【コレってどんな曲】
喜:☆☆★★★
怒:☆☆☆★★
哀:☆☆☆☆★   技→☆☆☆☆☆
楽:☆☆★★★

≪おすすめシチュエーション≫
2楽章は癒しの曲ですから、くつろいで聴いてみてください。


→ショパン:ピアノ協奏曲第1番の記事はこちらから←
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2 コメント

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おはようございます♪ (三毛猫)
2006-04-23 10:53:52
選りすぐり♪Classicブログの三毛猫です☆

BBSに書き込みをありがとうございました!でも「けい」って書いてあったので「?」と想いました(笑)管理人様のHNは

classic-k様だとばっかり思ってたので~。

けい様に記事をかえときますね♪



今日はショパンの協奏曲のお話でしたね。

私も大好きです(弾けないけど)

こんなのが弾けたら死んでもいいや~って思います。うあはっは☆



これからもよろしくお願いします♪
返信する
失礼しました (けい)
2006-04-23 21:03:30
三毛猫さんどうもです。

そうですよね。こっちがClassic-Kで向こうが「けい」じゃ分からないですよね。失礼しました、こちらこそ宜しくお願いします。
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