たまには、クラシック音楽を聴いてみてはいかがですか?
今日はサン=サーンス:交響曲第3番「オルガン付き」です。
この曲「オルガン付き」なんですけど、迫力があっていいですよ~。なんてったって“オルガン付き”ですから、オーケストラサウンドに加えて更にオルガンの壮大なフレーズはもうたまらないですね。ちなみに途中でピアノまで加わってますから、もうこれ以上ないほど豪華デラックス版の一曲です。
また、通常の交響曲は4楽章で構成されているものなんですが、この曲は全2楽章での構成となっています、しかしながら、多くのCDでは各楽章を2分割して通常の交響曲と同じようなトラック割りをしているものが多いようです。合わせて、各楽章のタイトル(アレグロ・アダージョみたいなヤツ)は通常なら他の交響曲でも、ついているものなんですが、今回は、4楽章形式で紹介する都合上、便宜的に書いてみましたので、そんなに気にしないで、いつもどおり読んでみて下さい。
第1楽章(アダージョ-アレグロ・モデラート):少しゾゾッと感じてしまう、弦楽器の
神秘的なフレーズからはじまります。ひっそりとした序奏が終わると、荒波がひたひたと
押し寄せるようなフレーズがしばらく続きます。若干暗めの音楽になっています。
しかし、中盤に差し掛かると少し穏やかなフレーズになり、だんだんにぎやかさと明る
い表情を見せてきます。ただ、後半に入るとやはりまた再び激しい表情に戻り荒波が
迫る表情を見せてきます。そして最後は静かに淋しく終わっていきます。
(ポーコ アダージョ):耳をすませば、わずかに聴こえてくるオルガンの響き。
そして、その上にやさしく聴こえてくる弦楽器のフレーズが少し、もの悲しく切なく
聴こえてくるのが、こころにぐっとしみわたって来るようです。弦楽器はその後も
何か言い知れぬ想いを精一杯響かせてきますから、もうたまらない。思わず。
「いいんだよ、もう何も言わなくても。言いたい事は十分に分かるから…。」と口ずさん
でしまいたくなるような、とってもいいフレーズです。
第2楽章(アレグロ-モデラート):それまでとは打って変わって、弦楽器の厳しい
フレーズから始まります。迫り来る困難に立ち向かっていこうとするかのような、
勇ましくも荒々しいフレーズになりますが、ここでピアノが登場すると、また雰囲気
はガラッと変わり、今度は何か楽しいことを待ちわびるかのような、明るいフレーズ
へ変わっていきます。ホルンやトランペットが加わると、その楽しみへの期待が高ま
ってくるようです。そんなメロディが聴こえてちょっと安心していると、2楽章冒頭の
厳しいフレーズが再びよみがえります。一気に現実に引き戻された感じがします。
そして最後へ向けて、今度こそ明るい情景を取り戻そうとでもするかのように、勇ましい
フレーズになりますが、やがて力尽きたように疑問を残しながら静かに終わります。
(マエストーソ-アレグロ):「ジャーン」パイプオルガンの大迫力の和音が目の覚める
ような音色で始まります。その間を弦楽器とピアノが堂々と軽やかにつなぎ、そして、
再びオルガンの和音が鳴り響くと今度はトランペットが、豪快なファンファーレを
ここぞとばかりに唸らせてきます。気分爽快!たまらないですね。
しかし、やはり困難はどこへでもあるようで、それに必死に立ち向かっていくような
フレーズもたまらないですね。そしていよいよホルンが鳴り始めると更に豪快に鳴り
響かせていきます。そして、トロンボーン、トランペット、チェロと続く快活なフレーズ
で、力いっぱいエンディングへ向けてオーケストラ全てが見事に協力して、オルガンを
加えると、最後の力を振りし絞って盛大なエンディングを堂々とキメてきます。
(カッコイイし文句なしですね。)
サン=サーンスは作曲家であると同時にピアニストでもあり、さらにオルガニストでもあったという、まさに今で言うマルチタレントみたいな人だったんですね。(ちょっと違うかな?)そんな彼が自らも「持てる能力を全て注ぎ込んだ一曲」と評しているほど、オススメの一曲なんですね。とにかく迫力満点のこの一曲。是非是非聴いてみて下さい。
≪オススメCD≫
オーケストラ・オルガン・ピアノがこの一曲で楽しめる豪華デラックス版です。
【コレってどんな曲】
喜:☆☆☆☆★ →豪☆☆☆☆☆
怒:☆☆☆★★
哀:☆☆☆★★
楽:☆☆★★★
≪おすすめシチュエーション≫
ド迫力のスペクタクル巨編が気分爽快にさせてくれます。
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今日はサン=サーンス:交響曲第3番「オルガン付き」です。
この曲「オルガン付き」なんですけど、迫力があっていいですよ~。なんてったって“オルガン付き”ですから、オーケストラサウンドに加えて更にオルガンの壮大なフレーズはもうたまらないですね。ちなみに途中でピアノまで加わってますから、もうこれ以上ないほど豪華デラックス版の一曲です。
また、通常の交響曲は4楽章で構成されているものなんですが、この曲は全2楽章での構成となっています、しかしながら、多くのCDでは各楽章を2分割して通常の交響曲と同じようなトラック割りをしているものが多いようです。合わせて、各楽章のタイトル(アレグロ・アダージョみたいなヤツ)は通常なら他の交響曲でも、ついているものなんですが、今回は、4楽章形式で紹介する都合上、便宜的に書いてみましたので、そんなに気にしないで、いつもどおり読んでみて下さい。
第1楽章(アダージョ-アレグロ・モデラート):少しゾゾッと感じてしまう、弦楽器の
神秘的なフレーズからはじまります。ひっそりとした序奏が終わると、荒波がひたひたと
押し寄せるようなフレーズがしばらく続きます。若干暗めの音楽になっています。
しかし、中盤に差し掛かると少し穏やかなフレーズになり、だんだんにぎやかさと明る
い表情を見せてきます。ただ、後半に入るとやはりまた再び激しい表情に戻り荒波が
迫る表情を見せてきます。そして最後は静かに淋しく終わっていきます。
(ポーコ アダージョ):耳をすませば、わずかに聴こえてくるオルガンの響き。
そして、その上にやさしく聴こえてくる弦楽器のフレーズが少し、もの悲しく切なく
聴こえてくるのが、こころにぐっとしみわたって来るようです。弦楽器はその後も
何か言い知れぬ想いを精一杯響かせてきますから、もうたまらない。思わず。
「いいんだよ、もう何も言わなくても。言いたい事は十分に分かるから…。」と口ずさん
でしまいたくなるような、とってもいいフレーズです。
第2楽章(アレグロ-モデラート):それまでとは打って変わって、弦楽器の厳しい
フレーズから始まります。迫り来る困難に立ち向かっていこうとするかのような、
勇ましくも荒々しいフレーズになりますが、ここでピアノが登場すると、また雰囲気
はガラッと変わり、今度は何か楽しいことを待ちわびるかのような、明るいフレーズ
へ変わっていきます。ホルンやトランペットが加わると、その楽しみへの期待が高ま
ってくるようです。そんなメロディが聴こえてちょっと安心していると、2楽章冒頭の
厳しいフレーズが再びよみがえります。一気に現実に引き戻された感じがします。
そして最後へ向けて、今度こそ明るい情景を取り戻そうとでもするかのように、勇ましい
フレーズになりますが、やがて力尽きたように疑問を残しながら静かに終わります。
(マエストーソ-アレグロ):「ジャーン」パイプオルガンの大迫力の和音が目の覚める
ような音色で始まります。その間を弦楽器とピアノが堂々と軽やかにつなぎ、そして、
再びオルガンの和音が鳴り響くと今度はトランペットが、豪快なファンファーレを
ここぞとばかりに唸らせてきます。気分爽快!たまらないですね。
しかし、やはり困難はどこへでもあるようで、それに必死に立ち向かっていくような
フレーズもたまらないですね。そしていよいよホルンが鳴り始めると更に豪快に鳴り
響かせていきます。そして、トロンボーン、トランペット、チェロと続く快活なフレーズ
で、力いっぱいエンディングへ向けてオーケストラ全てが見事に協力して、オルガンを
加えると、最後の力を振りし絞って盛大なエンディングを堂々とキメてきます。
(カッコイイし文句なしですね。)
サン=サーンスは作曲家であると同時にピアニストでもあり、さらにオルガニストでもあったという、まさに今で言うマルチタレントみたいな人だったんですね。(ちょっと違うかな?)そんな彼が自らも「持てる能力を全て注ぎ込んだ一曲」と評しているほど、オススメの一曲なんですね。とにかく迫力満点のこの一曲。是非是非聴いてみて下さい。
≪オススメCD≫
オーケストラ・オルガン・ピアノがこの一曲で楽しめる豪華デラックス版です。
サン=サーンス:交響曲第3番バレンボイム(ダニエル), リテーズ(ガストン), シカゴ交響楽団, サン=サーンス, パリ管弦楽団ユニバーサルクラシックこのアイテムの詳細を見る |
【コレってどんな曲】
喜:☆☆☆☆★ →豪☆☆☆☆☆
怒:☆☆☆★★
哀:☆☆☆★★
楽:☆☆★★★
≪おすすめシチュエーション≫
ド迫力のスペクタクル巨編が気分爽快にさせてくれます。
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