初心者のクラシック

有名な曲からおすすめの曲まで、できるだけ初心者にも分かり易く紹介します。

弦楽セレナーデ

2006年02月16日 | チャイコフスキー
たまには、クラシック音楽を聴いてみてはいかがですか?

今日はチャイコフスキー:弦楽セレナーデです。

この曲はあのCM「オー人事!」とかいうやつですっかり有名になってしまいましたが、
それだけ言ってもすぐに分かっていただける曲だと思います。

「弦楽」とついてますから弦楽器のための曲なんですが、高音からヴァイオリン・ヴィオラ・
チェロ・コントラバスですね。それらの楽器を全部で20~50名ほどで演奏しています。
弦楽器しかないので、全体的に綺麗にまとまってる感じがします。「セレナーデ」は
もともと愛する人をたたえるための曲らしいのですが、今では「セレナーデ」という
ひとつの分野になっているようです。詳しい事は分かりません。(そんなんでいいのか?)

曲に関しては冒頭部分だけがやたらと有名になってしまいましたが、この曲もせっかく
聴くなら是非最後まで聴いて欲しいと思っている曲のひとつです。

 第1楽章:冒頭部分は言わずと知れたあの部分ですが、しばらくすると、ちょっと
 明るいテーマに変わって綺麗な曲調になっていきます。なんだかワクワクして
 くるようなそんな感じになりますからお楽しみに!

 第2楽章(ワルツ):そう!ワルツなんですね。弦楽器だけでこのワルツができる
 なんて!?ずっと言ってますけど綺麗なんですよね。とっても美人な女性が英国
 紳士にリードされて踊っているような、この曲だけ聴いていてもとっても「うっとり」
 してしまう曲です。時間からすると4分弱と全体からしても短いのですが、あ~もっと
 聴いていたい…そんな曲です。

 第3楽章(エレジー):一転低音の静かなゆっくりとしたちょっと切ないテーマ
 から始まります。 中盤はチェロのしっとりとした低音で聴かせるフレーズにも
 注目!ですね。全編に渡ってスローテンポで進行しますがやはり少し物悲しい
 感じがしますね。
 
 第4楽章(フィナーレ):序盤は前の楽章をひきずって、静かで切ない感じで始
 まります…が!
 急に速度が上がりちょっと盛り上がってきます。そしてだんだん明るくなってき
 ます。ここでもやはり途中に出て来る中低音のチェロがとっても魅力的です。
 そして、そうこうしていると突然!これは・・・
 そう!あの冒頭の有名なフレーズが!!! うまいですよね曲の作りが。
 (ってあたりまえか)

という訳でこの曲も全部で30分強と少し長めなんですが、是非聴いて欲しい曲ですね。
とにかく綺麗な曲ですから、オススメです。

≪オススメCD≫
ちょっと安いのを探してみました。

チャイコフスキー:弦楽セレナード
デイヴィス(サー・コリン), バイエルン放送交響楽団, チャイコフスキー, ドヴォルザーク
ユニバーサルクラシック

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【コレってどんな曲】
喜:☆☆★★★
怒:☆☆★★★
哀:☆☆☆☆★
楽:☆☆☆★★

≪おすすめシチュエーション≫
「セレナーデ」だけに大好きなひとと一緒に聴きたいですよね。

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