たまには、クラシック音楽を聴いてみてはいかがですか?
今日はベートーヴェン:ピアノソナタ第14番「月光」です。
「ピアノソナタ」ですから、ピアノ独奏で3楽章構成の曲なんですが・・・
初心者におすすめするにあたって、なるべく聴きやすくて、明るい曲を中心にお届け
していこうと、日夜クラシック音楽の普及活動を続けておりますが、いわゆる「名曲」
と言われるものの中にはどうしても暗かったり、激しい感情を音に込めるがゆえに
時には不愉快とさえ言われかねないクラシック音楽ですが、この曲もそんな曲かも
しれませんね。(要はちょっと雰囲気が暗いんですね。)
でも、魅力的な曲であることには変わりないですし、大好きな曲でもあるので紹介して
いきます。
「月光」というタイトルはこれも、やはりベートーヴェン自身が名づけたものではない
らしく、本人は「幻想ソナタ」と呼んでいたようですね。後に詩人がこの曲を評した一節
からこの名前で呼ばれるようになったようです。ベートーヴェンの作曲したピアノソナタ
の中でも人気のある曲で「3大ピアノソナタ」のひとつとしても有名です。
タイトルは「月光」というメルヘンチックなタイトルがついてますが、この曲を聴いた
人がどういうイメージを受け取るでしょうか?という事ですよね。
とっても真面目な曲だと思います。夜の薄暗くしっとりとして、静かな雰囲気ではある
と思いますが、作曲家の性格なんでしょうか?夜の静かな雰囲気のなかで物思いに
真剣に悩んでいるような、そんな気がします。
第1楽章:誰もが寝静まった深夜に、彼を唯一照らすのは雲間から漏れる一筋の月の光
そんなナレーションでも付けたくなるような始まり方です。もの悲しい、何かとても
重大な決断を迫られているような、それを客観的に映し出すような、決して多くはない
ひとつひとつの音が静かに心に沁みる、独特の神秘的な雰囲気を持った曲です。
第2楽章:少し落ち着いた、それでいてあどけない表情を見せるこの楽章です。少し
疲れた雰囲気はありますが、ちょっとした笑顔を見せるようなフレーズもあり、
やはり魅力的な曲調です。雲が晴れ一瞬だけ月がその姿を全て見せたような感じ
でしょうか?
第3楽章:急に慌ただしく、めまぐるしいばかりのフレーズが鳴り響きます。考えに
絶望的な結果しか出なかったんでしょうか?それとも考える事にうんざりして自暴自棄
にでもなってしまったんでしょうか、過去の思いが一気に噴き出してしまったような
、それでも懸命に順序立てて何度もよく考え直そうとしているような、苦悩に満ち溢れ
た曲だと思います。
ベートーヴェンが一般的に言われている「怖そう」とか「暗そう」とかいうイメージには
ぴったりの曲だと思います。一方で明るい曲もたくさん作曲してますから、そうとう感情
の起伏が激しい人だったんでしょうね。でも、その感情をとてもうまく伝えている曲の
ひとつでは、ないでしょうか?
≪オススメCD≫
ジャケットのピアニスト老紳士「ホロヴィッツ」が雰囲気そのままに“しっとり”
聴かせてくれます。
【コレってどんな曲】
喜:★★★★★
怒:☆☆☆☆★
哀:☆☆☆☆★
楽:☆★★★★
≪おすすめシチュエーション≫
月夜の晩にカクテルやウイスキーのグラスを片手に聴くと雰囲気を味わえるかも。
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今日はベートーヴェン:ピアノソナタ第14番「月光」です。
「ピアノソナタ」ですから、ピアノ独奏で3楽章構成の曲なんですが・・・
初心者におすすめするにあたって、なるべく聴きやすくて、明るい曲を中心にお届け
していこうと、日夜クラシック音楽の普及活動を続けておりますが、いわゆる「名曲」
と言われるものの中にはどうしても暗かったり、激しい感情を音に込めるがゆえに
時には不愉快とさえ言われかねないクラシック音楽ですが、この曲もそんな曲かも
しれませんね。(要はちょっと雰囲気が暗いんですね。)
でも、魅力的な曲であることには変わりないですし、大好きな曲でもあるので紹介して
いきます。
「月光」というタイトルはこれも、やはりベートーヴェン自身が名づけたものではない
らしく、本人は「幻想ソナタ」と呼んでいたようですね。後に詩人がこの曲を評した一節
からこの名前で呼ばれるようになったようです。ベートーヴェンの作曲したピアノソナタ
の中でも人気のある曲で「3大ピアノソナタ」のひとつとしても有名です。
タイトルは「月光」というメルヘンチックなタイトルがついてますが、この曲を聴いた
人がどういうイメージを受け取るでしょうか?という事ですよね。
とっても真面目な曲だと思います。夜の薄暗くしっとりとして、静かな雰囲気ではある
と思いますが、作曲家の性格なんでしょうか?夜の静かな雰囲気のなかで物思いに
真剣に悩んでいるような、そんな気がします。
第1楽章:誰もが寝静まった深夜に、彼を唯一照らすのは雲間から漏れる一筋の月の光
そんなナレーションでも付けたくなるような始まり方です。もの悲しい、何かとても
重大な決断を迫られているような、それを客観的に映し出すような、決して多くはない
ひとつひとつの音が静かに心に沁みる、独特の神秘的な雰囲気を持った曲です。
第2楽章:少し落ち着いた、それでいてあどけない表情を見せるこの楽章です。少し
疲れた雰囲気はありますが、ちょっとした笑顔を見せるようなフレーズもあり、
やはり魅力的な曲調です。雲が晴れ一瞬だけ月がその姿を全て見せたような感じ
でしょうか?
第3楽章:急に慌ただしく、めまぐるしいばかりのフレーズが鳴り響きます。考えに
絶望的な結果しか出なかったんでしょうか?それとも考える事にうんざりして自暴自棄
にでもなってしまったんでしょうか、過去の思いが一気に噴き出してしまったような
、それでも懸命に順序立てて何度もよく考え直そうとしているような、苦悩に満ち溢れ
た曲だと思います。
ベートーヴェンが一般的に言われている「怖そう」とか「暗そう」とかいうイメージには
ぴったりの曲だと思います。一方で明るい曲もたくさん作曲してますから、そうとう感情
の起伏が激しい人だったんでしょうね。でも、その感情をとてもうまく伝えている曲の
ひとつでは、ないでしょうか?
≪オススメCD≫
ジャケットのピアニスト老紳士「ホロヴィッツ」が雰囲気そのままに“しっとり”
聴かせてくれます。
ベートーヴェン:ピアノソナタ 「月光」「悲愴」「熱情」他ホロヴィッツ(ウラディミール), ベートーヴェンソニーミュージックエンタテインメントこのアイテムの詳細を見る |
【コレってどんな曲】
喜:★★★★★
怒:☆☆☆☆★
哀:☆☆☆☆★
楽:☆★★★★
≪おすすめシチュエーション≫
月夜の晩にカクテルやウイスキーのグラスを片手に聴くと雰囲気を味わえるかも。
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