たまには、クラシック音楽を聴いてみてはいかがですか?
今日はメンデルスゾーン:弦楽のための交響曲第10番です。
メンデルスゾーンはフルオーケストラで演奏するいわゆる「交響曲」を第5番まで作曲していますが、それとは別に、弦楽器だけで演奏する「弦楽のための交響曲」をいくつか作曲しています。
そしてこの、弦楽のための交響曲は多くの場合は全3楽章~4楽章で作曲されていますが、この第10番はひとつの楽章で作曲されています。
中低音の弦楽器がひっそりとはじまります。静かな曲調に入る高音はひんやり
とした、とても涼しげな印象を受けます。
ゆったりとした弦楽器が、とてもさわやかに響きます。
落ち着いた序奏(イントロ)が終わると、低音が迫るように始まります。
ザクザクと刻む低音は次第に盛り上がり、厳しい表情へと変わっていきます。
小刻みなリズムの中に、ふんわりと浮かぶようなゆるやかなメロディが
現われると少し落ち着きますが、すぐに小刻みなリズムに戻り、
機敏な動きを聴かせていきます。
やがてまた、ゆるやかなフレーズをゆったりと歌っていくと、機敏なリズムと
対照的な両者が、揺れるようにせめぎ合っているようです。
そして素早いリズムで盛り上がっていくと、徐々に厳しい表情に変わって
クライマックスを迎えるべく更に盛り上がっていきます。
終盤では力を出し切ったように落ち着いたフレーズになりますが、
最後は残りの力を振り絞るようにして一気に盛り上がって曲を終わります。
弦楽器だけの曲なので、音色としてはやや単調になりがちですが、緩急をつけて陰影をしっかりつけてあり、テンポよく曲が進みますから、思いのほか聴きやすいと思います。
CDだと他の「弦楽のための交響曲」が複数で収録されている事が多いようです。
≪オススメCD≫
このCDに入ってますが、売切れ御免みたいです
【コレってどんな曲】
喜:☆☆★★★
怒:☆☆☆★★
哀:☆☆★★★
楽:☆☆★★★
≪おすすめシチュエーション≫
弦楽器だけですが、結構じっくり聴けます。
今日はメンデルスゾーン:弦楽のための交響曲第10番です。
メンデルスゾーンはフルオーケストラで演奏するいわゆる「交響曲」を第5番まで作曲していますが、それとは別に、弦楽器だけで演奏する「弦楽のための交響曲」をいくつか作曲しています。
そしてこの、弦楽のための交響曲は多くの場合は全3楽章~4楽章で作曲されていますが、この第10番はひとつの楽章で作曲されています。
中低音の弦楽器がひっそりとはじまります。静かな曲調に入る高音はひんやり
とした、とても涼しげな印象を受けます。
ゆったりとした弦楽器が、とてもさわやかに響きます。
落ち着いた序奏(イントロ)が終わると、低音が迫るように始まります。
ザクザクと刻む低音は次第に盛り上がり、厳しい表情へと変わっていきます。
小刻みなリズムの中に、ふんわりと浮かぶようなゆるやかなメロディが
現われると少し落ち着きますが、すぐに小刻みなリズムに戻り、
機敏な動きを聴かせていきます。
やがてまた、ゆるやかなフレーズをゆったりと歌っていくと、機敏なリズムと
対照的な両者が、揺れるようにせめぎ合っているようです。
そして素早いリズムで盛り上がっていくと、徐々に厳しい表情に変わって
クライマックスを迎えるべく更に盛り上がっていきます。
終盤では力を出し切ったように落ち着いたフレーズになりますが、
最後は残りの力を振り絞るようにして一気に盛り上がって曲を終わります。
弦楽器だけの曲なので、音色としてはやや単調になりがちですが、緩急をつけて陰影をしっかりつけてあり、テンポよく曲が進みますから、思いのほか聴きやすいと思います。
CDだと他の「弦楽のための交響曲」が複数で収録されている事が多いようです。
≪オススメCD≫
このCDに入ってますが、売切れ御免みたいです
メンデルスゾーン:弦楽のためのハノーバー・バンドBMGビクターこのアイテムの詳細を見る |
【コレってどんな曲】
喜:☆☆★★★
怒:☆☆☆★★
哀:☆☆★★★
楽:☆☆★★★
≪おすすめシチュエーション≫
弦楽器だけですが、結構じっくり聴けます。
少し、解説書を引用します。
10代のメンデルスゾーンが同年代のモーツァルトには及ばないものの、かなりの多作曲家であったことはまだ一般に知られていないだろう。1819年から1829年にかけて彼が生み出した作品は現存するものだけでも150曲を優に超える。そのいちの多くは作曲家の生前に出版されず、長いこと自筆譜のまま眠っていたものである。これらの自筆譜のほとんどはメンデルスゾーンの死後、妻セシルの手に渡され、セシルの手に渡った。セシルが没すると子供たちによって相続され、1878年からはプロイセン王立図書館(現ベルリン国立図書館)に寄託されている。(中略)すなわち、メンデルスゾーン12歳から14歳にかけて作曲されたこれらの作品群は今日、ヨーロッパでは比較的よく演奏され、録音も複数出ている。
やはり、遺作として出版されたのか、あまりメジャーになっていないのよね。私も今年に入って引っ張り出したアルバムです。残念ながら国内盤は手に入れるのが極めて困難です。載っているBMGのは輸入盤で出ています。また、輸入大手のナクソス、BRILLIANT CLASSICSなど廉価盤が出ているので一応、けいさんのブログを見ている人にも知っていただけたら買いやすくなると思います。
「弦楽オーケストラのための交響曲」全13曲がカップリングされた7CD交響曲完全版です。
「弦楽オーケストラのための~」は
クルトマズア指揮ライプチッヒゲバントハウス管弦楽団です。
7CDで価格は税込み3,690円です。
昔NHKーFMで録音した物はたしか
フランツリスト(?)室内管弦楽団ということで、小編成。
一般にメンデルスゾーンはメロディーがきれいですね。
そうなんですよね。これらの「弦楽のための~」は若い時の作品なんですよね。
弦楽器だけの演奏で、一般的にはあまり有名ではないようですが、改めていろいろと楽しめる曲ばかりですよね。「埋もれた傑作」という言葉はピッタリかもしれませんね。
スゴイですね!交響曲全集。自分の場合は売り場に行くと圧倒されて、未だに「○○全集」にはなかなか手が出ませんが、値段的にはお得ですよね。
メンデルスゾーンのメロディは確かに聴きやすくていいですよね。
知らない曲を初めて聴いても、どことなく親しみ易いものが多いのかもしれません。