たまには、クラシック音楽を聴いてみてはいかがですか?
今日はドヴォルザーク:交響曲第5番です。
さて、今回はアニメ「のだめカンタービレ」でも登場したこの曲ですが、有名な交響曲はいくらでもあるのに、この曲を選ぶのは確かにマイナーでしたね。
2枚組みのCDに録音されていたものは持ってたんですが、こんな事でも無い限りほとんど聴かない曲でした。
ただ、決してこの曲が面白くないわけではなく、個人的にはどうも印象が無かったんですね。(サブタイトルも付いて無いし、)でもテレビでこの曲が流れているのを聴いてみると、軽やかな感じがどうも良かったので紹介してみることにしました。
第1楽章:遠くから聴こえてくるようなクラリネットに続いて、フルートの音色が
だんだん近づいてくると、ヴォリュームも次第に大きくなり、ホルンが盛上げると
陽気で朗らかなメロディが流れてきます。
明るく元気の出るフレーズが心地よく響きます。
流麗な弦楽器とクラリネットを中心としたさわやかな木管楽器、そしてときより
顔を覗かせるダイナミックな金管楽器、3者が壮大なスケールを作り出す中にも
どこか、のどかな感じのするこの曲は適度な迫力と牧歌的な雰囲気が同時に
味わえる曲だと思います。
第2楽章:チェロの寂しげなフレーズが始ると、しばらくはしっとりとその
音色を聴かせてくれます。
やがてフルートとクラリネットのメロディが始ると曲は、少しなごやかに
なります。そして、ポーンとひとつホルンが鳴らすと、曲調がまた明るい
表情になり、弦楽器を加えながら徐々に勢いをつけていきます。
更にティンパニがドラムロールを鳴らし、金管楽器がステップを付けて
盛り上がりが頂点に達すると、
一転して今度は弦楽器が2楽章の最初の寂しいフレーズを強く訴えていきます。
トランペットやトロンボーンが激しく胸の内を語るように響きますが、
最後は力尽きたように静かに終わっていきます。
第3楽章:フルートがうっすら始り、チェロが様子を伺うように静かにつなげると
軽やかなフルートの素早いテンポが始り、トライアングルがチリーンと鳴り始めると
ホルンが加わり、勢いよく元気な弦楽器のメロディが始ります。
一旦、勢いが収まると、中間部はフルートの軽やかなフレーズでつないでいきます。
後半ではまたトライアングルの軽快な響きと共にダイナミックなオーケストラを
ホルンの迫力と同時にスカッと曲をまとめていきます。
第4楽章:怪しげなチェロのフレーズが始ると弦楽器がざわめき立ち、
何が起こるかと思っていると、トランペットが鋭くアクセントを付けて
トロンボーンが激しいリズムを刻み出し、曲調は危機感の迫るものに
なっていきます。
そして弦楽器がむずむずしながらも更に盛り上がり始めるとトランペットが
大きく高鳴ります。
弦楽器の盛り上がりが納まると、流麗なフレーズ中でクラリネットが
なめらかに聴かせながら後半に向かいます。
後半は弦楽器に加えてトロンボーンとトランペットが激しく飛び交い、
荒れ狂う大波に右往左往するようにしばらく続きます。
そして少し落ち着いてオーボエとホルンがゆるやかなメロディを聴かせると
ラストはやはりトロンボーンとトランペットが派手に鳴らして盛上げますが、
最後はスッキリと終わります。
「のだめカンタービレ」では1楽章しか演奏していなかったと思いますが、改めて聴いてみると、かなりダイナミックな曲調がとても印象的です。ドヴォルザークの作品が持つ牧歌的な雰囲気のせいなのか、何故か新鮮には感じないんですね、と言うよりは何故か懐かしい曲のように感じてしまいます。「なんでだろう?」と思ってちょっと考えてみると、多分それは、どうしても有名な交響曲第8番とか第9番を先に聴いているからなのかもしれません。ドヴォルザークに罪は無いんですけどね。
≪オススメCD≫
第8番9番もはいってる2枚組みです
CD店にはあると思うんですけど・・・
【コレってどんな曲】
喜:☆☆☆★★
怒:☆☆★★★
哀:☆★★★★
楽:☆☆☆☆★
≪おすすめシチュエーション≫
スッキリ聴ける交響曲です。
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今日はドヴォルザーク:交響曲第5番です。
さて、今回はアニメ「のだめカンタービレ」でも登場したこの曲ですが、有名な交響曲はいくらでもあるのに、この曲を選ぶのは確かにマイナーでしたね。
2枚組みのCDに録音されていたものは持ってたんですが、こんな事でも無い限りほとんど聴かない曲でした。
ただ、決してこの曲が面白くないわけではなく、個人的にはどうも印象が無かったんですね。(サブタイトルも付いて無いし、)でもテレビでこの曲が流れているのを聴いてみると、軽やかな感じがどうも良かったので紹介してみることにしました。
第1楽章:遠くから聴こえてくるようなクラリネットに続いて、フルートの音色が
だんだん近づいてくると、ヴォリュームも次第に大きくなり、ホルンが盛上げると
陽気で朗らかなメロディが流れてきます。
明るく元気の出るフレーズが心地よく響きます。
流麗な弦楽器とクラリネットを中心としたさわやかな木管楽器、そしてときより
顔を覗かせるダイナミックな金管楽器、3者が壮大なスケールを作り出す中にも
どこか、のどかな感じのするこの曲は適度な迫力と牧歌的な雰囲気が同時に
味わえる曲だと思います。
第2楽章:チェロの寂しげなフレーズが始ると、しばらくはしっとりとその
音色を聴かせてくれます。
やがてフルートとクラリネットのメロディが始ると曲は、少しなごやかに
なります。そして、ポーンとひとつホルンが鳴らすと、曲調がまた明るい
表情になり、弦楽器を加えながら徐々に勢いをつけていきます。
更にティンパニがドラムロールを鳴らし、金管楽器がステップを付けて
盛り上がりが頂点に達すると、
一転して今度は弦楽器が2楽章の最初の寂しいフレーズを強く訴えていきます。
トランペットやトロンボーンが激しく胸の内を語るように響きますが、
最後は力尽きたように静かに終わっていきます。
第3楽章:フルートがうっすら始り、チェロが様子を伺うように静かにつなげると
軽やかなフルートの素早いテンポが始り、トライアングルがチリーンと鳴り始めると
ホルンが加わり、勢いよく元気な弦楽器のメロディが始ります。
一旦、勢いが収まると、中間部はフルートの軽やかなフレーズでつないでいきます。
後半ではまたトライアングルの軽快な響きと共にダイナミックなオーケストラを
ホルンの迫力と同時にスカッと曲をまとめていきます。
第4楽章:怪しげなチェロのフレーズが始ると弦楽器がざわめき立ち、
何が起こるかと思っていると、トランペットが鋭くアクセントを付けて
トロンボーンが激しいリズムを刻み出し、曲調は危機感の迫るものに
なっていきます。
そして弦楽器がむずむずしながらも更に盛り上がり始めるとトランペットが
大きく高鳴ります。
弦楽器の盛り上がりが納まると、流麗なフレーズ中でクラリネットが
なめらかに聴かせながら後半に向かいます。
後半は弦楽器に加えてトロンボーンとトランペットが激しく飛び交い、
荒れ狂う大波に右往左往するようにしばらく続きます。
そして少し落ち着いてオーボエとホルンがゆるやかなメロディを聴かせると
ラストはやはりトロンボーンとトランペットが派手に鳴らして盛上げますが、
最後はスッキリと終わります。
「のだめカンタービレ」では1楽章しか演奏していなかったと思いますが、改めて聴いてみると、かなりダイナミックな曲調がとても印象的です。ドヴォルザークの作品が持つ牧歌的な雰囲気のせいなのか、何故か新鮮には感じないんですね、と言うよりは何故か懐かしい曲のように感じてしまいます。「なんでだろう?」と思ってちょっと考えてみると、多分それは、どうしても有名な交響曲第8番とか第9番を先に聴いているからなのかもしれません。ドヴォルザークに罪は無いんですけどね。
≪オススメCD≫
第8番9番もはいってる2枚組みです
ドヴォルザーク:交響曲第5番&第7番&第8番&第9番ケルテス(イシュトヴァーン), ロンドン交響楽団, ドヴォルザークユニバーサルクラシックこのアイテムの詳細を見る |
CD店にはあると思うんですけど・・・
【コレってどんな曲】
喜:☆☆☆★★
怒:☆☆★★★
哀:☆★★★★
楽:☆☆☆☆★
≪おすすめシチュエーション≫
スッキリ聴ける交響曲です。
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私の判断で申し訳ないですが、ノイマン、チェコ・フィルの演奏がドヴォルザークにぴったりで相性は抜群です。全9番まで完全収録されていて、「交響曲」以外の曲も3曲入っています。
「第8番」「第9番」はだいたい持っている方もいると思いますが、血の通り方が違います。ノイマンがどうやら競り勝っているようです。
「第5番」を聴きたがっている方もいるでしょう。
全体的にもシャープな上に、聴き所がたくさんあります。
私が持っているのを紹介してしまいましたが、これがベストでしょう。チェコ・フィルは安定したアンサンブルな上に決して高くないはずでもあるので、けいさんのブログを見ている人にも参考にしていただければいいなと思います。
チェコ音楽だとノイマンにも定評がありますから、こっちも聴いてみたいんですけどねぇ。ホントに悩みました。