初心者のクラシック

有名な曲からおすすめの曲まで、できるだけ初心者にも分かり易く紹介します。

イタリア奇想曲

2006年03月10日 | チャイコフスキー
たまには、クラシック音楽を聴いてみてはいかがですか?

今日はチャイコフスキー:イタリア奇想曲です。

この曲も大好きな曲のひとつです。奇想曲は一見した感じが奇抜なイメージですが、これ
は、イタリア語でCapriccio(カプリッチョ)といい、意味は「きまぐれな」というもの
のようです。ということで、日本語訳の漢字にとらわれず、きまぐれに聴いてみましょう。

「きまぐれ」だけに交響曲でもなく、協奏曲でもなく、特にいつものように楽章もなにも
ありません。ホントきまぐれですよね。まあ逆に小難しい事を考えずに聴けますから、
ありがたいですけど。

曲自体もそれほど長くはなく、15分程度の曲ですから気まぐれでも聴けるかな?
ロシアの作曲家チャイコフスキーは、たびたびイタリアへも旅行に出かけていたようです
が、その時のイタリアの印象をもとに作曲したもののようです。一年中冬、のイメージが
強いロシアですが、この国からイタリアへ行くとどんな心境の変化があるんでしょうか?
イタリアってこんな感じの国なんでしょうか?(ロシアへも当然イタリアへも行った事
ないんですが…。)まあまあ、それはさて置きせめて曲だけでも聴いてイタリアへ行った
気になりましょう。


 トランペットのなめらかな響きのファンファーレから始まり、ホルンがそれに答えます。
 すると次には低音の弦楽器がやや妖しげなメロディを奏でます。ひととおり落ち着くと
 また、冒頭のトランペットのファンファーレが響きます。
 一瞬、「これは暗い曲なのかな?」と思うと、そこは、きまぐれ!あっけらかんとした
 オーボエが明るく、美しいメロディを一声。トランペットにつられて、ヴァイオリンが
 イタリアの真っ青に晴れた空を表すかのように美しい旋律を奏で始めます。いったん
 明るい空模様を見せると、そこはもうイタリア!ボンジョ~ルノ!タンバリンまで楽しく
 派手に叩きだします。お祭り気分で派手に盛り上ったかと思うとまた、前半の妖しげな
 ムードに逆戻り??(ホントきまぐれ。)
 その後も、一時はどうなるかと思うほど緊迫したムードにもなり、アレアレいつの間にか
 危機一髪!と思ったら、また急に晴れてきて元気いっぱい!最後はドンチャン騒ぎで
 終わります。

最初に聴いたときは、とても気に入ってしまったのでFMに録音したテープを何度も何度も
聴いていましたが、今も大好きなので聴いていますが、いざ文章で紹介するとこんなに、
いろんな展開になってしまってたんですね。
この曲を聴いていると、きっと、チャイコフスキーもイタリア旅行に行ったときは、やたらと
はしゃいじゃって、あちこち駆け回ってたんでしょうね。(行ってみたいな~イタリア)

≪オススメCD≫
イタリア奇想曲大好きです。

チャイコフスキー名曲集~幻想序
フィラデルフィア管弦楽団, チャイコフスキー, オーマンディ(ユージン)
ソニーミュージックエンタテインメント

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【コレってどんな曲】
喜:☆☆☆☆☆
怒:☆☆★★★
哀:☆☆☆★★
楽:☆☆☆☆★

≪おすすめシチュエーション≫
きまぐれに、今日はなにを聴こう?と思ったらこの曲かな!

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