音訳ボランティア サークル声

音訳ボランティアについて活動内容の紹介や課題などについて紹介してまいります。

広報かけがわ12月号表紙

2016-11-30 00:55:00 | 旧ブログ記事

20161129

12月号の音訳活動が始まった。

活動の1日目は、広報のページ毎を担当者を決め(というか自己申告)、皆さん一斉に調査や下読みがスタートする。12月号は私は表紙を担当させてもらう事に。4月から音訳の手伝いをさせてもらうようになって初めての事だ。

その他に、「催し物・教室」と「伝言板」(18p・19p)、更には総合病院の院内誌「きんもくせい」を担当するように申告した。

電子版「広報かけがわ」はこちら

今回は、初めて挑戦する「表紙」についての話だ。

広報「かけがわ」の表紙には毎号、写真が掲載される。視覚障がい者に表紙に映っている写真について、手に取るようにイメージできるようにと写真を説明しつつ、音訳者が受けた印象や感じたままをなるべく自分の選んだ言葉で伝わって欲しいと願いつつ、イメージをお伝えできるようにという思いで説明をさせてもらう。

12月号の表紙写真はこれでした。

 

このイメージを、以下のような音訳で伝えることができるのでしょうか。

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 この春完成した中央消防署で11月12日に行われた「掛川消防フェアー2016」でのとてもいい写真です。
 下には大きな文字で「出動!」とあり、それよりやや小さい文字で「ちびっ子レスキュー隊員」そして「消防フェアーでロープ渡りに挑戦」とあります。
 写真は、4歳、5歳位かと思われる一人の男の子が、白いヘルメットにオレンジ色のレスキュー隊ユニフォームを着て、1m20cm程の高さにピンと張られたロープにバランスを取り、腹這いで乗っている大写しの写真です。子供から少し距離を置き、背中に手を添えて補助する隊員もいるようですが腰と腕の一部が見える程度。男の子の顔は正面を向き、前のロープをしっかりと見据える目がとても眩しく見えます。
 消防署で用意したのであろう子供用のレスキューユニフォームですが、それでもまだ大きいのでしょう、右肩の掛川消防署レスキュー隊のワッペンがとても大きく見えます。ユニフォームが大きかったのか、ズボンの裾も上着の袖も幾重にも重ね折り曲げています。袖から出ている小さな手、しかしその右手はロープをしっかり握り、そして右手の先のロープをつかもうと今まさに左手を伸ばし、未来の夢やたくましさを手繰り寄せようとしています。

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