20170629
マイナンバーカード、私自身もまだ作成をしていないのですが、現在その点字表記について誤りがある方がおられるそうで、それが先日報道されました。新聞等のマスコミ各社のHP記事はリンクさせておいても、突然そのページが削除されたりして見られなくなるのはよくある話です。
一応、そのページをリンクできるようにしておきますが、何時急に削除されるか判りません。そのためにその概略を掲載させてもらいます。NHKのHP記事はこちら。なおHPでは、放送されたニュースの動画(音声付き)を見ることができます。
■マイナンバーカードのミスで始まった点字取材の旅
「マイナンバーカードに記されている点字が間違っているのでは」。そんな情報を入手したのは4月初旬。NHKのネットワーク報道部・後藤岳彦記者、松江放送局・保科達郎記者の取材が始まりました。
私も知りませんでしたが、マイナンバーカードでは、希望すると裏面に点字で名前が記されるようになっているそうです。残念ながら、そういう仕組みがあることも知りませんでした。そして裏面に点字表記を希望した方の内、一部の方の表記が間違っている事実があるそうです。
NHK記者の名前は後藤さん。点字では、「ごとう」ではなく、「ごとー」と表記するのだそうです。点字にしたり読んだりする際に「ごとう」では不都合があるからでしょう。点字のルールの一つだそうです。例えば、「空気」や「さとう」などの「う」は「う」の点字はなく、「くーき」「さとー」などと長音符という音を伸ばす点字を使うのがルール。「じゃ」や「じゅ」などの場合、点字では文字の大小を区別できないため、「じゃ」や「じゅ」を表すための点字を使うのもルールだそうです。
今回のマイナンバーカードでは「ごとう」は長音「-」をあらわす文字を使わず、ひらがなをそのまま点字にし、「じゅ」も小さな文字「ゅ」を普通の大きさの「ゆ」として表記してしまっているのだそうです。そのため、点字では正しい「ごとー じゅんこ(後藤順子)」さんの場合は、「ごとう じゆんこ」という間違った点字表記になってしまっているとの事でした。
原因を調べた総務省は、原因は点字を表記するための点訳ソフトがルールを反映していなかった為だとし、対応を検討するとのことだそうです。
しかし記者がこの問題を取材していく中で、「カードの点字表記上のミスというだけでなく、点字にまつわる様々な現状が見えてきた」としています。どんな現状が見えてきたのか、その内容について見てみましょう。
続きは次回。