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再生医療、薬理学、生理学、神経科学、創薬

高血圧治療剤に過去の嫌な記憶を薄める効果も=アムステルダム大学

2009年02月16日 | 心のしくみ
 [ロンドン 15日 ロイター]
 オランダの心理学者らは15日、高血圧治療に広く使用されている薬によって、嫌な記憶を消去できる可能性があるとの研究結果を医学誌「ネイチャー・ニューロサイエンス」に発表した。将来的に、不安障害や恐怖症などの治療に活用できるかもしれないという。

 アムステルダム大学の心理学者、Merel Kindt氏らの研究によると、健康な治験者が高血圧治療剤として知られるプロプラノロールを服用したところ、クモに対する恐怖の記憶が減退したという。

 これまでの動物実験では、恐怖の記憶は思い出す際に変化することがあるという。研究者らは、脳内の神経細胞に働きかけるプロプラノロールにも、記憶を薄める効果があると話している。

[ロイター 2009年02月16日]
http://jp.reuters.com/article/oddlyEnoughNews/idJPJAPAN-36498120090216


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