首を長~くして待ち望んだBabyがやっと誕生しました
ご心配くださっている方が沢山いらしたので、一刻も早くご報告したかったのですが、何かとバタバタしておりまして、スッカリ翌日になってしまいました・・・
申し訳ありません
そして、飼い主同様、ハラハラドキドキ一喜一憂してくださり、心から感謝申し上げます
2月24日(火曜日)の午後5時頃、帝王切開にて
男の子1頭が誕生。
最初の交配から数えて
68日目の出来事です。
通常、犬の妊娠期間は62~63日と言われているので、かなり遅い出産になりますね
おまけに1頭しか入っていないので、スクスク育ちに育ち(笑)、ジャック・ラッセル・テリアの出生時平均体重(約150gらしい)を大幅に上回る「
215g」という巨大児
キャヴェはジャック・ラッセル・テリアの中でもかなり小柄(体重4.2kg)なので、215gの赤ちゃんはかなりジャンボだと思います
キャヴェにとっては帝王切開で可哀想な思いをさせましたが、冬場の寒さは子犬にとってはかなり厳しいものなので、大きく生まれたことは良かったかもしれませんね
出産までの経緯を辿りますと・・・
24日の午前3時、軽い陣痛が始まりました。
呼吸が荒くなり、そわそわと落ち着きがなくなりました。
この時はまだ眠る余裕も有り、「これは夕方以降まで出産は無いな」と思いました。
今日、確実に出産するだろうと思ったので朝御飯は食べさせず。
少しだけ、おやつを与えました。
正午近くなると産床をカリカリし始め、お昼寝もままならない様子。
横たわっていても、お腹で大きく息をしてしんどそうです。
コルクやチャオも気にして、代わる代わるキャヴェを舐めてやったりしています。
キャヴェも誰かが傍に居てくれると落ち着くみたいで、コルクかチャオのどちらかにピトッとくっ付いて寝ています
リビングから私の姿が見えなくなると、とても心細い様子。
産床で添い寝してあげているつもりが、熟睡しちゃってるコルク
午後からは、排便・排尿の回数が増え、お産が近い兆しが顕著になる。
陣痛の波が大きくなり更にしんどさを増すと、流石にチャオとコルクも遠慮がちに遠くから見守るようになる。
キャヴェがどのような状況に置かれているのかが解るみたいですね~。
犬って偉いなぁ
午後3時40分。
破水する。
以前から獣医さんとは相談済みで、破水後30分経っても子犬が出てこないようなら、搬送時間も含めて、即効で連絡→緊急手術の準備を要する為、TEL入れ。
午後4時10分。
一度も大きな陣痛が来ないので、獣医さんへ連絡。
午後4時30分。
獣医さんに到着。触診して確認。
まだ胎児は降りていないのでもう少し待つことも可能だが、大事をとって切ってもらうことにしました。
大きな陣痛と言うのは、骨盤の下の方の骨を子犬が外へ出ようとする時に押されることで刺激されて起こるものらしいのです。
子犬が大きく育っているとそこまで到達出来ないので、大きな陣痛が来なかったのでしょう・・・とのこと。
麻酔の準備。帝王切開。
獣医さんにお願いして、麻酔から手術までの様子を一部始終見せて頂きました。
勉強になることが沢山ありましたし、何より子犬誕生の瞬間を見ることが出来たのは感動です
キャヴェの様子を見守るのも飼い主としての責任のように思いましたし・・・
お腹の中にある胎児の入った袋を見た瞬間、「うわっ、大きい~
」と仰った獣医さんの言い方が印象的で笑ってしまいました。
帝王切開をして正解でした
あのまま待っていたら、イタズラにキャヴェの体力を消耗させるだけでしたし、子犬の命も危なかったかもしれません。
取り出されている最中の子犬は、袋に入ったままでも父親のコルクと毛色や頭部の形がソックリなのがよく解りました。
出生前に撮ったレントゲン写真そのままだったのも笑えました
そして・・・
キャヴェにとって子犬の出産は、これが最初で最後と決めていましたので、今回たまたま帝王切開になってしまったものですから、子宮摘出の避妊も同時にお願いしました。
避妊・去勢に関しては全身麻酔を伴うので、病気でもない体に負担を掛けるのは気が進まず、必要に迫られるような余程の理由がない限り、私は行わない主義なのですが、今回は「ついで」にお願いしました。
この先の子宮の病気に関しては、まずは安心ですかね。
でも、これまでに何頭もメス犬を育ててきましたが、未避妊でも婦人科系の病気になった子はいませんでした。
「全身麻酔の負担」と「起こるか起こらないか解らない将来の病気の不安」とを天秤に掛けるのは難しいことですよね。。。
なので、悩んでおられる方は「薦められたから」では無く、自身の判断で納得された方を選ばれるのが良いと思います。
メスばかりでなく、オスの去勢の場合でも同じですけどね~。
話がズレましたね
すいません
帝王切開手術のあとは、まだ麻酔が効いてボッ~としていましたが、私の匂いを嗅ぎ、顔をペロペロと舐めてくれた時にはホッとしました
まさか受胎数が1頭で、しかも予定日が大幅に遅れて、キャヴェにこんな負担を掛けることになったのですから、とても申し訳なく思いました。。。
帰りの車では、ピヨピヨ鳴く子犬をずっと舐めてやり、早くも母性を発揮
家に帰ると、待ちわびていたチャオとコルクの大歓迎を受け、早くも子犬は我が家のアイドル!
キャヴェも全く嫌がらず、みんなに子犬を舐めさせていました
日頃から犬同士の仲が良いと、こういう時に安心ですね
犬は父親の自覚と言うものは無いと思いますが、それでもコルクがとても可愛がってくれている姿が印象的です。
キャヴェも全く怒ったりせず、コルクに舐めさせてやったりしています。
何度となくコルクが産箱の様子を覗いては子犬を見つめて尻尾を振る仕草が可愛らしく、子犬を見つめるコルクの表情も穏やかでお父さんらしいです
いつもキャヴェの脇腹をクチュクチュしながら寝ていた姿も卒業。
赤ちゃんにキャヴェを譲り渡しました。
何だか、急にお兄ちゃんになったコルクにビックリです
キャヴェと遊べない間、いつも以上にチャオがコルクとよく遊んでやってくれている姿も印象的で、犬の多頭飼いって素晴らしい!とつくづく思いました
子犬はお乳を独占出来るので、争うことなくゆっくり飲んではコロコロしています。
たった1日でマルマル太り、手足もお顔の回りも血色の良い赤色で、ひとまず安心安心です
キャヴェも、お腹を切ったところが痛んだりしないみたいで、とっても元気に過ごしています。
ご飯もよく食べて、大事そうに子犬を抱え、しょっちゅう嘗め回しています
獣医さんには、本当にお世話になりました。
時間外診療にも関わらず快く引き受けてくださり、おまけに驚くほど費用が安くて超ビックリ!
まぁ、いつも凄く安いんですけど・・・
縫い目もとても綺麗で、その器用さに脱帽
いつも患者さんが多いのも頷けます
院長先生、若先生、2名の看護士さん、キャヴェとBabyの為に御尽力頂きまして有難うございました
これからもどうぞどうぞよろしくお願い致します
しかし・・・
夜中の出産にならなくて良かった~
先生は「携帯に転送してあるから、起きるまで鳴らしてくださったら良いですよ~
」と仰ってくださっていましたが、流石に叩き起こすのも申し訳ないですしね~
夕方に産んでくれたキャヴェちゃんにもバンザイ
ですね
子犬の写真はPart2で見てやってください