10月29日(土)、早朝からTさんを乗せて高江へ。今日は土曜行動の日で、N1ゲート前には大勢の人たちが集まった。
午前7時半頃、集会が始まった。今日もマイクを回されたので、最近、判明した3地区のヘリパッド工事の状況と当面の課題等について説明させてもらった。「連日、数十台のダンプトラックが入るようになって、工事は予想以上のペースで進んでいる。---年内完成を目指す政府のもくろみを壊すためになんとしてもゲート前の座り込み参加者を増やそう。あと2ヶ月、2007年以来の高江の闘いは、今、最大の重要な局面を迎えている。今の倍の人たちが集まれば工事は阻止できる。友人、知人に高江に来てくれと訴えよう。本土の支援者たちにも、なんとしても高江に駆けつけてくれと呼びかけよう!」と訴えた。
正午からは、N1ゲート前で、大阪府警機動隊員による「土人・シナ人発言」に対する抗議集会が始まった。約400人の参加者でゲート前はぎっしりと埋め尽くされた。結局、今日はダンプトラックはメインゲートに採石を運び込んだだけで、N1ゲートに来ることはできなかった。
集会では次の3点についての決議が採択された。
1.県民を侮辱する暴言を撤回し、県民に謝罪すること
2.全国から派遣されている機動隊員を沖縄から撤退させること
3.高江のヘリパッド工事を直ちに中止すること。
(県道沿いに咲くナンバンギセル)
集会が終わると辺野古へ。午後4時から瀬嵩の浜で「辺野古新基地を絶対つくらせない名護市民集会」が開催された。目の前には見事な大浦湾が広がるが、海の底にはまだ100ケ以上のコンクリートブロックが放置されている。
渡久地武龍さん(19歳)のスピーチに、皆から大きな拍手と指笛が続いた。彼は名護の市民投票の年に生まれたのだ。
参加者は350人。最高裁判決の後、防衛局の工事再開を絶対に許さず頑張ろうと確認して集会を終えた。