チョイさんの沖縄日記

辺野古や高江の問題等に関する日々の備忘録
 

まだ違法トラックが走り続けている。違法ダンプトラックを放置し、やんばるの貴重な森を違法伐採しておきながら、何故、たかが有刺鉄線で逮捕するのか!

2016年10月20日 | 沖縄日記 高江

 10月19日(水)、午前3時45分に那覇を出発、午前6時頃に北部訓練場のメインゲートに着いた。今日の水曜行動は、N1ゲートではなく、メインゲート前で行われる。

 時々強い雨がふる生憎の天気だったが、メインゲート前には大勢の人たちが座り込んだ。午前8時頃には、南の方から20トントレーラーが砂利を積んでやってきたが、メインゲートから200mほど手前で停止したまま動けない。結局、このトレーラーは5時間も停止したままでゲート内には入れなかった。水曜行動の大勝利だ。 

 メインゲート前だけではなく、少し南側でもトレーラーの進入に備えて人々が集まった。2ヶ所で同時に集会が続く。合わせると300名ほどにもなっただろうか。

 私も、それそれの場所で、違法ダンプトラックの問題についてマイクで説明をした。ダンプトラックが来た場合、ダンプ規制法(番号表示不記載)、そして道路運送車両法(不正改造)に違反する車の見分け方を説明し、写真を撮って沖縄総合事務局、県警本部に通報するよう訴えた。

 私たちがこの問題を陸運事務所に指摘したのは先週の金曜日だった。今週火曜日には、稲田防衛大臣がこの問題について記者会見を行った。そこで防衛大臣は、「事業者として受注者に改善するよう指示をした」と明言している。もう否定のしようのない不法行為なのだ。

 メインゲート前で規制する機動隊員ら。海兵隊員や、防衛局職員らが乗った車両を通すために時々、強制排除が行われたが、皆、午後遅くまで頑張り抜いた。

 ゲート前での集会が昼休みとなり、散歩がてら少し先に止まっているという大型トレーラーを見にいった。ところが、なんと荷台の側面と後ろで番号表示が異なっている。ダンプ規制法第4条違反。この第4条には罰則規定もついている。あれだけ大きな問題となっているにもかかわらず、そのまま運送を続けているのだ。他にも、不正改造ではないかと思われる点もある。

 

 そしてメインゲートに戻ろうとした時、突然、このトレーラーが動き出した。違法車両を走行させるわけにはいかない。大慌てで前に立って制止し、メインゲートに電話を入れた。

 しかし、機動隊員らが大勢出てきて抗議する市民らを強制排除し、この違法車両をメインゲートに入れようとする。「警察は、何故、違法車両を守るんだ!」と抗議するが機動隊員らは全く聞こうともしない。仕方がないので、沖縄総合事務局に電話を入れる。担当者は、「ナンバーを教えてください。対処します」と答えたが、火曜日の対応を見ても迅速な動きは期待できない。

 午後遅くなって集会も終り、多くの人々が散った頃、またダンプやトレーラーが動きだしたという連絡が入った。慌てて駆けつけると、なんとこのトレーラーと4台のダンプトラックが砂利を運ぼうとしている。違法車両が、警察や沖縄総合事務局が注意しないものだから、違法な走行を続けているのだ。

 

 昨日、山城博治さんが、有刺鉄線を2本切ったとして逮捕された。防衛局は 2万4千本もの立木を伐採したが、その中には違法な伐採も多かった。勝手に張り巡らせた有刺鉄線とやんばるの貴重な森林とどちらが大切なのか。さらに今回のような道路運送車両法やダンプ規制法違反を放置しているのはどういうことか。あまりに偏った逮捕ではないか。

 

 

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