北部訓練場のN1地区のヘリパッド工事に反対して数年前から住民らが県道70号線の路側部にテントを建てて座り込んでいる。この県道70号線は、北部訓練場の一部だが、日米地位協定第２条４項(a)にもとづく日米の共同使用地となっている。今回、政府は住民の座り込みを排除するために、県道70号線の路側部を日米共同使用地から米軍専用区域に戻す準備を進めている。米軍の専用区域とし、刑特法違反ということで住民らを強制排除しようというのだ。
私は、強制排除を許さないための取組みの一貫として、本年１月６日、県に対して「県道70号線が日米共同使用地になった際の協定書」等の文書の公文書公開請求を行った。県は開示を決定したが、防衛局が、県の開示決定は「米国との信頼関係が損なわれる恐れがあり、違法」として、県を相手取り、決定の取り消しを求める訴訟を起こした。日米合同委員会等に関する文書は、すべて国民には公開しないというのだろう。
この訴訟の第１回口頭弁論が明日、開催される。私は、公開請求をした当事者として、この裁判に県側に訴訟参加を申し立てている。沖縄に一方的に基地負担を押し付ける日米合同委員会に少しでも風穴を開けたい。是非、傍聴においでください。
北部訓練場情報公開訴訟 第１回口頭弁論
７月21日（火）午後２時～ 那覇地裁101法廷
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