あまりにヒエラポリスの劇場で心を奪われて、気がつけば今日の太陽は沈もうとしている。
今からだと、急いでも石灰棚に着く頃には夕日は山の向こうに沈んでいるかも。
それにしてもあの警備員のような人、毎日この美しい風景を見ているんだな。
坂道を下る途中、この木々のシルエットに何故かどうしようもなくローマを感じて、
すぐに思い出せそうで思い出せないわだかまりのようなものを抱えながら歩いた。
なんでしょうこれは。かつてのローマへの情熱・・・それともこれから先の予感。
それともただ何かを忘れているだけ?
太陽・・沈んでしまった。それでもここは美しい。
自然には、どうあがいても対抗できない。
驚異的で、美しくて、時には嘘のようで、ときどき恐ろしくて、奇跡のようなもの。
パムッカレとは「綿の城」という意味だそう。
綿の城を潤す温泉の流れ出る音を、できればあと数時間聴いていたい。
この音、この色、この空気。温泉につからなくても心身は癒されると思う。
古代から変わらずあるこの景色が、これから先もずっとそのままであってほしい。
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素晴らしいねぇ。
ももちゃんの写真もとても素敵です。
誰が撮ってもきれいに写真撮れますよ(笑)
景色がすごすぎて