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2015-11-13 21:08:15 | ドラマ

源氏物語絵巻の下絵くっきり=絵柄変更、修理で判明―徳川美術館

時事通信 11月13日(金)18時20分配信

 徳川美術館(名古屋市)は13日、所蔵する国宝「源氏物語絵巻」の修理の過程で下絵が明らかになり、制作中に絵柄の変更があったことが分かったと発表した。
 変更の可能性は以前から指摘されていたが、赤外線写真の撮影などにより下書き線が鮮明に浮かび上がったのは初めて。
 同館によると、所蔵する15場面中、「柏木(二)」「柏木(三)」「竹河(二)」の3場面で、大幅な絵柄の変更が確認された。
 うち、「柏木(三)」は、主人公の光源氏が正妻と別の男性との間に生まれた赤子を抱く場面。下絵は、子が両手を光源氏に差し伸べる様子を描いていたが、実際の絵では、子は手を下げていた。光源氏は、自分の子ではないことを知っており、四辻秀紀学芸部長は「不義の子であり、(子のかわいさより)光源氏の苦悩を主題にしたいと考えて変えたのだろう」と話している。人物の顔の位置や向きなどを変えた跡もみられたという。
 同館によると、源氏物語絵巻は12世紀に描かれた現存する最古の絵巻物で、日本四大絵巻の一つ。2012年から始めた修理で裏打ちの紙を取り除いたところ、下絵が裏から透けて見えるようになったという。
 14日から始まる同館の企画展「全点一挙公開 国宝 源氏物語絵巻」で下絵の赤外線写真のパネルが展示される。12月6日まで。