増田カイロプラクティックセンター たまにひと言 

神経筋骨格・アレルギー(NAET(R))・感情の統合療法。同行ドクター斉藤友美恵の近況レポート

鉄と睡眠時間

2010年11月10日 | アレルギー・NAET
昨日、鉄のことを書きました。
冬は寒いから、朝起きるのが辛くなりますね。

鉄が十分足りている人は3時間睡眠でも大丈夫。
でも鉄が全くそこを付いているような人は、9時間位確保できないと身体の疲れが取りきれません。

筋力検査を使ってご自分でチェックできる方もいらっしゃると思いますので、目安を書いておきます。

鉄の足りている度が10段階評価で、
0/10以下なら、9時間
5/10なら、8時間
6/10なら、5時間(合格ライン)
10/10なら、3時間

体内鉄分が10段階評価で6~8を維持できればいいのですが、鉄不足は寝起き・寝付きの悪さ、睡眠障害や昼夜逆転も引き起こしますので、十分な睡眠時間を確保する以前の問題で辛い思いをするケースもみられます。

しかし、せっかく鉄のサプリをとっても、横取りされて貢いでいるだけではなかなか足りてきません。
誰に貢かというと、身体にいる常在細菌・寄生虫・真菌です。

高気圧優位の冬季は、ただでさえ体内細菌が活性化し、体内の炎症を起こしやすくなっています。そこに鉄のサプリがくれば、みんなは大喜び。その結果、宿主である動物(人間を含む)は、鉄を横取りされ、前日示したような何らかの症状に悩まされてしまうわけです。

1年中これらの細菌は体内にいるわけですが、秋冬は体内細菌の活性が上がり、かつ外気温が下がるために鉄の必要量が増えることで問題がクローズアップするものと思われます。


こんな時はどうすればいいかというと、身体を温める材料がないのだから、とにかく身体を冷やさない。外からも、中からも。
胃や腰・背中にホカロン貼って、かつ空気の層を作って熱が逃げないように重ね着しましょう。
足首・首・胃(へその上)は特に冷えないようカバーしましょう。

甘いもの・果物・冷たいもの・コーヒーなどの摂り過ぎは、身体を中から冷やしますのでご注意ください。

ミネラルサプリ・ビオフェルミン・オリーブリーフ・岩塩・メープルシロップなどは、一般的に体内細菌に有効(殺菌ではなく静菌)ですので、アレルギーがなく、かつ有効度・必要度の高い場合は試してみてください。

菌なら薬だ!と、やたらと抗生剤・抗菌剤を使うと「耐性菌」というおまけがつき、あとで厄介なことになる可能性が高いので私は勧めません。

身体が使えと言うなら、もしくは命と引き換えなら、もちろん抗生剤でもステロイドでもなんでも使ってもらいますが、安易に薬を使いすぎていることで免疫力を低下させ、病気を悪化・増加させていること、国民全体の体質がどんどん悪い方に変わってきていることを知らなければいけません。

今の自分の思考パターン・生活行動様式が、自分たちの子供・孫・ひ孫…の世代に遺伝子に乗って、良い影響も悪い影響も残していくのですから。

肉食べたい・・・

2010年11月09日 | アレルギー・NAET
ここひと月位、杏食べたい、肉食べたい衝動が強く出ました。
私はステーキなら、あぶらののった日本のより、赤身で食べ応えのあるアメリカのステーキの方が好きです。食べた~感があります。

春夏は塩不足に注意しないといけないのですが、秋冬はみなさん鉄不足にご注意ください。

ここ2週間くらいで急に冷え込んできましたから、この寒さに耐えうるだけの体温を作り出すのにたくさん鉄を使いこんでいますから、皆さんの鉄貯金はほぼゼロでしょう。

赤身肉(特にジンギスカン、それから豚・牛・カツオ・マグロなど)は一番の鉄補給源。
その他にアンズ、コーヒー、ビターチョコレートもいいですね。私の好物ばかり。
昔はほうれん草も良かったのでしょうが、いまは野菜からの栄養素を期待することはできませんから、とにかく身体をつくるためには「肉を食え」です。

もちろん鉄のアレルギーが完璧に除去されており、かつ鉄のようなミネラル分を消化・吸収できるだけの内臓機能(特に胃腸・視床下部)が整ったうえで、有効度の高いサプリを必要量とることが必要です。

なぜなら毎日分厚いステーキばかり食べられませんから、電磁波に囲まれた現代を元気に生きるためにも、鉄に関して言えば一生サプリを手放すべきではありません。

冬は高気圧優位ですから、酸素が多い。
酸素が多いと火がよく燃えますから、火(エネルギー)が燃えるための材料がないと火(エネルギー)が持ちません。
結局、不完全燃焼を起こすと、それは心身症状として現れるわけです。

冬の高気圧は変わらないのですから、秋冬は「石炭=鉄分」をたくさん取り込む必要があります。よって、衣替えと一緒に鉄サプリの摂取を1.5~2倍にしたほうがいいでしょう。


慢性・急性の鉄不足症状で思いつくものを、以下に挙げます。誰でもひとつやふたつ思い当たるところがあるかと思います。

風邪症状(鼻・咳・のどの痛み・筋肉痛・頭痛・嘔吐など)、易感染、食物アレルギー症状、過敏症状(化学物質・電磁波・温冷など)の悪化、喘息・慢性咳、慢性鼻炎、花粉症様症状、炎症症状の悪化(蓄膿・関節炎・虫垂炎・胃腸炎・肺炎・外耳炎・中耳炎・内耳炎・歯肉炎・虫歯症状など)、粘膜・皮膚の乾燥、口・肛門・消化器などの粘膜症状、カンジダ症、便秘・下痢、手あれ・湿疹・じんましん・アトピーの悪化、爪の問題、脱毛・白髪、耳鳴り・めまい、視力の問題・まぶしい、背部痛・腰痛・肩こり・関節のこわばり、歯並びの悪さ・すきっぱ、ほてり・冷え、多汗、やせ・肥満、出血(鼻血・歯茎・不正出血)、物忘れ、痴呆症状の悪化、不安・うつ・強迫・パニックなどの精神症状の出現悪化、多動・不穏行動・異食・偏食の悪化、不眠、疲労・倦怠感・眠気・モヤモヤ感、身体が思うように動かない、神経系の混乱(スイッチング)による筋力検査の精度の低下…。

冬はインフルエンザやノロウィルスなどが流行りますね。
鉄が足りていれば粘膜が強くなりますから、それらにやられることもないでしょう。
万が一かかっても、軽く済むはずです。
もちろんそれらのウィルスにアレルギーがなければ、もっとかかりにくく治りやすい身体を手に入れることが出来ます。


冬季うつも日照時間の低下というよりは、体内貯蔵鉄の低下によるものと思われます。

本格的な冬が来る前に、鉄分不足を解消しておきましょう。