おなじみリバタリアン代表ロン・ポール議員のブログから
Texas Straight Talk 2011/09/19
Government as a Venture Capitalist
ベンチャー投資家としての政府(拙訳:チモシェンコ大村)
2009年1月、政府は、「議会が緊急の景気刺激法案を通過させれば、失業率を8%超に押し上げ得る経済的破滅から米国は救われるだろう」と主張しました。政府による景気刺激策がそれに対する正しい答えであり、我が国のことを気にかけるならば、我々の懸念を取り除き、法案を通過させるために必要な事をすべきだ、と。そして、議会は景気刺激法案を通しました。しかし、それ以来、失業率は上がり続け、今では8%を大幅に超えています。(実際のところ、Shadow Government Statisticsのジョン・ウィリアムズによると、従来の計算方法では失業率は23%近くにもなります)しかし、一部の人は、初めの景気刺激策は効果があったと言い、また、繁栄を取り戻すには政府によるさらなる景気刺激が必要だと主張しています。
景気刺激策は、一部の人間に短期間だけ効果があるかもしれません。それは、Solyndra(訳注:太陽光発電パネルメーカー)にも少しの間だけ効果的でした。一時の間、彼らは、経済に貢献し得る生産的な活動に従事している振りをすることができました。そして、一時の間、失業者数は1100人以下に抑えられていました。しかし、最近起きたSolyndraの経営破綻は、政府がいかにひどいベンチャー投資家であるかを物語っています。この茶番により、アメリカ国民に5億ドル以上の負担をかけておきながら、非を認めることもしません。政府はその投資の算定を疑問視することもなく、景気刺激策導入後の失業率の見通しについて何を間違えたか問うこともしません。
その代わりに、お金をさらに要求しています。再び、「我が国のことを気にかけるならば、雇用を増やすために、さらなる支出増額と増税を容認すべきだ」という声を耳にしています。彼らはまだ望みを捨てていません。
確かに、Solyndraの工場に行けば、そこに仕事があることが見て取れたでしょう。しかし、見ることができなかったであろうものは、創出されることの無かった生産的雇用です。本当のベンチャー投資家は、政治やカメラチャンスに基づいて意志決定するのではなく、リスクとリターンに関する複雑な経済評価を基に決定を下します。他人の金を一工場に投げ与えるだけで魔法が起きるなどとは期待しません。創出されていない雇用はまだあるかもしれません。しかし、政府の債務は増え、さらなるインフレーションと増税をもたらすでしょう。すでに厳しい規制環境に加えて、これらの状況は民間部門においてさらなる負担とリスクをもたらすだけです。
「金槌しか持っていないと、全ての物が釘に見える」(When all you have is a hammer, everything looks like a nail)と言います。我が国の政府は、大きな政府とさらなる財政支出が全ての問題に対する答えだと心から信じている人々で埋め尽くされています。政府は彼らにとっての金槌であり、彼らはそれを打ち続けることしか知りません。政府による“解決法”が問題を解決しなくても、彼らは平然としています。彼らは、さらに大きな政府、さらに多くの法律、事業を要求し続けています。アメリカ国民は釘のように扱われることにうんざりしています。
この政府中心のマインドセットが問題の本質なのです。このような考え方の人間が政治と政府に自然と引き込まれていくのです。彼らにとっては、合衆国憲法は面倒な障害であり、避けるべきもの、あるいは無視すべきものなのです。
私たちは、持続的で生産的な真の雇用創出に関心を持たなければなりません。それは、各家庭に繁栄と経済的安定の確固とした基盤をもたらす雇用であり、資源を浪費する割には一夜で消えてしまう見せかけだけの政府の雇用創出ではありません。私たちは、どちらかを選ばなければなりません。
Texas Straight Talk 2011/09/19
Government as a Venture Capitalist
ベンチャー投資家としての政府(拙訳:チモシェンコ大村)
2009年1月、政府は、「議会が緊急の景気刺激法案を通過させれば、失業率を8%超に押し上げ得る経済的破滅から米国は救われるだろう」と主張しました。政府による景気刺激策がそれに対する正しい答えであり、我が国のことを気にかけるならば、我々の懸念を取り除き、法案を通過させるために必要な事をすべきだ、と。そして、議会は景気刺激法案を通しました。しかし、それ以来、失業率は上がり続け、今では8%を大幅に超えています。(実際のところ、Shadow Government Statisticsのジョン・ウィリアムズによると、従来の計算方法では失業率は23%近くにもなります)しかし、一部の人は、初めの景気刺激策は効果があったと言い、また、繁栄を取り戻すには政府によるさらなる景気刺激が必要だと主張しています。
景気刺激策は、一部の人間に短期間だけ効果があるかもしれません。それは、Solyndra(訳注:太陽光発電パネルメーカー)にも少しの間だけ効果的でした。一時の間、彼らは、経済に貢献し得る生産的な活動に従事している振りをすることができました。そして、一時の間、失業者数は1100人以下に抑えられていました。しかし、最近起きたSolyndraの経営破綻は、政府がいかにひどいベンチャー投資家であるかを物語っています。この茶番により、アメリカ国民に5億ドル以上の負担をかけておきながら、非を認めることもしません。政府はその投資の算定を疑問視することもなく、景気刺激策導入後の失業率の見通しについて何を間違えたか問うこともしません。
その代わりに、お金をさらに要求しています。再び、「我が国のことを気にかけるならば、雇用を増やすために、さらなる支出増額と増税を容認すべきだ」という声を耳にしています。彼らはまだ望みを捨てていません。
確かに、Solyndraの工場に行けば、そこに仕事があることが見て取れたでしょう。しかし、見ることができなかったであろうものは、創出されることの無かった生産的雇用です。本当のベンチャー投資家は、政治やカメラチャンスに基づいて意志決定するのではなく、リスクとリターンに関する複雑な経済評価を基に決定を下します。他人の金を一工場に投げ与えるだけで魔法が起きるなどとは期待しません。創出されていない雇用はまだあるかもしれません。しかし、政府の債務は増え、さらなるインフレーションと増税をもたらすでしょう。すでに厳しい規制環境に加えて、これらの状況は民間部門においてさらなる負担とリスクをもたらすだけです。
「金槌しか持っていないと、全ての物が釘に見える」(When all you have is a hammer, everything looks like a nail)と言います。我が国の政府は、大きな政府とさらなる財政支出が全ての問題に対する答えだと心から信じている人々で埋め尽くされています。政府は彼らにとっての金槌であり、彼らはそれを打ち続けることしか知りません。政府による“解決法”が問題を解決しなくても、彼らは平然としています。彼らは、さらに大きな政府、さらに多くの法律、事業を要求し続けています。アメリカ国民は釘のように扱われることにうんざりしています。
この政府中心のマインドセットが問題の本質なのです。このような考え方の人間が政治と政府に自然と引き込まれていくのです。彼らにとっては、合衆国憲法は面倒な障害であり、避けるべきもの、あるいは無視すべきものなのです。
私たちは、持続的で生産的な真の雇用創出に関心を持たなければなりません。それは、各家庭に繁栄と経済的安定の確固とした基盤をもたらす雇用であり、資源を浪費する割には一夜で消えてしまう見せかけだけの政府の雇用創出ではありません。私たちは、どちらかを選ばなければなりません。