チモシェンコ大村のロン・ポール研究+くだらない話

ロン・ポール氏のブログ翻訳を通じて、リバータリアン思想・オーストリア経済学について勉強しています。

略語

2009-11-24 19:28:47 | 日記
どうでもいい話ですが、スーパーコンピューターのことを“スパコン“と略するのはいかがなもんでしょうか。

小生の分からない分野ですが、スーパーコンピューターっていうぐらいですからきっとすごーいコンピューターなのでしょう。でも“スパコン“と略されると、語感からして安っぽく、子供のおもちゃ程度にしかどうしても聞こえないのです。そりゃ、サイエンスを解さない政治家の皆さんに目の敵にされるでしょう。

ついでに、大きなおっぱいさんのことを“デカパイ“というのもいかがなもんでしょうか。おっぱいさんはそんな安っぽいものではないはずです。のみならず、“デカパイ“という表現はおっぱいさんに対する冒涜としかいいようがありません。

日常的な言葉に目を移しますと、T大時代によく耳にしましたが、メーリングリストのことを“メーリス“と略する人が結構いますね。これも不快です。それから、T大では『同じクラスの人』のことを何故か“オナクラ”というらしいです。たまに頭の悪そうなT大生(まあT大生はたいてい頭悪いですが)が使っているのを耳にします。なぜ、略する必要があるのでしょうか?これにいたっては、言葉の問題というか、何か卑猥な倶楽部のように聞こえるのでやめたほうがいいと思うのですが、残念ながらかなり定着しているようです。

こういった略語に不快感を感じるのは小生だけではないと思いますが、その原因は略語が禁忌語・差別語の形成過程を潜在的に連想させるからなのだと考えています。人間は、直視したくない現実があるとそれを指し示す記号として婉曲的な言葉(省略語を含む)を使う傾向にあります。たとえば、bear(熊)はbrown(茶色)と語源を同じくし、本来は「あの茶色野郎」みたいな意味だったらしいです(鈴木孝夫「ことばと文化」)。つまり、ゲルマン民族にとって熊は直接的な言葉にするのも恐ろしい現実だったわけです。一方で、この婉曲的用法を積極的に行うと、今度は差別語が出来上がります。たとえば、日本人をジャップと言ったり、パキスタン人をパキと言ったら、これは言うまでもなくそこに差別意識があります。

そんなわけで、略語を必要もなく使う人に出会うと、まるで差別語を安易に使う人を前にするときのように、『軽薄そうな人だな~』『教養なさそうだな~』『本読まなさそうだな~』という印象を持ってしまってついつい軽蔑してしまうのです。ま、小生の偏見と言えばそれまでですが。どうでもいい話のつもりが、小難しい話になってしまいました・・・。

深夜のラボで・・・

2009-11-12 22:58:39 | 日記
昨晩ベッドに入ってさあ寝ようと思ったら、ハッと大事なことに気づいたのでした。

窒素ガスボンベの元栓を閉め忘れた・・・・。閉めたかどうかあやふやなのではなくて、間違いなく閉め忘れたと言い切れます(なにをえらそうに)。

しかし、プロパンガスなどとは違ってただの窒素やし、ボンベにホースでつながっている機器の弁は閉じているから、ほっといても大丈夫なはず。朝早くラボに行って、誰かに気づかれる前に元栓を閉めれば楽勝でしょう、このように考えて再びぬくぬくのタオルケットに身を包まれたのです。が、心配性の小生のことなので当然寝つけるはずがないのです。もし、そのホースが外れたらどうしよう。間違いなくボンベの窒素は全部放出されて空っぽになるでしょう。そしたら皆困るでしょう。Even worse, その部屋にたまたま掃除のおばちゃんか誰かが居て、窒息死してしまったらどうしよう。一体誰が責任を取るって言うんだい(それはお前やろ、と自分にツッコんでみる)。

窒素ボンベさん、あなたのことを考えるとアタシなんだか体が火照ほてってきちゃたわ・・・・。

真由美はいてもたってもいられなくなり、ネグリジェにコートを羽織っただけの恰好で部屋を飛び出した。車を走らせること10分。深夜2時の研究棟には人気はなく、エレベータの到着音だけがホールに響き渡る。4階でエレベーターを降りると真由美は小走りで実験室に向かった。当然この時間の実験室には誰もいない。鍵を開け中に入るやいなや、照明をつけるのも忘れ、慌てて問題の窒素ボンベに駆け寄った。

真由美は窒素ボンベの前に立ち、黙ってコートを脱いだ。呼吸を落ち着かせ、目を閉じ、静かに愛撫を待つ。その真由美の背中に窒素ボンベは手をまわし、慣れた手つきで真由美のブラジャーを外した。そして、露わになった彼女の乳房に触手を伸ばす。シュー、シュー、シュー・・・・。右の乳首を時計回りに3回転、左の乳首を反時計回りに2回転・・・。やがて真由美の息の根は完全に止まり、二つの乳頭からは白濁した乳汁(ミルク)がほとばしった。瞬く間にフロアーを覆い尽くした真由美の乳汁(ミルク)はふわりと秋の夜空へと舞い上がり、遥か遠くの銀河を流れた。その明澄な輝きは僕の個人的な憂鬱を洗い去ったのだった。

そんな夜は熱いなめこ汁をすすりたい。

Faculty of 1000

2009-11-04 20:49:34 | 日記
今日でヤンキース優勝が決まるでしょう。ということでビールとポテチを買ってスタンバイ。小生も好きなMary J. Bligeがアメリカ国歌を歌うということでそれも楽しみにしてます。どうせなら彼女の持ち歌を歌ってほしいけれども。。。

ボスから久々のメールが届いてました。開けてみると、どうやら小生はAFMになったらしいのです。AFM? アナルファックと何か関係があるのでしょうか。でも、おチンチンにうんこがついたら嫌だなーと思いながらメールを読んでみると、AFMとはAssoicate Faculty Memberの略であることが分かりました。

Faculty of 1000という論文評価システムがありまして、これは世界中の一流研究者による「この論文おもろいで」という“ご意見”を集約したものなのですが、これにうちのボスも“一流研究者”として参加しているらしいのです。で、Associate Faculty Memberの人はそのお手伝いをするということらしいです。具体的には、1カ月に1本ぐらいのペースで論文を選んで、それへのコメントを書き、ボスが手を加えてアップロードするという流れみたいです。1カ月に1本は多いですが、論文読解・作文の練習になるので励みたいと思います。それに、履歴書に書く内容が増えてありがたい。Associate Faculty Memberと書くと、「あいまいな日本の私」的に、Associate of Faculty Memberなのか、Member of Associate Facultyなのかが不明瞭なので、あたかも小生がFaculty(教授職)のようなことを経験したかのようにも見えるのです。お得感がございますね。

話は変わって研究の話。以下、アダルトコンテンツを含みますので、ご注意ください。

spermin(スペルミン)とかspermidine(スペルミヂン)という有機化合物があるのですよ。最近、particle bombardmentという実験をしてるのでこの試薬を使うのです。DNAにベタベタくっついてDNAを安定化するという働きがあります。勘の良い人はもうお気づきとは思いますが、これ、sperm(精子)inというだけあって、ずばり精液から発見されたものなのです。匂いもずばり精液そのもの。今まで知らなかったので衝撃的でした。犯人はお前だったのかと。そして、DNAに“ベタベタ“くっつくあたり、何かmetaphorを感じずにはいられないのです。

ここ数日1時間の時差ボケで微妙に元気がなかったのですが、おかげさまで随分回復しました。元気になったところで、spermidineについて勉強しますとこんな論文を見つけました↓


Induction of autophagy by spermidine promotes longevity
Eisenberg T, Knauer H, Schauer A, Büttner S, Ruckenstuhl C, Carmona-Gutierrez D, Ring J, Schroeder S, Magnes C, Antonacci L, Fussi H, Deszcz L, Hartl R, Schraml E, Criollo A, Megalou E, Weiskopf D, Laun P, Heeren G, Breitenbach M, Grubeck-Loebenstein B, Herker E, Fahrenkrog B, Fröhlich KU, Sinner F, Tavernarakis N, Minois N, Kroemer G, Madeo F.
Nat Cell Biol. 2009 Nov;11(11):1305-1314. Epub 2009 Oct 4.

spermidineをぶっかけると長生きできる、ということでしょうか。

ということはですよ、顔射が女性のお肌に(つまり皮膚細胞)によいというのはあながち戯言ではないのかもしれないのです。。。お試しあれ。