鳥取砂丘(続)

 
 まず眼に入ったのが、駱駝! 早速、駱駝のところまでてくてく歩く。なんで砂丘に駱駝がいるんだ?
「そりゃ、砂漠をイメージしてるんじゃないの」と相棒が笑う。

 駱駝はお客を乗せて、ぽっくりぽっくり歩いている。出番じゃない駱駝は、砂の上に正座して、お利口に坐っている。駱駝って、背後から近づいちゃダメなんだって。で、正面から近づいて声を掛ける。大きな眼に長い睫毛の駱駝、前から見ると、へにゃ~、って笑っている。
 動物って、眼を見つめると見つめ返してくれること、野辺山の牧場のお馬さんから学習したもんね。で、見つめ合ったまましばらく駱駝とお喋りしていた。

 そのうちに、「駱駝にばっかりかまってると、時間が足りなくなっちゃうよ」と相棒。それもそうだ。で、駱駝にさよならを言って、日本海のほうへとてくてく歩く。
 砂丘って、結構起伏がある。それに歩きにくい。すぐ靴に砂が入る。が、前日に雨が降ったせいか、潮風が吹いても砂埃が舞い上がらないのは、ラッキーだったな。

 砂の項に立つと、眼下に波打ち際。そして前方は見渡す限りの日本海。荒い波音が耳に響く。あー、象牙色の砂と濃青の海とのコントラストって、いいねーっ!
 
 そこでお昼ご飯を食べて、今度は「馬の背」と呼ばれる小高い砂の丘へ。砂に足を取られながら、てっぺんにたどり着くと、砂丘と日本海が一望できる。うほっ。
 さて、ここから丘の斜面を降りるべし。さすれば海の間近にて波に触ることができる。マジ? 

 丘上では、家族連れとか若者同士とかで来ているグループのうち、誰か一人がチャレンジャーとなって斜面を駆け降りている。
 で、私も一歩足を踏み降ろしてみた。途端に、ズズズーッと足許の砂が崩れる。ひえ~、怖。こりゃ、サンドボードでもないと、ムリだよ。
 が、相棒、「砂が崩れる前に、次の足を下に踏み出せばいいんだよ」と言うと、ズボ、ズボ、ズホ! 砂を蹴崩しながら降りてしまった。
 
 To be continued...

 画像は、鳥取砂丘の駱駝。

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