「フォトマスター検定1級」の知識は必要!!
今年初めてこの項目で書きます。
昨年も書きましたが、
これから書く発想はもちろん僕自身の発想です。
他人の発想は分かりませんから…。
またこれから書く事を読んで、
「それは違う!」と突っ込まれても困ります。
もし違うと思えば、それはそれで良いでしょう。
100人写真家がいれば100通りの発想があります。
それがArtist(アーティスト)ですから。
(#^.^#)
僕が今日これから書く事は、
一流の写真家として世界に出る事を目指している方達に向けて書きます。
普段僕のブログは毎日数千人の方が読まれていますが、
今日書く事はその中の数十名程の役に立てば良いと考えています。
ようするに何が何でも世界で勝負したいという方に向けて書きます。
・・・・・・
昨年一年間ずっと書いて来て、
多数の若い方からメッセージを頂きました。
その殆どが「僕もケントさんのように世界に挑戦します!」
そういう内容のメッセージです。
若い方が夢を持って世界に挑戦されるのはとても嬉しいです。
また中には70歳以上の方も数名おられました。
「目は老眼白内障に悩まされ、手は震え、足は動かなくなってきましたが、
気持ちだけは若く世界に挑戦したいと思います…。」
こういうメッセージを読ませて頂くのは僕の楽しみの一つです。
一部の人達から、
「ごう慢だ!生意気だ!!」そう言われながらも書き続けて来ましたのは、
才能ある日本人写真家に、一人でも多く世界に挑戦して頂きたかったからです。
そのために少しでも役立てばとの思いで書いてきました。
おかげさまで多くの方の支持を得て、
皆様の応援によって昨年一年間書き続けて来ました。
ありかとうございました。
今年も引き続き、皆様のお役に立てますよう、
微力ながら書いていきたいと考えております。
・・・・・・・・・・
さて、昨年はもちろん、今年に入ってからも、
僕の写真術講座を受講される方は多いです。
しかもおかげ様で大変好評です。
ところで、
多くの方を教えていて感じる事があります。
それは写真やカメラに関する「基礎知識」の不足です。
具体的に言いますと、
基礎知識が無いのにいきなり高度な事を知りたがる方が多いです。
これは車の運転にたとえますと、
運転免許も取らずに、いきなり僕にスピンターンの仕方を教えてくれといっているようなものです。
結局基礎知識から教えなければならず、
そのために時間がかかります。
もちろんその費用は皆様がお支払いくださるので僕は構いません。
しかしもし僕が皆さんなら、
もう少し独学で学んで「基礎知識」の習得に励みます。
では具体的に「基礎知識」とはどのレベルまでを言うのでしょうか?
その目安になるのが「フォトマスター検定」です。
文字通り写真やカメラに関する知識の検定試験ですが、
3級、2級、準1級、1級とあります。
その上に1級を取得した方のみ受験できるエキスパート(EX)と言うのがTopにあります。
しかし知識の試験としては1級が最上位です。
エキスパート(EX)はその知識に、作品力や写真家としての活動歴をプラスした資格になります。
はっきり言いまして、
英語検定試験より遥かに易しいです。
英検でしたらいきなり1級を取るのは至難の業です。
しかしフォトマスター検定の1級は簡単です。
試験日は毎年11月中旬の日曜日に年一回だけ行われます。
準1級の試験を午前中に受けて、
1級を午後から受験する事も出来ます。
ようするに2階級を一日で受験できます。
「世界で通用する写真家を目指す」
僕は今回そういう方達のために書いています。
ですからはっきり書きますが、
世界を目指すような写真家は「フォトマスター検定1級」レベルの知識が絶対に必要です!
それが自動車の運転免許証レベルです。
言い換えれば最低レベルです。
はっきり言いまして、
たまにアマチュアの方で名刺に「写真家」と書いている方がいますが、
どうせそんな名刺をわざわざ作るなら、
名前の横に「フォトマスター検定1級」もしくは「フォマスター検定EX」(エキスパート)と書かれている方がカッコ良いです。
この検定試験を受験するかどうかは別としても、
「フォトマスター検定1級」レベルの知識がなければ話になりません。
しかもこの試験は大学入試と違って、
落とすための試験ではありません。
70%以上の正答率があれば皆さん合格します。
全部で問題数は80問。
ですから60問正解すれば確実に合格です。
言い換えれば20問出来なくてもOKです。
とても簡単です。
もちろん僕も1級を持っています。
その上のエキスパートはいつでも受験出来るのですが、
忙しいために放置しています。
暇を見つけて挑戦しようと思っています。
僕は50歳を過ぎて受験しました。
最初から1級しか受験せず、1発合格です。
3級や2級は問題を解いてみましたが、
中学生レベルなのでパスしました。
毎年受けるのはナンセンスです。
たとえカメラの初心者であっても、
6ヶ月の時間があれば、
1冊テキストを読破して書かれている知識をマスターし、
過去問を解くだけで合格します。
この程度の試験なら、もし今年の11月に受けるなら、
まだ時間は十分にありますから、
1発目から1級を受験すべきです。
もし自信が無いなら、
せめて準1級と1級の同時受験にすべきです。
ちなみに専門のテキストは2冊しかありません。
「フォトマスター検定試験テキスト」
このテキストで3級から1級までの知識が書かれています、
上記テキストのどちらか1冊の知識をマスターするだけで1級に合格します。
3級や2級など受ける必要ありません。
受験料の無駄です。
僕は2冊使って勉強しました。
もしどちらか一冊だけ買うなら、
右の大きな本をお勧めします。
実は僕の写真術講座は、
このテキストに書かれている知識をまず教えます。
ですから1級お持ちの方はこれを省略してもっと高度な知識を教えます。
逆に1級レベルの知識がなければ、
その学習に時間を割かなければなりません。
一つ助言しておきます。
1級の試験時間は80分です。
つまり80問の問題を80分間で解きます。
1問1分で解くのか?
いいえ、それでは時間が足らず合格しません。
実際には計算しなければいけない問題が数問あり、
その解答には数分かかります。
よって多くの知識問題は数秒から数十秒で解答する必要があります。
もちろん最後に確認する時間も必要でしょうから、
その時間を残す事も考慮しなければいけません。
★例えば次は準1級の問題です。
( )に入る正しい組み合わせを1~3の中から選べ。
「EV0は、シャッター速度1秒、絞り値F1で得られる露出値である。
EV5は、EV0の(ア)の露光量がが得られる露出値で、
絞り値(イ)とシャッター速度(ウ)の組み合わせで得る事が出来る。」
1. ア:1/16、イ:F2.0、ウ:1/4
2. ア:1/32、イ:F2.0、ウ:1/8
3. ア:1/64、イ:F2.8、ウ:1/8
このレベルの問題は10秒前後で解答出来なければ、
後で計算の必要な次の様な問題で時間が不足します。
★次は1級の計算問題です。
「露出を0.5EVアンダーにすることは、露光量を(ア)にすることである。
そして、露出を1.5EVアンダーにすることは、露光量を(イ)にすることである。
(ア)に入る正しい数字を1~3の中から選べ。
1. 3/4 倍 2. √2/2 倍 3. √2/8 倍
(イ)に入る正しい数字を1~3の中から選べ。
1.(1-√2)倍 2. √2/4 倍 3.(1+√2)/4 倍
こういう問題では時間が取られます。
ですから「完全な知識」として身についていなければ合格しません。
またこの検定試験の良いところは、
毎年最新のカメラや現像技術の知識を試験に取り上げていますので、
このテキストを学ぶ事で実践で役立つ知識が習得できる事です。
皆さんは「パンフォーカス」に撮るという言葉を知っているでしょう。
しかし「過焦点距離」についてきちんと理解していますか?
またその距離を求める式は知っていますか?
またホワイトバランスは誰でも言葉は知っているでしょう。
ではその色温度を表すK(ケルビン)について、
昨年の1級試験問題より、
★5000Kと10000Kの色の差の感じ方と、
2500Kと色の差の感じ方がほぼ同じになる様な色温度は次のどれか?
1.1667K
2. 3333K
3. 4000K
この問題は知識が無いと、
まず何を問われているのかさえ全く理解できないはずです。
色の差の感じ方を数字で表す単位、
「ミレッド」について知識と理解がなければ解けません。
しかも色温度に関してこの考え方は大切です。
ようするに「基礎知識」はプロはもちろん、
ハイアマチュアを目指す方にとっても重要です。
結論:
世界を目指すような意識レベルの方は、
人に尋ねられたら、
上記テキストに書かれている内容を教える事が出来る様にならなければダメです。
ですから当然「フォトマスター検定1級」は持つべき資格です。
また僕の写真術講座を受けようと思う皆様は、
ぜひ上記テキストを購入されて、
まずは最低限の知識習得をご自分で独学されて下さい。
世界への道はそこからスタートです。
最後になりましたが、
「今年から世界に挑戦します!」
そうメッセージを下さった皆様、
信念をもって、有言実行して下さい!
本当に僕は期待しています。
一緒に世界で活躍しましょう!
参考ページ
「フォトマスター検定」
(#^.^#)
ケント白石
北海道を世界に売り込む侍写真家
★ケント白石 写真家のCafe「てふてふ」
Open Time : 13時~22時 不定休 写真術講座開講中
Tel:0166-92-5137
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Professional & SAMURAI Photographer Kent Shiraishi
ケント白石 写真家の宿「てふてふ」
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