自作真空管アンプ製作日記

オーディオ用、真空管アンプの製作に挑戦。 簡素な装置で、メーカー製に負けない、デザインのアンプに挑戦しています。

音質を徹底的に重視したラインアンプの製作。

2014年10月15日 | オーディオ
音質を徹底的に追及したコントロールアンプです。 スペックより生きた音質を追及しました、結果は大変気に入っています。
当然デザインも重要ですから、他の装置とバランスが取れる様ケースも含め自作です。



今までの経験により、納得した回路構成・部品構成を考えた結果が下記の通りです。

① 電源の影響を徹底的に排除のため、アンプ部と電源部を別としました。(今までのバワーアンプと同じです)
② 定位を確実にするため、電源トランスも左右別々にしました。 また、左右とも定電圧電源としました。
③ 音質劣化の元であるシールド線の排除のため、信号線は極力短くするためリレーを採用しました。
④ 生きた音を追及(回路インピーダンスを低くする)ため、SRPP回路を採用し真空管はパラ採用にしました。
⑤ 入力と出力にライントランスを採用しました。 押し出しの良い音を狙うためです。
⑥ アッテネーターは、コイル型を使用しました。 ゲイン切り替えは、定インピーダンス回路を採用しました。
⑦ イコライザーはMCカートリッジ専用として、内部にMCトランスを入れ、音質を狙ってCR型としています。

今回は、半永久的に使用を考えて、コストは考えず出来る限りの事を行いました。



上の部分がコントロールアンプ(約10kg)で、下の部分が専用電源部(約15kg)です。
コネクター配線で、1メートルぐらいは離せます。
なお、左側は前回発表しました、レコードプレーヤーです。




コントロールアンプの拡大写真
入力切替は、フォノ2回路(MC)専用、アンバランスライン1回路、バランスライン2回路としています。
入力ゲイン切り替え0DBと-15DBとし、MC回路は・インピーダンスHiとLOW切り替えとしました。
出力は、バランスとアンバランスの2回路としています。




アッテネーターは、音質を考えコイル型とし左右別々としました。




電源部とアンプ部を横に並べた写真で、ケーブルで繋いでいます。(約1メーター位は離せます)




後ろよりの写真です。




電源部の内部です。




アンプ部の内部です。




詳細については、後日発表したいと思います。


今回のアンプ制作で、コントロールアンプの重要性が再認識されました。
普通は、パワーアンプを重要視されていますが、基本はコントロールアンプがシッカリしていなければ、パワーアンプが生かされないと感じています。











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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
プリアンプ (かたおか)
2015-08-05 10:56:13
こんにちは。あらためてここで見ましたが、きれいな配線、レイアウトですね。私のほうは未だ実験で散らかり放題で、収束する見込みが見えません。音は出ますが、いずれなんとかしたいと思ってます。今後ともご指導よろしくお願いします。
Unknown (Unknown)
2015-08-05 20:17:11
コメント有難うございます。
今までに何台かコントロールアンプを作りました。 今までの失敗や経験から、改めて作った物です。
電源の影響やクロストローク、ボリュムによる音痩せを極力少なる事を目標に作り上げました。 音質もデザインも満足しています。
私で出来る事は知れていますが、協力は惜しみませんので宜しくお願いします。

また、来てください。


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