ひまわり先生のちいさな玉手箱

著書「ひまわり先生の幸せの貯金箱〜子どもたち生まれてきてくれてありがとう」

苦しみから高いレベルへ

2017年09月02日 | こころ
今日は、研修に参加するため、スーパー踊り子号で熱海に向かっています。雨も上がり、晴れ渡り、風は冷たく心地いいです。

名無しさん、コメントありがとうございます。
皆さんとも深く考えたいので、ここに転記します。

***
深い記事ですね

私は決して苦しみを肯定的には捉えませんし、できるなら経験して欲しくないくらい、やっぱり辛いですからね
その苦しみから抜け出せず命を絶った、そのまま苦しみながら生き抜いた人も数多くいる

ただ、苦しみがその人のなかにあったなら向き合うしかないんですよね。フランクルが言うように。
苦しみを全て受け入れて感情を消化し尽くせば、そこにはもう違う光が見え始める。
楽じゃないけど苦しんだならそれは本物の自分に出会うチャンス かもしれませんよね。

とにかく自分に正面から向き合う誠実さが素晴らしい力を生むのでしょうかね。もちろん楽しい、嬉しいのポジティブな状況でもいつでも

***

19世紀〜20世紀にかけてフランスで活躍し、ノーベル文学賞のアンリ・ベルグソンという哲学者がいます。

哲学の大きな課題である心身の問題を追及した人です。

初期の論文1900年に笑いの医学的効果について述べていて、先見の明があったことが分かります。また、森田療法の 森田 彦馬に影響を与えた人でもあります。

さて、このベルグソンが言った言葉です。

「一度苦しみを味わってこそ、人は高いレベルに達する。」

学校でいじめにあって不登校になる。

お母さんから愛されていないと感じると暴飲暴食になる。

家庭で自分の価値が認められて安心できる居場所がないと
グループで非行に走る。

と、いうように

人は、心が苦しくなった時に
その苦痛から自分を守り
欲求を満たそうとして
心の問題が身体に出たり、精神症状や問題行動として現れるようになっているわけです。


苦しみが生じている時は、
社会的に承認されたいという高次欲求というより

愛されたい、大切に扱われたいなどという基本的欲求の問題が出てきてしまっていることが多いのかもしれません。









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