【レビュー】 ４Ｕ

ＫＡＴ-ＴＵＮからハイフンに向けたラブ・ソング。



去年　『楔』がリリースされて４Ｕのイントロを聴いた時、なんだか嵐の曲みたいだな・・・と思った記憶があります。

何となく嵐が歌ってもおかしくない曲調だな、爽やか～くらいに思ったのです。

そうです、非常にポップな印象なのです。


でも何度も聴くうちに・・・印象が変わってきました。

これはそんな単純な楽曲じゃないぞ！と。



まず、イントロ。

眩い光が差し込むような爽やかな印象のメロディに軽やかなクラップ音が乗っかってます。

非常に軽快な感じです。

前向きな感情を予感させるイントロ。


歌いだしは田口くん。

田口くんが歌い出しって、なんかイイんだなぁ。

そして中丸くんへ繋いでいきます。

ふたりとも感情は抑え気味にとても丁寧に歌ってます。


そして亀梨くん。

まるでぇ・・・と息を多めに吐き出すような感じのボーカルにクラクラします。

上田くん、声がめちゃくちゃキュートです。

サビに向かって少し声張って歌ってますね。

♪ｓｕｎｌｉｇｈｔ　ｍｏｏｎｌｉｇｈｔのコーラスが素敵です。


サビ。

ここでは４人のボーカル、トップギアに入っていきます。

溢れる想いがこもった力強いボーカルです。

田口くんは微妙なハモリ・パートいってると思うんだけど、すごく上手だと思います。

声が強いから亀ちゃんの声が前面に聴こえてきますけどね・・・

♪キミへ・・・の中丸くんの声、キュートだな。


そして間髪入れずの２コーラス目。

少しリズムが変わります。速さは変わりませんが。

亀梨くんから、田口くんへ歌い繋ぎ。

♪瞳に映らない・・・のボーカル、なかなか色っぽいと思います。

ご本人はそんなつもりで歌ってないでしょうけど、そこはかとなく色気漂うボーカルですよ。


その次の上田くんと中丸くんのパートですが、ふたりとも凄く安定したボーカルで聴かせてくれてます。


２回目のサビ。

すごくピュアでしかも力強い感情で埋め尽くされた空間を感じます。


そしてＣメロ？に入っていく間際から裏で聴こえるハードなギターのメロディがグッと来るんですよね。

♪あの日は　まだ六等星だった　の上田くん、ピュアな雰囲気で最高です。

♪キミにＫＩＳＳを　の中丸くん、最高なｃａｎｄｙｖｏｉｃｅを聴かせてくれてます。


大サビ。

亀梨くんの鳴りのいいボーカルが炸裂してますね！

本当にお見事です。

私のツボはココ！

♪絶え間ない優しさの「さ」が聴きどころだと思っています。

細か過ぎますかね？

でも結構「さ」に力強い気持ちが入ってる気がするんですよね。

で、中丸くんの　♪キミへ・・・でふっと軽く抜けていくという。

非常にメリハリが効いていると思うわけです。


そしてラストはとても穏やかな気持ちで終わっていく感じです。



歌詞に「五感」とか「六等星」といった、過去のメンバーの人数にまつわる数字が出てきます。

考え過ぎかもしれないけど、そんな過去あっての自分達・・・という考えも見え隠れしてるのかなと感じます。


歌詞を読めば読むほど、ハイフンはメンバーに愛されてるなぁと思わずにはいられません。

ハイフンはＫＡＴ-ＴＵＮにとって　ＭＹ　ＬＡＳＴ　ＧＩＲＬ　なんだよね？

月と太陽のような関係。

色々な想いを共有してきたメンバーとハイフンだからこその「絆」。

この「絆」1つ以外は必要ない。

それだけ強い「絆」で結ばれているならば・・・



この曲を好きになった瞬間は・・・

１２月の少クラで聴いた時。

シューイチのカウコン密着取材でトロッコに乗って歌うメンバーをノリノリで見上げるシューイチ・スタッフの姿を見たとき。

勝詣で「みんなで一緒に歌おう！」と言ってくれたとき。

カウコンＤＶＤを見たとき。

先日の少クラでアコースティックバージョン披露してくれた時。



４Ｕ・・・ＦＯＲ　ＹＯＵ



本当にこれからのＫＡＴ-ＴＵＮにとって大切な１曲になった。

大事に歌っていってほしい楽曲。

素敵な曲にめぐり合うのも才能のうちなんだよ！


４人の溢れんばかりの想いが詰まった曲。

そんなＫＡＴ-ＴＵＮのファンで本当によかった、と思わせてくれた１曲です。

冒頭にもラブ・ソングって書いたけど、４人とハイフンの相思相愛のラブ・ソング。

色んな場面で末永く歌ってくれる事を願っています。