僕は火を点けたい
彼方へ去ろうとする我が精神に
先刻天国に上った高邁なる精神さえ
日常という戦の終幕を見届けることなく
この地上から旅立ったのだ
「自由」を追求した果てに
訪れたのは空しさだった。
(或いはそれ以上の空疎な願望の死滅そのものであった!
異形の者に対する心情の理解なんて後回しでいい…
それ以上にそれへの無理解が残っているというくらいの余裕を心に留め置いていたい
(それは理解を深めようとする以上に難しい……
楽観を提供する唯一神の存在は
それだけで危うい因子たりうる
そもそも人間には、非運をものともしない力強ささえ宿ることもあるのだから…
(神様にだけ、一通りの苦労を強いるわけにはいかないのです 、よ…。
そんな基礎的な倫理の気構えくらい、教えられなくても身に付けられるってもんだろう
、とね。
僕は火を点けたい
今 舞い落ちようとしている無力な言葉に
そうすればいくらかでも熱を発して
人世の闇をいくらかでも照らすだろう…
頼りない欲望は
僕らの背中を押してくれはしないのか?
未だ消えてないんだろう?
君の瞳に舞う言葉は…
あるいは僕の肩に舞い落ちてくる言葉も
古来より言葉は、大きな呪力を持つと信じられてきた
ならば、口から零れ出で
地面へと落下し
腐葉土となった言葉は
後世の僕らの人生という樹木に
水の力を借りて復活し
叡智という養分を送り込むものとなろう
言葉の落ちゆく傍らで
僕はアクビをしてみましょう…
なぜなら、透明な空気が微かに震え
いじらしいその落葉の速さを変えるかもしれないから
それは、春夢のような錯覚?
イヤ、実はそんなこと全然考えずに
アクビは自然発生的に為しただけのこと
成すことの前段階としての為さねばならぬもろもろも
おろおろと秋の錯視に絡めとられ目的意識を失ったよ
僕は今、火を点ける
眠りこけた向上心とやらの尻尾に
劣化した妄想の可燃部分に
そうすれば
蒸気機関を稼働させて
何かのスタートを切る契機になるだろうから
疑うことを トランプの図柄に投影して
無理解の蔓延るこの社会に衝撃食らわせられたら…
僕は、言葉を燃やす前に
言葉を生み出す
にとどまらず
言葉を耕す
いずれ言葉に埋もれるときがあろうと
言葉への深愛がそれをむしろ望むだろう!
裏返された言葉が
人を恨むとて
僕らは眼光でその暗号を解き明かす、
から、 安心して
言葉の落ちゆく傍らで…
…見届け
る
地球の自転に
目を配り、 ながら
素直に落ちる言葉を
掌に受け止めるために
泣いていた…… ……孤独を克服したくて
言葉が展く地平を、
一度でいいから
見てみたくて……
魔法の効能を肌で感じたくて
僕は泥の言葉を、この赤茶けた肌に塗りたくる
そしたら、地平に言葉が昇るから
あるいは、帰って行くだろうから
だからこそ、僕らは言葉への愛を貫くのだから…
彼方へ去ろうとする我が精神に
先刻天国に上った高邁なる精神さえ
日常という戦の終幕を見届けることなく
この地上から旅立ったのだ
「自由」を追求した果てに
訪れたのは空しさだった。
(或いはそれ以上の空疎な願望の死滅そのものであった!
異形の者に対する心情の理解なんて後回しでいい…
それ以上にそれへの無理解が残っているというくらいの余裕を心に留め置いていたい
(それは理解を深めようとする以上に難しい……
楽観を提供する唯一神の存在は
それだけで危うい因子たりうる
そもそも人間には、非運をものともしない力強ささえ宿ることもあるのだから…
(神様にだけ、一通りの苦労を強いるわけにはいかないのです 、よ…。
そんな基礎的な倫理の気構えくらい、教えられなくても身に付けられるってもんだろう
、とね。
僕は火を点けたい
今 舞い落ちようとしている無力な言葉に
そうすればいくらかでも熱を発して
人世の闇をいくらかでも照らすだろう…
頼りない欲望は
僕らの背中を押してくれはしないのか?
未だ消えてないんだろう?
君の瞳に舞う言葉は…
あるいは僕の肩に舞い落ちてくる言葉も
古来より言葉は、大きな呪力を持つと信じられてきた
ならば、口から零れ出で
地面へと落下し
腐葉土となった言葉は
後世の僕らの人生という樹木に
水の力を借りて復活し
叡智という養分を送り込むものとなろう
言葉の落ちゆく傍らで
僕はアクビをしてみましょう…
なぜなら、透明な空気が微かに震え
いじらしいその落葉の速さを変えるかもしれないから
それは、春夢のような錯覚?
イヤ、実はそんなこと全然考えずに
アクビは自然発生的に為しただけのこと
成すことの前段階としての為さねばならぬもろもろも
おろおろと秋の錯視に絡めとられ目的意識を失ったよ
僕は今、火を点ける
眠りこけた向上心とやらの尻尾に
劣化した妄想の可燃部分に
そうすれば
蒸気機関を稼働させて
何かのスタートを切る契機になるだろうから
疑うことを トランプの図柄に投影して
無理解の蔓延るこの社会に衝撃食らわせられたら…
僕は、言葉を燃やす前に
言葉を生み出す
にとどまらず
言葉を耕す
いずれ言葉に埋もれるときがあろうと
言葉への深愛がそれをむしろ望むだろう!
裏返された言葉が
人を恨むとて
僕らは眼光でその暗号を解き明かす、
から、 安心して
言葉の落ちゆく傍らで…
…見届け
る
地球の自転に
目を配り、 ながら
素直に落ちる言葉を
掌に受け止めるために
泣いていた…… ……孤独を克服したくて
言葉が展く地平を、
一度でいいから
見てみたくて……
魔法の効能を肌で感じたくて
僕は泥の言葉を、この赤茶けた肌に塗りたくる
そしたら、地平に言葉が昇るから
あるいは、帰って行くだろうから
だからこそ、僕らは言葉への愛を貫くのだから…
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