①6月25日14時の関東周辺アメダス風向風速分布図 気象庁HPより引用
②6月25日14時の関東周辺レーダーアメダス解析雨量図 気象庁HPより引用
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③6月25日14時30分の関東周辺レーダーアメダス解析雨量図 気象庁HPより引用
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④6月25日15時の関東周辺レーダーアメダス解析雨量図 気象庁HPより引用
関東地方では大気が不安定なため、千葉県内西部の東葛飾地区では、局地的に雨雲が非常に発達して、推定で1時間で80㎜を超すような猛烈な雨が雷を伴って降り、船橋市内なぢ、道路の冠水被害も発生している様子です。
この原因ですが、25日朝、関東平野では、東海上からの気流(おおむね北東風)が、内陸部の気流とがぶつかり合って収束したため、神奈川県や埼玉県南部で雷雲が発達していて、さらに、25日10時頃より東京湾西岸では、南東風の海風も加わり、昼前には、東京23区や多摩東部などで雷雲が局地的に非常に発達して、激しい雨を降らせました。
さらに、引用図①より、25日14時には、千葉県北西部の東京湾沿岸で南西風が入り、北東部方面からの北東~東より風とが、千葉県北西部東葛飾地区周辺で衝突している様子が解ります。これら、風向の異なる気流同士が衝突して収束し、東京23区方面から進んできた雨雲を更に発達せしめたため と私は考えます。(引用図②③④)
千葉県は、大気が不安定時、関東平野の地域としては、関東北部ほど、雷雲は発生・発達しにくい地域ではあるものの、北東部からの気流と東京湾岸からの気流とがぶつかり合っている気象条件時では、今回のように、県北西部や房総半島内陸部で雷雲が局地的に発達する特性がありますから、この点、どうかご留意ください!