期間限定のプリプリ

4/8に放送された「情熱大陸」で、プリンセスプリンセス復活の裏舞台をやっていましたね。

東日本大震災の復興支援という目的で、期間限定の復活を決意したということですが、この決意は並々ならぬものだったことが、今回のドキュメンタリーでよくわかりました。

プリプリのメンバーは5人。
家庭を持つメンバー、独り身のメンバー、子育てに追われているメンバー、音楽活動に勤しんでいるメンバー・・・、5人がそれぞれ違う人生を歩んでいて、この5人が同じプロトコルで活動するのは、現実的にはかなり厳しいことだと思います。特に母親となったメンバーからすれば、子育てをしながらの最前線復帰。時間的制約がかなりある中で、本当に大変だったと思います。

実はその昔、僕とウチの奥さんは同じロックバンドで活動している時期がありました。独身の頃は好き勝手にスタジオ入ったりライヴやったり、とにかく自由でしたが、ちゃーげんが生まれた後は、ウチの奥さんが一緒に活動することが難しくなってしまったんですね。スタジオに入る前には練習しておかなきゃいけないし、スタジオだって1回入れば5～6時間は子どもを預けなきゃいけないし、戻ってきたら普通に子育てが待っているし。

とにかく、母親という大きな仕事を抱えて何か別のことをやるというのは、大変なことなんだよね。

ミュージシャンとして、そして母親として翻弄するプリプリメンバーの姿に、僕は「共感」しましたが、その一方で、厳しい現実に対峙してまで、復興支援をしたいというプリプリメンバーの気持ちに、僕は頭が下がりました。ファンとしては期間を超えてずっとプリプリであり続けてほしいけど、子どもを持つ身としては、やっぱり期間限定のプリプリであってほしいと思います。