チェルノブイリ子ども基金・事務局だより

チェルノブイリ子ども基金スタッフが綴る事務局の日々。

夏の保養に参加したナロジチ、オヴルチの子どもたちの今は…

2023-10-06 17:49:15 | Weblog
この夏、カルパチアでの保養に参加したナロジチ、オヴルチの子どもたちはどうしているでしょうか。
保養に参加した子どもたちが通っているナロジチの学校と、オヴルチの子ども芸術アカデミーの新学期の様子が伝えられてきました。
(新学期は9月に始まります。)

【ナロジチ・リツェイ】 
昨年の新学期は遠隔授業でしたが、
今年の新学期には子どもたちは学校にやってきました。
それはよいことなのですが、今も続く日中の空襲警報は学校生活にとって最も不便なことです。
学校では390人の生徒が学んでいますが、
一度に全員を避難させることはできません。
初めに年少クラスの子どもたちを地下へ避難させ、その後で年長クラスの子どもたちを避難させます。
全員が避難するにはかなり時間がかかります。


授業の様子。

「先生の日」に行われたコンサート。この中の何人かも保養に参加していました。

【オヴルチ子ども芸術アカデミー】
9月15日から新学期が始まりました。
子どもたちはそれぞれの教室に通ってきています。
しかし空襲警報が鳴ると子どもたちは地下の部屋に避難をしなければなりません。
これは私たちの学校だけでなく、オヴルチとナロジチの学校ではみな同じようにしています。

普段授業が行われている様子。木工細工の教室。

ステンドガラスの教室。

警報が鳴って地下室へ避難する様子。

地下の体育館で授業を行っている様子。卓球台がテーブルになっている。

警報が解かれ、地下室から出てきたところ。


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