歪み 2007-03-28 23:41:59 | や行 (自作の詩) 湯気の向こうで世界が歪んだ お風呂でのぼせたのは 数を数えられなかったからじゃない お金を稼いだら偉くなるという仕組み 数学や社会科では学ばなかった
裁判 2007-03-26 23:25:43 | さ行 (自作の詩) 空が判決を下した どんなお天気だったら 正解だったんだろう ひとしきり雨が降って 虹でもかかればよかったのか。 控訴。 今日も晴れ。
笑ってしまう 2007-03-25 21:13:06 | わ行 (自作の詩) がんばってる人を見て ハイハイ、どうも、ご苦労さん って、笑ってしまう自分を 嫌いではない 本当にがんばってる人は がんばりなんて人に見せない 見せちゃってるがんばりは 笑ってあげないと 可哀想だと思う そういう人は 笑われた!ということにも 笑わせた!と思っているに違いない がんばったら人を笑顔にできるのだ!なんて 勘違いしてどんどん前向きになって どんどんズレていってしまうのだ ハイハイ、でも、それも個性だよ って、笑ってしまう自分は 嫌われてもいいって思ってるから どんどんズレていく ただ がんばってズレをなおそうとも 思ってる
引越し 2007-03-21 21:23:16 | は行 (自作の詩) これはいるもの これはいらないもの これは大切にするもの これは大切にしないもの これはつなぐ これは切る 責任とらなければ 覚悟なんて全然いりません いつでもそういうスタイル 引越しして残ったものは 仕方の無いものばかり 仕事して生きていくには 仕方の無い関係ばかり
おなかいっぱい 2007-03-21 21:09:27 | あ行 (自作の詩) おなかがいっぱい はきだすことを汚いと言った あんたの目の前で 思い切り泣いてみた 思いを切るなんて 泣いて無くすしか ないんだから そしておなかがすいた
窓辺で 2007-03-18 15:50:30 | ま行 (自作の詩) 窓辺で 「なにもかも」を吹き飛ばす な に も か も 言の葉がシャボンのように キラキラ光った な ん ど で も い つ ま で も 本当は 窓の外にいきたかったけど 祈ることしかできなくて きれいになることしかできなくて 光った 聞こえないように 見えないように 忘れるように な に も か も 光って 消えた
最初の最後 2007-03-16 23:56:47 | さ行 (自作の詩) 最後の最初にしたかった 恋が終わって愛が始まった あなたのいう終わりは 私にとって始まりだった 辞め続けてきたことを 辞めたい あなたを愛し続けること 最初の最後に誓った
種 2007-03-12 00:06:43 | た行 (自作の詩) 10年前の嗚咽 夕焼けに染まった街角 火を噴く時代 あしらったターコイズ だまくらかした だまされた 輝きはいらなかった 昔はよかった そう言いながらいつかになった いつかは 覚えたての手品で あなたをふる
あなたの短所 2007-03-11 14:13:17 | あ行 (自作の詩) あなたの嫌なところをみるほどに わたしはあなたに安心する ああ、この人はこんなに嫌な人だ そう思ったら普通は離れていくからね ということは、ますます私だけの人になるってことだからね