ちょこっと、息ぬき。

「いきいきと、生きていたいね。」

いきいきと、生きていたいね。(40) 

2006-08-02 22:45:57 | Weblog

★医療ソーシャルワーカーになれるのか?

院内盆踊り大会も無時終わり、いよいよソーシャルワーカーの本来の仕事である相談業務をすることとなりました。

相談業務と一言でいっても、仕事をはじめていきなりできるというものでもないので、事務所に詰めて病院にかかってくる外線電話をとることから始まりました。

外線電話とこれまた一言でいってもいろいろな部署につながなくてはならないので大変です。

 

まずどんな部署があるのか?

そこになんと言う名前の人が勤めているのか?

電話をかけきている相手はこちらにいつもかけてきている人なのかどう

か?

などをわからずにやるので、気を引き締めて事にあたりました。

 

しかし、入職後1週間以上も掃除や行事の準備で動いていたおかげで、短い時間に人間関係はでき始めていました。

わたしの存在を知ってもらうこともできていたし、各部署のいろんな人と同じ時間を過ごすことができたので名前を覚えたり覚えてもらったりするチャンスはもらえていたのです。

 

こうして病院での仕事は始まりました。

あらためてお伝えしますが、医療ソーシャルワーカーという仕事には国家資格がいまだにありません。

社会福祉士という資格が平成のはじめころにできましたが、あくまでも社会福祉士であって、病院や保健所などのように医療にかかわるソーシャルワークにかかわる人材の身分保障や質の保証は確保されていないのです。

だから、病院が医療ソーシャルワーカーとして雇い、

「わたしがこの病院の医療ソーシャルワーカーです。」

と名乗れば、それで成り立ってしまうのです。これを名称独占という言

葉で表現します。現在も同様なのです。

 

このようにして、外線電話をとることにより具体的にどんなところからどのような部署に電話が入るのかということを知ることができたことにより、自分の勤め先はどのようなポジションにある病院なのかを肌で感じることもできました。

加えて、入職直後のこの時期、早めに身につけなくてはならないことがありました。

 

それは、車の運転でした。

 

駅から車で30~40分かかる病院です。患者さんのご家族の面会も大変です。もっと大変なのは、送迎バスぐらい運行してしていないと職員も勤めに来てくれないのです。

いろんな事情をこれから知ることとなります。