どんな職に就くのかということを、旅から帰ってきたら真剣に確認していかなければなりません。
大学の同級生は就職してもう半年も経験を積んでいるのです、このときすでに。
アルバイトをして生活の糧を得ながら、福祉の勉強も独学でやりながら、しかも具体的にどの職につくかを選択しなければなりません。
こういう状況でわたしは何をどう感じたか?
「はやく職を選んで、具体的にその職につく努力をしなければ!」
と焦りが出てきました。不安になりました。
でも、せっかく選んだ自分独自の時間の使い方です。無にならないようにと気持ちを奮い立たせ、ひとまず公務員の福祉専門職の試験を受けることにしました。(試験は夏頃だったと思います)
東京都と川崎市の試験を受けました。運良く川崎市の受験者数が少なく、二次試験の面接まで行くことができました。
これまた運良く、高校の先輩が衆議院議員の秘書をやっていたのでその議員さんのお力で推薦してもらうことができました。
わたしを直接推薦してくれたのは、小泉純一郎氏でした。
しかし、世の中うまくいかないもので、当時の首相をはじめ閣僚の推薦を受けていた人たちが受験者に多くいたようで、わたしは不合格になりました。
また、わたしは「自分が何をどうしたいのか」ということに、さらにじっくりと向き合わなければならなくなりました。