セスタバジカ Cesta Basica

「基礎的なバスケット」という意味のポルトガル語。
ブラジルでは「日常生活を送るための必需品のセット」を指します。

一時ドツボ

2015年10月15日 | 日記
実は不覚にもニューヨークの地下鉄でスマホを落としてしまいました。ゴトンという落下音を聞いていたのに他人事だと思い込み、その後も拾うチャンスはいくらでもあったのに。残念無念!(結局そのNokia Lumia 630 (Dual SIM)は半年ちょっとの命でした。)

すぐパスワードの変更等は行いましたが、幸いにも誰かがログインした形跡はありません。(もう見つからないだろうと判断したため、もし接続された場合の対応策にはそれまでの「ロック」ではなく「消去」に設定し直しました。)

それで帰国後代わりを探すことになりました。(SIMカードも失ったので再発行に3240円かかりました。どうせ使えないのだったら取り出しておくんだった。)で、ネットオークションで落札したのがこれ↓

世界全体でのシェアですら3%で日本ではほとんど流通しておらず、お世辞にも使い勝手が良いとはいえないNokiaのLumiaシリーズを性懲りもなく。今回入手したのは、より新しくて上位機種のLumia 822です。フロントカメラも付いているのでSkypeのビデオ通話でも対面で話せます。ところがいきなり最初から躓きました。

まずSIMカード(MVNO)を入れても一向に電波を掴んでくれない(下左)。NTT docomoのエリア内なのに「圏外」と表示されてしまいます。(カードはいちおう認識しているようですが。)OSのアップデートなどあらゆる手を尽くしてもダメでした。

もしかしたら悪いのはSIMの方かもしれないと考え、そちらのサービスセンターに電話したところ、他の機種で試してくれと言われたので、うちの院生君のSonyの端末(キャリアはdocomo)に入れてみたらアッサリ接続できました。逆にそちらのdocomo純正SIMをLumiaに入れても接続不可能。もしかしたらSIMロック機か日本非対応の端末をつかまされてしまったのも、と落胆しました。が、今朝になってみると遅いけれどもSIMを介した通信(3G接続)ができています(上右)。

インターネット共有(テザリング)がオンにならなかったり、日本語キーボードのダウンロードができなかったり(Wi-Fi環境ですら!)とまだまだ不具合はありますが、我慢して使っていくことにします。

追記
 端末の下に "verimezon" という文字が見えますが、これはVerizon Wirelessという米国の会社から販売されているプリペイド機(一応SIMフリー)のようです。前のLumia 630は中国製でしたが、もしかするとアジアと米国で電波の波長帯が違っていることが不安定な接続の原因かもしれません。
 ところで、紛失以降は職場以外でインターネットは一切使えなかったのですが、思っていたほど不便には感じませんでした。なので、完全ドツボにはまっていた時には「このまま持たなくてもいいかな?」と考えたりもしました。(元々スマホもケータイもなくて平気な人間でしたから。)ちなみにニューヨークにいる妻の方は自分の部屋にテレビがなく、「観なくても全然平気」とのことです。

追記2
 改めて考えてみると、キーボードがないと当然ながら日本語が打てないし、インターネット共有が使えないとパソコンでの接続ができません。そうなると職場以外でのメール送信は英語かスペイン語のみということになります。また後者は辞書がダウンロードできていないためスペルミスの恐れが。困ったなあ。(OSのアップデートができれば解決するかもしれませんが、今のところ止まっています。)

追記3
 キーボードのダウンロードはできました。ネット掲示板から得た情報ですが、最初のセッティング時に日本語を選ぶとインストールが降りてこないのだとか。なんじゃそりゃ。また地域を日本語にしておくとOSのアップデートも途中で止まってしまうみたいです。これで日本語環境は整いましたがインターネット共有はまだダメ。もうちょっと悪あがきはしますが無理かも。(Bluetoothも使えないことから考えるに端末が発信する電波の周波数の違いが問題なのかも。)



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