セラミックフォーラム加藤です
3.11から2か月半が過ぎようとしている。 新聞、雑誌、テレビでは、第二、第三の大震災の可能性、今後の復興計画など論議が賑やかである。 特に、原発問題では、国や東電への厳しい追及が続いている。 そのなかで、1点、個人として零細企業の経営者として、気になることがある。 それは、こうした大災害の中での自己責任論、リスク管理である。
津波、原発での被害者は一方的に気の毒な被害者扱いだが、今後の復興を考えるとき、単にそれだけで良いのか?
例えば、昔、自分自身も経験があるが、家を買う時、色々なリスクを考慮し、結局、無理して安全な土地、家を、高い金を払って購入した。 一般的に安い物件には色々なリスクがある。 数年前、耐震強度不足のアパート、マンション住人が、退去しなければならなかった事件があった。 これらの人は、相当、安い価格でハイリスクを取った訳だが、こうした被害者を税金で救済することには大きな異論があった。 東北地方でも、昔から、これ以上の低いところには家を建てるべきでないとの言い伝えを破り、海岸に近いところに家を建てた人が、今回、被害にあったという。
原発立地の市町村でも同じことでないか? 国や電力会社の甘い話に乗り、原発反対の人たちを村八分にしてまで誘致し、今回のような悲惨な事態に慌てる市町村を単なる気の毒な被害者としてだけで取り扱うべきか? もちろん、そうした恩恵からほど遠い自治体までが避難所生活を強いられるのは、本当に気の毒であり、国は全力を挙げて救済すべきだ。
日本人も時として厳しい。 数年前、中東でゲリラの人質になり、救出された日本人に対し、“税金を使って帰国させたりするのは、甘やかしすぎだ”との自己責任論がまかり通った。
我々の会社も、この厳しい経済状況のなか、最悪の事態を想定しながら、色々なリスクヘッジをしている。 “石橋を叩いても渡らない”、“ローリスク・ノーリターン”経営と、からかわれた事もあるが、万が一の場合、想定外と言っても堪忍してくれない。 その時は、自己責任で潔く退場するしかない。
3.11から2か月半が過ぎようとしている。 新聞、雑誌、テレビでは、第二、第三の大震災の可能性、今後の復興計画など論議が賑やかである。 特に、原発問題では、国や東電への厳しい追及が続いている。 そのなかで、1点、個人として零細企業の経営者として、気になることがある。 それは、こうした大災害の中での自己責任論、リスク管理である。
津波、原発での被害者は一方的に気の毒な被害者扱いだが、今後の復興を考えるとき、単にそれだけで良いのか?
例えば、昔、自分自身も経験があるが、家を買う時、色々なリスクを考慮し、結局、無理して安全な土地、家を、高い金を払って購入した。 一般的に安い物件には色々なリスクがある。 数年前、耐震強度不足のアパート、マンション住人が、退去しなければならなかった事件があった。 これらの人は、相当、安い価格でハイリスクを取った訳だが、こうした被害者を税金で救済することには大きな異論があった。 東北地方でも、昔から、これ以上の低いところには家を建てるべきでないとの言い伝えを破り、海岸に近いところに家を建てた人が、今回、被害にあったという。
原発立地の市町村でも同じことでないか? 国や電力会社の甘い話に乗り、原発反対の人たちを村八分にしてまで誘致し、今回のような悲惨な事態に慌てる市町村を単なる気の毒な被害者としてだけで取り扱うべきか? もちろん、そうした恩恵からほど遠い自治体までが避難所生活を強いられるのは、本当に気の毒であり、国は全力を挙げて救済すべきだ。
日本人も時として厳しい。 数年前、中東でゲリラの人質になり、救出された日本人に対し、“税金を使って帰国させたりするのは、甘やかしすぎだ”との自己責任論がまかり通った。
我々の会社も、この厳しい経済状況のなか、最悪の事態を想定しながら、色々なリスクヘッジをしている。 “石橋を叩いても渡らない”、“ローリスク・ノーリターン”経営と、からかわれた事もあるが、万が一の場合、想定外と言っても堪忍してくれない。 その時は、自己責任で潔く退場するしかない。