でぇごんさんの大子日和♪

旧名「大子のでぇごん」。でぇごんさんの茨城県の大子町での日々つれづれ。
旧ブログ記事は「旧記事」カテゴリからどうぞ。

厳冬期ならではの奥久慈大子の風景

2017年01月25日 | 日々つれづれ♪

冬来たりて年が変わり…春近し…といえど寒し!な茨城県の大子町からです

1月25日の朝は、マイナス8.8℃!
数日前から寒さは続いていましたので、この時期ならではの神秘的な光景が見られました。



大子の商店街を流れる久慈川で、「しが」です。
「しが」とは、川の流氷現象で、北海道の一部と、ここ大子町~福島県矢祭町あたりの久慈川でしか見られない光景です。
寒ければ流れるものではなく、数日間の寒さが続く、久慈川の水量が少なめでキレイなことなどいくつもの条件が揃って初めてシガは流れます。
まだまだ謎も多い、だからこその神秘的な現象です。



このあたりは地面が強固な岩盤で、冷やされた岩の周りに氷結がみられます。
どうやら凍り付いたものが剥がれてながれたものとは違う、シャーベット状の固まりなので謎ですね。



シガの流れる風景で有名な、袋田にある南田気の地獄橋です。
ここまで流れるのは3年ぶり。
去年一昨年は暖冬でしたね。ここは。



大子の商店街から北側、矢田地区ではこんな大量のシガ。
午前10時頃まで流れていましたが、ここより南では日当たりも良くなる流域のため消滅していました。

寒いならではの、絶妙な条件で見られる「しが」。
奥久慈大子の宝物です