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ティルマンスの予言

2015年09月19日 | Life
最近、忙しいということもあるが、記事更新のスピードが極端に落ちている。というか、世の中の動きに自分の思考のスピードがついていけないので、文章がまとまらないのである。



今回の安保法案の強行裁決にしても、アベ政権が支持率を落としてまで通そうとするのは、裏でいったいどんな力が働いているのか。シンゾーを矢面に立たせて、その裏でドス黒いなにかが渦巻いていることはたしかだ。
そもそも去年の夏に特定秘密保護法が可決された時点で、わたしは日本の民主主義はもうおわったと感じているが、その延長で今回もやられたと思う。
こんなにもなし崩し的に憲法解釈をゆがめて、集団的自衛権の行使を認めてしまう法案ができるとは、国民もなめられたもんだ。

それにしてもあのデモやら集会はなんだったのか。60年安保闘争以来のムーブメントだと思ったのに、これほど簡単に通ってしまうなんてがっかりである。いったいこの日本という国はどうなっているのか。どうなっていくのか。



ところで、いま国立国際美術館で開催している「ヴォルフガング・ティルマンス展」は非常によかった。
彼がどういうスタンスで世界と向き合っているのか、そして写真で社会にどうコミットしていくのかがよくわかる展覧会であった。
この展覧会に関する彼のインタビュー記事を読むとそれがより明確にわかるので、展覧会に行けなかった人はこちらをご覧ください。
キーワードは「耐える」ということ。いまの日本の状況にあまりにもぴったり当てはまるので、なんだか彼が予言者のように思えた。

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