久しぶりにウッディからTELが来た。
正直、うれしくて仕方が無いのだけれど、それを「あえて隠して」電話に出た。
何日も連絡が無い状態だったのだから、電話があって素直に喜ぶ自分は許せない。
「はい。」
「マチルダ久しぶり、元気か?」
「ええ、元気よ」
「そ、そうか...それは良かった。こっちも順調だよ」
「そう、順調で何より」
ちょっと素っ気無さ過ぎるか?とも思ったけれど、何日も連絡しないウッディが悪い!
そう思い直してそのまま続けた。
「あ、ああ...ありがとう...」
~しばし沈黙~
「あっ!く、訓練の方はどうだいっ?!」
「ええ、順調よ。変わりなく」
「そ、そうか...こっちもかなり忙しくてね...大変だよ」
「でしょうね、急がないと間に合わないでしょうから」
「そうなんだよ。今回のペガサス級はね~・・・・・・」
と、新造艦の凄さをくどくど並べ始めた...。
バカな人...そんな事を話すために電話したんじゃないでしょ?
「ええ、良くわかったわ。その話は」
彼の話をバッサリ切るように言ってやった。
~再び沈黙~
「久しぶりよね、電話してくれるの」
「あぁ、すまない。何度も掛けようとは思ったんだけど忙しくてね...」
はあ...しょうがない人...ハッキリ言わないとダメみたい。
「ウッディ、どうしてそういう言葉しか出ないの?」
さすがに語気が強くなってしまった。
彼もそのただならぬ感じに言葉を失っているようだ。
「私はそんな言い訳とか聞きたいわけじゃないのよ」
「どうして一言、電話が無くてゴメンとか、悪かったとか言ってくださらないの?」
「す、すまない。マチルダ、本当にすまない。電話を掛けなかった事を謝るよ」
「でしょ?まずは最初にその一事を言うべきだわ」
「いや、ホント、その通りだと思うよ...ごめん...」
「わかってくれればイイのよ...。」
「私だって人並みに寂しいとか、恋しいとかそういう感情があるのよ」
「...わかっているよ!あ、いや...わかってれば最初に謝ってるよな...」
「そういう事。でも仕事に一生懸命なあなたの事を好きになったのは私ですしね」
「その辺は仕方ないのかもね」
「あ、あはは...」
「あらっ?!ここは笑うところでなくってよ」
「う”...すまない...」
「うふふ」
ちょっと「薬」が効き過ぎたみたいで、電話から聞こえるウッディの声には遠慮のようなものを感じる。
でもこのくらいは必要な事よ、と自分に言い聞かせる。
「あっ、そうそう。私も配属が決まりそうよ」
「えっ?!本当かい?早いな...」
「やはり戦局は相当厳しいらしいのと、その新造艦とMSを使った大反抗作戦も立案中なんですって」
「そ、そうか...で、君の配属先は?」
「それがね...」
「そ、それがっ?!何?なんだい?!」
「ジャブローみたいよ、ウッディ」
「ほ、本当かい?!それは良かった。また一緒にいられるのか?」
「まあそういう事です。でもあなたは忙しくてきっと会ってる暇なんて無いでしょ?」
再び「口撃」してみる。
「いや~ジャブローかぁ~...良かったなぁ~」
あぁ...もう私の「嫌味」も聞いてない様子...(苦笑)
それだけ喜んでくれるのね。だったら電話ぐらいしてくれればいいのに...。
さっき、私が怒った事も忘れてしまったかのようにハシャぐウッディと、
まるで子供のようにヤキモキしてる自分にも幻滅しつつ、ジャブローに想いを馳せた...。
正直、うれしくて仕方が無いのだけれど、それを「あえて隠して」電話に出た。
何日も連絡が無い状態だったのだから、電話があって素直に喜ぶ自分は許せない。
「はい。」
「マチルダ久しぶり、元気か?」
「ええ、元気よ」
「そ、そうか...それは良かった。こっちも順調だよ」
「そう、順調で何より」
ちょっと素っ気無さ過ぎるか?とも思ったけれど、何日も連絡しないウッディが悪い!
そう思い直してそのまま続けた。
「あ、ああ...ありがとう...」
~しばし沈黙~
「あっ!く、訓練の方はどうだいっ?!」
「ええ、順調よ。変わりなく」
「そ、そうか...こっちもかなり忙しくてね...大変だよ」
「でしょうね、急がないと間に合わないでしょうから」
「そうなんだよ。今回のペガサス級はね~・・・・・・」
と、新造艦の凄さをくどくど並べ始めた...。
バカな人...そんな事を話すために電話したんじゃないでしょ?
「ええ、良くわかったわ。その話は」
彼の話をバッサリ切るように言ってやった。
~再び沈黙~
「久しぶりよね、電話してくれるの」
「あぁ、すまない。何度も掛けようとは思ったんだけど忙しくてね...」
はあ...しょうがない人...ハッキリ言わないとダメみたい。
「ウッディ、どうしてそういう言葉しか出ないの?」
さすがに語気が強くなってしまった。
彼もそのただならぬ感じに言葉を失っているようだ。
「私はそんな言い訳とか聞きたいわけじゃないのよ」
「どうして一言、電話が無くてゴメンとか、悪かったとか言ってくださらないの?」
「す、すまない。マチルダ、本当にすまない。電話を掛けなかった事を謝るよ」
「でしょ?まずは最初にその一事を言うべきだわ」
「いや、ホント、その通りだと思うよ...ごめん...」
「わかってくれればイイのよ...。」
「私だって人並みに寂しいとか、恋しいとかそういう感情があるのよ」
「...わかっているよ!あ、いや...わかってれば最初に謝ってるよな...」
「そういう事。でも仕事に一生懸命なあなたの事を好きになったのは私ですしね」
「その辺は仕方ないのかもね」
「あ、あはは...」
「あらっ?!ここは笑うところでなくってよ」
「う”...すまない...」
「うふふ」
ちょっと「薬」が効き過ぎたみたいで、電話から聞こえるウッディの声には遠慮のようなものを感じる。
でもこのくらいは必要な事よ、と自分に言い聞かせる。
「あっ、そうそう。私も配属が決まりそうよ」
「えっ?!本当かい?早いな...」
「やはり戦局は相当厳しいらしいのと、その新造艦とMSを使った大反抗作戦も立案中なんですって」
「そ、そうか...で、君の配属先は?」
「それがね...」
「そ、それがっ?!何?なんだい?!」
「ジャブローみたいよ、ウッディ」
「ほ、本当かい?!それは良かった。また一緒にいられるのか?」
「まあそういう事です。でもあなたは忙しくてきっと会ってる暇なんて無いでしょ?」
再び「口撃」してみる。
「いや~ジャブローかぁ~...良かったなぁ~」
あぁ...もう私の「嫌味」も聞いてない様子...(苦笑)
それだけ喜んでくれるのね。だったら電話ぐらいしてくれればいいのに...。
さっき、私が怒った事も忘れてしまったかのようにハシャぐウッディと、
まるで子供のようにヤキモキしてる自分にも幻滅しつつ、ジャブローに想いを馳せた...。