【現地訪問日:2016/5/2、記事作成日:2016/5/29】
このエントリでは大分県の県道45号 宇目清川線の走行記の続きとして、稲積水中鍾乳洞から県道6号日之影宇目線まで区間について記載しています。旧清川村から稲積水中鍾乳洞の区間については、その1のエントリを参照ください。
大分県道45号宇目清川線の地図(google mapのデータ)
これから稲積水中鍾乳洞より南の“酷道(険道)”区間を走って行きます。
1. 稲積水中鍾乳洞から梅津越まで
稲積水中鍾乳洞から梅津越までの地図
ブログ主はこれからの酷道区間に備えて稲積水中鍾乳洞で休憩を入れていたのですが、10:50頃に再出発。県道45号を南下して梅津越(豊後大野市と佐伯市の境となる峠)に向かって行きます。
24-県道45号を南下
稲積水中鍾乳洞の先にも集落があるので、もうしばらくはふつーに走れる道が続きます。
25-県道688号線(右側)との分岐点
ここは道沿いに進んで行きます。
この先の田んぼ沿いの道で、体調1.5mぐらいはありそうな蛇(アオダイショウ)が道の真ん中で二つ折りで寝そべっていました。こちらから危害を加えない限り襲ってくることはない大人しい性格の蛇だとは判っていますが、それでもいきなり遭遇するとギョっとします。
26-1車線モードに入ってきました
ここから先は人気(ひとけ)の無い山の中に突中していきます。
27-険道モードの幕開けです
車の離合が不能な1車線で道路の中央がひび割れて苔が生えているという、よくある酷道モードに入ってきました。
28-針葉樹の葉っぱが多い道
杉の葉っぱが多い路面です。広葉樹の葉っぱが落ちているよりもまだ走りやすいのですが、油分を含むので注意が必要です。
29-あかん道になってきました
20年前に予備知識なしでこの道に来たときは、1車線の区間が長くなってから「なんかこの道はおかしい」と思い始め、この辺りで「あかん。マジでまずい道に入り込んでしまった…」と急に不安になったことを思い出します。
30-見通しの悪い道
山道ではよくある光景です。
31-カーブと橋を渡っていきます
写真にある赤くて長いものは、「山火事用心」の1文字1枚の幕です。
32-これでも枯葉少なめな路面
酷道区間に入ってきたブログ主ですが、走っていて若干の違和感がありました。それは…
「ぬるいな…」(CV:清川元夢)
ということ。ここでいう“ぬるい”は、酷道の難易度的な話です。思い出補正があるとはいえ、20年前に来たときはもっと酷かったような気がします。
33-木漏れ日の酷道
そして走っている最中にその理由に気付きました。それは
落ちている葉っぱが(これでも)少ないこと。
20年前に走ったときは11月の晩秋の時期で、道を取り囲む木々から枯葉が雨のように降り注ぎ、路面が見えなくなるまで道が葉っぱで埋もれるという恐ろしい状況でした。
そのときと比べると今回は新緑の時期で落ち葉も少なく、まだまだ(酷道マニアが)走る分にはそれ程苦は無い状況でした。
34-林道との分岐点(進行方向反対側向きに撮影)
梅津越林道というところらしいです。
35-峠の頂点の手前
そして梅津越の頂点(標高460m)に到着しました。(11:03頃)
36-下りの開始です
下りになってからも道路環境はあまり変わらないみたいです。
37-佐伯市(旧宇目町)に入ってきました
市境は梅津越の頂点ではなく、ちょっと旧宇目町側に入ったところにありました。
38-久々の県道標識
ここから先、南田原地区が続きます。なお南田原は“みなみたばる”と読みます。(九州では“~原”という地名は、“~ばる”と読むことが多いです)
39-広い道と交差します
そして深い山の中の頂点に近いところで、広い片側1車線の立派な道路と交差します。ここは宇目小国林道で、左に曲がってその先を進むと国道326号線に至ります。
2. 梅津越から県道6号線交点(終点)まで
梅津越から県道6号線までの地図
引き続き県道45号線を下っていきます。
40-下りに入ってからもすてきな道が続きます
41-枯葉で路肩が判らない道
うかつに左に寄ると転落する可能性があるので、真ん中より右側を慎重に走ります。20年前に来たときは路面が完全に枯葉で埋もれていて、どこが路肩なのか全く判らず、肝を冷やした場所になります。
42-真っ直ぐな道
これまでのぐにゃぐにゃな山道からは想像できない真っ直ぐな道が突然現れました。国道157号線の温見ストレート(走行記)を彷彿とさせます。
愛称がないなら、「梅津ストレート」とでも勝手に名付けようかしら。(゜∀゜)
43-この辺りはまだまともな道です
44-民家が見えてきました
こんな山奥にも家がありました。ただし次の民家が見えるのはかなり先になります。
45-二択の分岐点
遠目からはどちらが県道なのか全く判断の付かない、初見殺しのY字型分岐点に到達しました。(11:13頃)
46-正解は左側
よく見ると左側の道にある柱に「↑みやざき 直進10号線」と縦書きで書かれてあります。これがないとマジで判りませんでした。
47-アスファルトから草が生えている道
なんとなく平和な感じがします。
48-旧宇目町南田原地区
市境から南田原地区が続きます。
49-保安林の間を抜けていきます
この辺りの路面はそれ程悪くはありませんでした。
50-またまた路面が悪くなってきました
先程のY字型分岐点を過ぎてからは葉っぱの少ない路面状況が続いていたのですが、再び路面状況が悪くなってきました。
51-両方の路肩があかん道
この辺りはセダン型の普通車がようやく通れるかどうかの狭い1車線で、路肩は崩れかけている上に葉っぱで判りづらい状況になっています。さらに道の真ん中も荒れて苔が生えているため、バイク海苔としては左右どちらかの轍(わだち)の上を走るしかない状況になっています。
52-木が覆い被さってきそうです
20年前にここで枯葉のシャワーを浴びたことを思い出しました。葉っぱはいいですけど、蜘蛛とか毛虫とかが落ちてきたらイヤです。(;´Д`)
53-再び林道の分岐点
さすがにこちらの分岐点は迷いません。
54-山肌側が小川になっています
この辺りは左手の山肌がしっとり濡れていて水がしみ出しており、それが左路肩に集まって小川状態になっていました。
55-洗い越し状態の道
その小川が道を横切っている状態になっています。
56-やめてください、バイクが汚れます (´;ω;`)
大分地方は快晴が数日続いていたため、路面はどこもドライ状態だったのですが、この付近は山からしみ出した水が路面全体を浸した上に、針葉樹・広葉樹の葉っぱがべったりと張り付いています。(;´Д`)
まるで雨上がりの道を走っているようでした。
57-よけはし
小さな橋を渡ります(11:30頃)。
橋の奥にある水色の物体はコミュティバスの「除」というバス停です。この辺りは、“除”と書いて“よけ”と読む地区のようです。バス停があるということは、この付近には人が住む集落があって、バスが通れる道路環境にもなっていることなので、ちょっと安心します。
58-明るい清流沿いの道
気持ちよいところですが、対向車が来ても離合できる場所がありません。バスとか来たらどうしようかと思います。
59-最後の県道標識
ここも南田原地区です。
60-覆い被さりそうな山肌
またもや薄暗くて濡れた路面が出てきました。
61-県道45号の終点に到着しました(11:35)
そして宮崎・大分県道6号日之影宇目線とぶつかります。
右に進むと木浦鉱山や杉ヶ越という県境の峠を越えて、宮崎県の日之影町に至ります。
62-来た道を振り返ります
オレンジ色のカーブミラーがあるところが来た道です。長渕川沿いの山の中に入っていく感じです。
3. おまけ: ととろに寄ってみる
県道6号線合流点から国道326号までの地図
時間があれば20年前と同じく日之影方面に行ってみたいところでしたが、今回は夕方までに実家に戻らなければならないこともあり、国道326号方面に進みます。
63-県道6号線を国道326号方面へ
先程の合流点から左側に進んで行きます。
「がまぱっくん散歩中!」という可愛らしい注意看板が出ていますが、いきなり大きなガマガエルと出くわすと多分ビビると思います。
64-ととろ分岐点
ここを左に曲がって、轟と書いて“ととろ”と読む地区に向かいます。ととろというと、思い浮かべるのはアレですね。
65-ととろバス停
先程の分岐点から1kmちょっと走ったところに、ととろバス停があります。(11:45頃到着)
66-ととろバス停の待合室の中
待合室の中には、トトロとメイちゃんとサツキちゃん(いずれも目が点)がいます。
67-小トトロとメイちゃん
バス停から道を挟んだ小さな橋の近くにも、小トトロとメイちゃんがいます。
ちなみにこのととろ地区自体はアニメ映画“となりのトトロ”とは(名前が同じこと以外に)直接の関連性はなく、映画が公開されてから数年以上後に誰かがトトロ関係のパネルを“勝手に”置いて行ったのが口コミやローカルニュース等で取り上げられて以降、密かな観光地になったという経緯があります。
ジブリの許可を取っているのか非常に気になります。(←無粋&余計なお世話)
68-近くのお店に立ち寄ります(お花が綺麗です)
ととろバス停の近くには駐車スペースがあり、ここにバイクを止めて小高い場所にあるカフェ&レストランと雑貨屋のある場所に上がります。
69-昔の郵便ポスト
味のある風景です。ちなみに掲示板のようなものは、上にあるカフェ&レストランのメニューが書かれています。
メニューはパスタ・ピザ・リゾットといった定番ものの他、野生鹿肉のハヤシライス(オーナー捕獲の鹿)、猪丼(オーナー捕獲の猪)といったものまで用意されています。
70-デザート
ブログ主はパスタコース(和風パスタ+サラダ+デザート+ドリンクで1300円なり)をいただきます。どれもなかなかの美味でございました。
またここのご主人様はバイク海苔で、バイクで来たことを伝えるとドリンクを1杯サービスしてもらえるようです。ブログ主は抹茶ラテ(写真の右上)をいただきました。(´∀`)
ちなみにここのご主人様は狩猟で山の中に入ることを想定して250ccのオフロード車を購入したものの、捕った獲物を持ち帰ることを考えると軽トラでしか猟に行けないことに後から気づいてしまい(笑)、新しいバイクに乗り換えたいのだけど金欠で買えない状況とのこと。(´・ω・`)
もし近くを通りかかる予定のあるバイク海苔の人は、是非立ち寄って飯食ったり、コーヒー1杯でも注文して応援してあげてください。
<お店情報>
店名: Ryuo (リュオ)
住所: 〒879-3302 大分県佐伯市宇目南田原 ととろ
電話: 0972-54-3503
URL : http://www.saiki.tv/~yano0308w/index.html
71-国道326号線との合流点
その後ブログ主はお店を12:40頃に出発し、県道6号線の起点である国道326号線に着きます。
この国道326号はかつては川沿い1車線の強烈酷道だったのですが、1998年頃に全線改良されてからはどの車もひたすら70km/hぐらいで飛ばすような超快走路に生まれ変わり、大分~宮崎間のメインルートを国道10号線から奪い取ったところでもあります。
走っていて気持ちよいところですし、道沿いにある宇目の唄げんか大橋や北川沿いの荒々しい源流の風景は目を見張るものがありますので、もしツーリングコースを検討されている方にはお勧めの区間でもあります。(ただしスピード違反の取締注意!)
72-ととろ入口交差点
なお、この交差点の名前は「ととろ入口」となっています。
この後はブログ主はここからちょっと北上した地点から横道に入り、前述の宇目小国林道を走って緒方町の原尻の滝に向かいます。
そして今回20年ぶりに訪れた県道45号を走った感想として
・(道路環境が酷いという意味で)変わってなくて安心した。(゜∀゜)
・でも今日の状態なら星5つは付けられないな~。せめて星4つかな。
などと、通ぶったことを思いながら先に進んで行きます。しかしその後に走る県道41号大分大野線が文句なしで星5つが付けられるような強烈酷道(険道)だということは、この時点では想定していないのでした。
~県道41号大分大野線の走行記に続く~
4. 最後に
これから県道45号宇目清川線を走ろうとしていている人への助言です。
<乗用車で通ろうとしている人へ>
・セダンタイプも普通車はぎりぎり通れると思いますが、幅員が狭いので軽自動車やコンパクトカー以外は来ない方が無難です。
・もし対向車と遭遇した場合に、路肩の崩れた狭い1車線道路をバックして戻れるだけの技量が無い人は来てはいけません。
・南側から稲積水中鍾乳洞に行く場合は、県道45号は使わずに、無理せず国道326号の方を通りましょう。多少遠回りをしてでもこの道を避ける価値はあります。
<酷道マニアの人へ>
・落ちたら死ぬようなヤバイところではないので、枯葉シーズン以外はふつーに路面状態の悪い酷道(険道)だと思います。
・ただし枯葉の舞う時期はかなりシビれる道になりますので、覚悟した上でお越し下さい。(゜∀゜)
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このエントリでは大分県の県道45号 宇目清川線の走行記の続きとして、稲積水中鍾乳洞から県道6号日之影宇目線まで区間について記載しています。旧清川村から稲積水中鍾乳洞の区間については、その1のエントリを参照ください。
大分県道45号宇目清川線の地図(google mapのデータ)
これから稲積水中鍾乳洞より南の“酷道(険道)”区間を走って行きます。
1. 稲積水中鍾乳洞から梅津越まで
稲積水中鍾乳洞から梅津越までの地図
ブログ主はこれからの酷道区間に備えて稲積水中鍾乳洞で休憩を入れていたのですが、10:50頃に再出発。県道45号を南下して梅津越(豊後大野市と佐伯市の境となる峠)に向かって行きます。
24-県道45号を南下
稲積水中鍾乳洞の先にも集落があるので、もうしばらくはふつーに走れる道が続きます。
25-県道688号線(右側)との分岐点
ここは道沿いに進んで行きます。
この先の田んぼ沿いの道で、体調1.5mぐらいはありそうな蛇(アオダイショウ)が道の真ん中で二つ折りで寝そべっていました。こちらから危害を加えない限り襲ってくることはない大人しい性格の蛇だとは判っていますが、それでもいきなり遭遇するとギョっとします。
26-1車線モードに入ってきました
ここから先は人気(ひとけ)の無い山の中に突中していきます。
27-険道モードの幕開けです
車の離合が不能な1車線で道路の中央がひび割れて苔が生えているという、よくある酷道モードに入ってきました。
28-針葉樹の葉っぱが多い道
杉の葉っぱが多い路面です。広葉樹の葉っぱが落ちているよりもまだ走りやすいのですが、油分を含むので注意が必要です。
29-あかん道になってきました
20年前に予備知識なしでこの道に来たときは、1車線の区間が長くなってから「なんかこの道はおかしい」と思い始め、この辺りで「あかん。マジでまずい道に入り込んでしまった…」と急に不安になったことを思い出します。
30-見通しの悪い道
山道ではよくある光景です。
31-カーブと橋を渡っていきます
写真にある赤くて長いものは、「山火事用心」の1文字1枚の幕です。
32-これでも枯葉少なめな路面
酷道区間に入ってきたブログ主ですが、走っていて若干の違和感がありました。それは…
「ぬるいな…」(CV:清川元夢)
ということ。ここでいう“ぬるい”は、酷道の難易度的な話です。思い出補正があるとはいえ、20年前に来たときはもっと酷かったような気がします。
33-木漏れ日の酷道
そして走っている最中にその理由に気付きました。それは
落ちている葉っぱが(これでも)少ないこと。
20年前に走ったときは11月の晩秋の時期で、道を取り囲む木々から枯葉が雨のように降り注ぎ、路面が見えなくなるまで道が葉っぱで埋もれるという恐ろしい状況でした。
そのときと比べると今回は新緑の時期で落ち葉も少なく、まだまだ(酷道マニアが)走る分にはそれ程苦は無い状況でした。
34-林道との分岐点(進行方向反対側向きに撮影)
梅津越林道というところらしいです。
35-峠の頂点の手前
そして梅津越の頂点(標高460m)に到着しました。(11:03頃)
36-下りの開始です
下りになってからも道路環境はあまり変わらないみたいです。
37-佐伯市(旧宇目町)に入ってきました
市境は梅津越の頂点ではなく、ちょっと旧宇目町側に入ったところにありました。
38-久々の県道標識
ここから先、南田原地区が続きます。なお南田原は“みなみたばる”と読みます。(九州では“~原”という地名は、“~ばる”と読むことが多いです)
39-広い道と交差します
そして深い山の中の頂点に近いところで、広い片側1車線の立派な道路と交差します。ここは宇目小国林道で、左に曲がってその先を進むと国道326号線に至ります。
2. 梅津越から県道6号線交点(終点)まで
梅津越から県道6号線までの地図
引き続き県道45号線を下っていきます。
40-下りに入ってからもすてきな道が続きます
41-枯葉で路肩が判らない道
うかつに左に寄ると転落する可能性があるので、真ん中より右側を慎重に走ります。20年前に来たときは路面が完全に枯葉で埋もれていて、どこが路肩なのか全く判らず、肝を冷やした場所になります。
42-真っ直ぐな道
これまでのぐにゃぐにゃな山道からは想像できない真っ直ぐな道が突然現れました。国道157号線の温見ストレート(走行記)を彷彿とさせます。
愛称がないなら、「梅津ストレート」とでも勝手に名付けようかしら。(゜∀゜)
43-この辺りはまだまともな道です
44-民家が見えてきました
こんな山奥にも家がありました。ただし次の民家が見えるのはかなり先になります。
45-二択の分岐点
遠目からはどちらが県道なのか全く判断の付かない、初見殺しのY字型分岐点に到達しました。(11:13頃)
46-正解は左側
よく見ると左側の道にある柱に「↑みやざき 直進10号線」と縦書きで書かれてあります。これがないとマジで判りませんでした。
47-アスファルトから草が生えている道
なんとなく平和な感じがします。
48-旧宇目町南田原地区
市境から南田原地区が続きます。
49-保安林の間を抜けていきます
この辺りの路面はそれ程悪くはありませんでした。
50-またまた路面が悪くなってきました
先程のY字型分岐点を過ぎてからは葉っぱの少ない路面状況が続いていたのですが、再び路面状況が悪くなってきました。
51-両方の路肩があかん道
この辺りはセダン型の普通車がようやく通れるかどうかの狭い1車線で、路肩は崩れかけている上に葉っぱで判りづらい状況になっています。さらに道の真ん中も荒れて苔が生えているため、バイク海苔としては左右どちらかの轍(わだち)の上を走るしかない状況になっています。
52-木が覆い被さってきそうです
20年前にここで枯葉のシャワーを浴びたことを思い出しました。葉っぱはいいですけど、蜘蛛とか毛虫とかが落ちてきたらイヤです。(;´Д`)
53-再び林道の分岐点
さすがにこちらの分岐点は迷いません。
54-山肌側が小川になっています
この辺りは左手の山肌がしっとり濡れていて水がしみ出しており、それが左路肩に集まって小川状態になっていました。
55-洗い越し状態の道
その小川が道を横切っている状態になっています。
56-やめてください、バイクが汚れます (´;ω;`)
大分地方は快晴が数日続いていたため、路面はどこもドライ状態だったのですが、この付近は山からしみ出した水が路面全体を浸した上に、針葉樹・広葉樹の葉っぱがべったりと張り付いています。(;´Д`)
まるで雨上がりの道を走っているようでした。
57-よけはし
小さな橋を渡ります(11:30頃)。
橋の奥にある水色の物体はコミュティバスの「除」というバス停です。この辺りは、“除”と書いて“よけ”と読む地区のようです。バス停があるということは、この付近には人が住む集落があって、バスが通れる道路環境にもなっていることなので、ちょっと安心します。
58-明るい清流沿いの道
気持ちよいところですが、対向車が来ても離合できる場所がありません。バスとか来たらどうしようかと思います。
59-最後の県道標識
ここも南田原地区です。
60-覆い被さりそうな山肌
またもや薄暗くて濡れた路面が出てきました。
61-県道45号の終点に到着しました(11:35)
そして宮崎・大分県道6号日之影宇目線とぶつかります。
右に進むと木浦鉱山や杉ヶ越という県境の峠を越えて、宮崎県の日之影町に至ります。
62-来た道を振り返ります
オレンジ色のカーブミラーがあるところが来た道です。長渕川沿いの山の中に入っていく感じです。
3. おまけ: ととろに寄ってみる
県道6号線合流点から国道326号までの地図
時間があれば20年前と同じく日之影方面に行ってみたいところでしたが、今回は夕方までに実家に戻らなければならないこともあり、国道326号方面に進みます。
63-県道6号線を国道326号方面へ
先程の合流点から左側に進んで行きます。
「がまぱっくん散歩中!」という可愛らしい注意看板が出ていますが、いきなり大きなガマガエルと出くわすと多分ビビると思います。
64-ととろ分岐点
ここを左に曲がって、轟と書いて“ととろ”と読む地区に向かいます。ととろというと、思い浮かべるのはアレですね。
65-ととろバス停
先程の分岐点から1kmちょっと走ったところに、ととろバス停があります。(11:45頃到着)
66-ととろバス停の待合室の中
待合室の中には、トトロとメイちゃんとサツキちゃん(いずれも目が点)がいます。
67-小トトロとメイちゃん
バス停から道を挟んだ小さな橋の近くにも、小トトロとメイちゃんがいます。
ちなみにこのととろ地区自体はアニメ映画“となりのトトロ”とは(名前が同じこと以外に)直接の関連性はなく、映画が公開されてから数年以上後に誰かがトトロ関係のパネルを“勝手に”置いて行ったのが口コミやローカルニュース等で取り上げられて以降、密かな観光地になったという経緯があります。
ジブリの許可を取っているのか非常に気になります。(←無粋&余計なお世話)
68-近くのお店に立ち寄ります(お花が綺麗です)
ととろバス停の近くには駐車スペースがあり、ここにバイクを止めて小高い場所にあるカフェ&レストランと雑貨屋のある場所に上がります。
69-昔の郵便ポスト
味のある風景です。ちなみに掲示板のようなものは、上にあるカフェ&レストランのメニューが書かれています。
メニューはパスタ・ピザ・リゾットといった定番ものの他、野生鹿肉のハヤシライス(オーナー捕獲の鹿)、猪丼(オーナー捕獲の猪)といったものまで用意されています。
70-デザート
ブログ主はパスタコース(和風パスタ+サラダ+デザート+ドリンクで1300円なり)をいただきます。どれもなかなかの美味でございました。
またここのご主人様はバイク海苔で、バイクで来たことを伝えるとドリンクを1杯サービスしてもらえるようです。ブログ主は抹茶ラテ(写真の右上)をいただきました。(´∀`)
ちなみにここのご主人様は狩猟で山の中に入ることを想定して250ccのオフロード車を購入したものの、捕った獲物を持ち帰ることを考えると軽トラでしか猟に行けないことに後から気づいてしまい(笑)、新しいバイクに乗り換えたいのだけど金欠で買えない状況とのこと。(´・ω・`)
もし近くを通りかかる予定のあるバイク海苔の人は、是非立ち寄って飯食ったり、コーヒー1杯でも注文して応援してあげてください。
<お店情報>
店名: Ryuo (リュオ)
住所: 〒879-3302 大分県佐伯市宇目南田原 ととろ
電話: 0972-54-3503
URL : http://www.saiki.tv/~yano0308w/index.html
71-国道326号線との合流点
その後ブログ主はお店を12:40頃に出発し、県道6号線の起点である国道326号線に着きます。
この国道326号はかつては川沿い1車線の強烈酷道だったのですが、1998年頃に全線改良されてからはどの車もひたすら70km/hぐらいで飛ばすような超快走路に生まれ変わり、大分~宮崎間のメインルートを国道10号線から奪い取ったところでもあります。
走っていて気持ちよいところですし、道沿いにある宇目の唄げんか大橋や北川沿いの荒々しい源流の風景は目を見張るものがありますので、もしツーリングコースを検討されている方にはお勧めの区間でもあります。(ただしスピード違反の取締注意!)
72-ととろ入口交差点
なお、この交差点の名前は「ととろ入口」となっています。
この後はブログ主はここからちょっと北上した地点から横道に入り、前述の宇目小国林道を走って緒方町の原尻の滝に向かいます。
そして今回20年ぶりに訪れた県道45号を走った感想として
・(道路環境が酷いという意味で)変わってなくて安心した。(゜∀゜)
・でも今日の状態なら星5つは付けられないな~。せめて星4つかな。
などと、通ぶったことを思いながら先に進んで行きます。しかしその後に走る県道41号大分大野線が文句なしで星5つが付けられるような強烈酷道(険道)だということは、この時点では想定していないのでした。
~県道41号大分大野線の走行記に続く~
4. 最後に
これから県道45号宇目清川線を走ろうとしていている人への助言です。
<乗用車で通ろうとしている人へ>
・セダンタイプも普通車はぎりぎり通れると思いますが、幅員が狭いので軽自動車やコンパクトカー以外は来ない方が無難です。
・もし対向車と遭遇した場合に、路肩の崩れた狭い1車線道路をバックして戻れるだけの技量が無い人は来てはいけません。
・南側から稲積水中鍾乳洞に行く場合は、県道45号は使わずに、無理せず国道326号の方を通りましょう。多少遠回りをしてでもこの道を避ける価値はあります。
<酷道マニアの人へ>
・落ちたら死ぬようなヤバイところではないので、枯葉シーズン以外はふつーに路面状態の悪い酷道(険道)だと思います。
・ただし枯葉の舞う時期はかなりシビれる道になりますので、覚悟した上でお越し下さい。(゜∀゜)
・2016年ゴールデンウィークのバイク旅行・インデックスページに戻る
通過時間帯は深夜から早朝にかけてです。
街灯の一切ないこの道、自転車で走り抜けるには難易度高そうですね。
暗い時間帯に稲積水中鍾乳洞以南を自転車で走行されるのですか?
狭くて暗くてガードレールも無く、枯葉で滑りやすい道路環境なので、相当に危ないと思われます。
個人的には「止めとけ」と声をかけたくなります…
走られる際は、くれぐれもお気を付けて!
酷道45号線すばらしいところでしょ。
(旧宇目町葛葉から梅津超え久部)実は私の通学路であります。この道は、私が小学校高学年のころに開通した道路です。当時は舗装もされておらず、酷い道でした。
自転車で走る方もいらっしゃるんですか?
実に楽しそうですね。
舗装前のこの道が通学路だったなんて、すごく大変だったんじゃないかと思います…
舗装されたのは何年頃でしょうか?
舗装道になったのはいつごろでしょう???
ごめんなさい、私も分からないです。
私の故郷をブログへアップして頂いたこと、嬉しく思います。有難うございます。
故郷は何回見てもいいですよね。
50年前に開通したということは、昔から存在する街道ではなかったんですね!
大分は私にとっても故郷ですので、機会があれば追記していきたいと思います。
ただ、一部(写真31辺りから44辺りまで)の区間に道路がなく、この区間の開通が50年前ということです。
説明が解りづらくて、すみません。
梅津越前後が開通したのが50年前なんですね。
結構深い山ですけど、しっかりした道路ができる前から街道だったというのも驚きです!